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各 項 目 についての 審 査 内 容 は 以 下 のとおり。
1. 地 盤 の 変 位
第 38 条 において 準 じて 適 用 する 解 釈 別 記 1は、 重 大 事 故 等 対 処 施 設 ( 常 設 耐
震 重 要 重 大 事 故 防 止 設 備 又 は 常 設 重 大 事 故 緩 和 設 備 が 設 置 されるものに 限 る。 以
下 この 項 において 同 じ。)を 将 来 活 動 する 可 能 性 のある 断 層 等 の 露 頭 が 無 いこと
を 確 認 した 地 盤 に 設 置 することを 要 求 している。
申 請 者 は、 重 大 事 故 等 対 処 施 設 を 設 置 する 地 盤 における 断 層 の 活 動 性 評 価 につ
いて、 敷 地 及 び 敷 地 近 傍 における 変 動 地 形 学 的 調 査 及 び 地 表 地 質 調 査 の 結 果 並 び
に 断 層 の 性 状 及 び 上 載 地 層 の 年 代 に 着 目 した 手 法 による 検 討 結 果 を 以 下 のとお
りとしている。
(1) 緊 急 時 対 策 棟 、 取 水 口 及 び 取 水 管 路 設 置 位 置 には、ボーリング 調 査 から、
f-90 断 層 、f-91 断 層 、f-102 断 層 、f-113 断 層 、f-11
4 断 層 、f-119 断 層 及 びf-120 断 層 が 認 められる。
(2)f-102 断 層 は「Ⅲ-2 設 計 基 準 対 象 施 設 の 地 盤 ( 第 3 条 関 係 )1.
地 盤 の 変 位 」に 示 す、「 佐 世 保 層 群 の 層 理 に 走 向 がほぼ 平 行 な 断 層 」に 該 当 す
ることから、 将 来 活 動 する 可 能 性 のある 断 層 等 ではないと 評 価 した。
(3)f-90 断 層 、f-91 断 層 、f-113 断 層 、f-114 断 層 、f-1
19 断 層 及 びf-120 断 層 は、「 佐 世 保 層 群 に 貫 入 した 玢 岩 に 沿 う 断 層 及
び 玢 岩 脈 と 同 系 統 の 断 層 」に 該 当 し、 当 該 断 層 は、 局 所 的 かつ 小 規 模 なもの
であり、トレンチ 調 査 の 結 果 、 岩 脈 ( 玢 岩 )は 東 松 浦 玄 武 岩 類 に 覆 われ、 岩
脈 ( 玢 岩 )の 貫 入 時 期 は、 佐 世 保 層 群 の 堆 積 後 から 新 第 三 紀 鮮 新 世 の 東 松 浦
玄 武 岩 類 の 噴 出 前 の 間 であることから、 当 該 断 層 の 生 成 時 期 及 び 活 動 時 期 も
佐 世 保 層 群 の 堆 積 後 から 新 第 三 紀 鮮 新 世 の 東 松 浦 玄 武 岩 類 の 噴 出 前 の 間 と
判 断 される。このことから、これらの 断 層 は、 将 来 活 動 する 可 能 性 のある 断
層 等 はないと 評 価 した。
(4) 大 容 量 空 冷 式 発 電 機 エリア 基 礎 、 大 容 量 空 冷 式 発 電 機 用 タンク 基 礎 及 び 代
替 緊 急 時 対 策 所 設 置 位 置 には、ボーリング 調 査 の 結 果 、 断 層 は 認 められない。
規 制 委 員 会 は、 申 請 者 が 行 った 重 大 事 故 等 対 処 施 設 を 設 置 する 地 盤 における 断
層 の 活 動 性 評 価 手 法 等 が 適 切 であり、 重 大 事 故 等 対 処 施 設 設 置 位 置 に 分 布 する 断
層 は、 将 来 活 動 する 可 能 性 のある 断 層 等 に 該 当 せず、 解 釈 別 記 1の 規 定 に 適 合 し
ていること 及 び 地 質 ガイドを 踏 まえていることを 確 認 した。
2. 地 盤 の 支 持
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