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Ⅲ-12 燃 料 体 等 の 取 扱 施 設 及 び 貯 蔵 施 設 ( 第 16 条 関 係 )
御 意 見 の 概 要
‣ 玄 海 原 発 では 現 在 核 燃 料 プールに 核 燃 料 が 貯 蔵 されていますが、
その 保 管 方 法 に 大 きな 危 惧 を 寄 せます。それは、 現 実 に 地 震 が 起
きた 時 に 果 たして 負 の 影 響 はどれ 程 だろうかと、 誰 にも 予 測 不 可
能 なその 不 安 定 さと 不 確 定 さからです。まして、 九 電 は 核 燃 料 の
ラック 数 を 数 十 パーセント 間 隔 を 詰 め、 貯 蔵 量 を 2 倍 にするリラ
ッキングを 申 請 しています。このような 押 し 込 め 状 態 は、 科 学 技
術 としての 設 計 上 では 問 題 がみえず、しかし 現 実 的 には 非 常 に 危
険 です。 検 討 中 とされる 乾 式 貯 蔵 施 設 にしても、その 段 階 にすす
める 前 に、まずはプールで 冷 やさなければプロセスを 進 める 事 が
できません。 常 にプールすること、 又 リラッキングの 危 険 性 とが
存 在 することに 気 が 付 かなくてはなりません。 乾 式 貯 蔵 施 設 に 使
用 済 み 核 燃 料 を 収 容 する 金 属 キャスクの 耐 用 年 数 は 50 年 程 度 と
されており、その 後 の 安 全 性 は 誰 がいったい 管 理 保 障 ができるの
でしょうか。 全 く 見 通 せない 放 射 能 の 危 険 性 との 併 存 です。 原 発
災 害 事 故 がひとたび 起 こればこのような 放 射 能 の 危 険 性 がすで
に 明 らかに 分 っている 福 島 第 一 原 発 事 故 の 過 酷 さに 反 して、 玄 海
原 発 運 転 を 認 める 事 はできません。そしてこの 審 査 書 の 評 価 が 正
しいとは 思 えません。
考 え 方
‣ 使 用 済 燃 料 貯 蔵 槽 は、 異 常 の 発 生 を 防 止 する 対 策 や 仮 に 水 位 が 低
下 しても 給 水 することで 異 常 の 拡 大 を 防 止 する 対 策 が 講 じられ
ています。 加 えて、 新 規 制 基 準 では、 水 が 漏 えいした 場 合 でも 燃
料 の 損 傷 を 防 止 する 対 策 の 整 備 を 要 求 しています。さらに、 大 量
に 水 が 漏 えいし、 水 位 が 異 常 に 低 下 した 場 合 においても、 燃 料 の
著 しい 損 傷 の 進 行 を 緩 和 するとともに、 臨 界 を 防 止 するための 対
策 を 要 求 しています。 審 査 では、それぞれの 対 策 の 有 効 性 につい
て、 審 査 しました。
なお、 平 成 22 年 2 月 8 日 になされた3 号 炉 の 使 用 済 燃 料 の 貯
蔵 設 備 の 貯 蔵 能 力 の 変 更 等 に 係 る 設 置 変 更 許 可 申 請 については、
本 審 査 の 対 象 ではありません。
Ⅲ-15 保 安 電 源 設 備 ( 第 33 条 関 係 )
御 意 見 の 概 要
‣ P117 < 非 常 用 ディーゼル 発 電 機 について>・ 燃 料 油 貯 油 槽 と 燃 料
油 貯 蔵 タンク 間 はタンクローリにて 運 ぶとのことだが、タンクロ
ーリの 運 転 に 関 わる 要 員 および、タンクローリ 自 体 の 信 頼 性 は 確
保 できるのか。( 運 転 ミス、 車 両 故 障 等 ) ・ 輸 送 手 段 を 必 ず 1 手
考 え 方
‣ タンクローリを 使 用 する 際 には、 必 要 な 危 険 物 取 扱 者 ( 乙 種 ) 免
許 所 持 者 、 大 型 自 動 車 免 許 所 持 者 等 の 有 資 格 者 及 び 必 要 な 輸 送 作
業 者 を 確 保 するとともに、ディーゼル 発 電 機 の 連 続 運 転 に 支 障 が
ないよう、 燃 料 の 輸 送 に 係 る 要 員 の 確 保 を 含 む 手 順 を 予 め 定 めて
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