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Ⅳ-1.2 有 効 性 評 価 の 結 果<br />

Ⅳ-1.2.1 炉 心 損 傷 防 止 対 策<br />

Ⅳ-1.2.1.2 全 交 流 動 力 電 源 喪 失<br />

御 意 見 の 概 要<br />

るため、 閉 止 失 敗 を 想 定 し、 窒 素 ガスが1 次 系 内 に 入 った 場 合 の<br />

評 価 を 行 うべきである。なお、 他 の PWR プラントについての 同 様<br />

の 意 見 に 対 する 規 制 委 員 会 としての「 考 え 方 」では、「 申 請 書 ( 添<br />

付 書 類 十 「7.1.2 全 交 流 動 力 電 源 喪 失 」)にあるとおり、 本 操 作 は、<br />

空 冷 式 非 常 用 発 電 装 置 により 代 替 交 流 動 力 電 源 を 確 保 した 後 、ア<br />

キュムレータ 出 口 弁 の 閉 止 操 作 が 必 要 なタイミングに 変 動 があっ<br />

たとしても、 専 任 の 運 転 員 が 中 央 制 御 室 にて 閉 止 操 作 を 実 施 する<br />

ことから、この 変 動 に 対 応 が 可 能 であり、 対 策 の 実 施 に 与 える 影<br />

響 がないことを 確 認 しています。」( 関 西 電 力 株 式 会 社 美 浜 発 電 所<br />

3 号 炉 の 審 査 書 案 に 対 する 意 見 募 集 の 結 果 等 及 び 発 電 用 原 子 炉 設<br />

置 変 更 許 可 について( 案 )、 平 成 28 年 10 月 5 日 原 子 力 規 制 委 員<br />

会 )と 述 べられているが、 本 意 見 は、 蓄 圧 タンク 出 口 弁 の 閉 止 操<br />

作 の「タイミング」を 問 題 にしているのではなく、 弁 閉 止 失 敗 を<br />

考 慮 すべきであり、1 次 冷 却 系 に 窒 素 が 流 入 した 場 合 の 影 響 を 評<br />

価 すべきではないか、ということである。 規 制 委 員 会 としての 考<br />

え 方 を 提 示 されたい。<br />

考 え 方<br />

ることから、 評 価 において 弁 閉 止 失 敗 を 考 慮 する 必 要 はないと 判 断<br />

しています。<br />

また、 窒 素 ガス 流 入 により 2 次 系 による 除 熱 機 能 が 喪 失 したと 仮<br />

定 しても、1 次 系 を 減 温 、 減 圧 するための 手 段 として、B 充 てんポ<br />

ンプ( 自 己 冷 却 )によるフィードアンドブリードを 実 施 することが<br />

可 能 です。なお、1 次 系 に 窒 素 ガスが 流 入 した 場 合 を 模 擬 し、 非 凝<br />

縮 ガス 存 在 下 での 蒸 気 発 生 器 伝 熱 管 内 自 然 循 環 除 熱 特 性 に 関 する<br />

試 験 がメーカーにより 行 われており、 一 定 量 の 窒 素 ガスが 1 次 系 に<br />

注 入 されたとしても 自 然 循 環 が 維 持 されることが 示 されています。<br />

Ⅳ-1.2.1.5 原 子 炉 停 止 機 能 喪 失<br />

御 意 見 の 概 要<br />

‣ 1 次 冷 却 材 すなわち 減 速 材 の 温 度 上 昇 、 減 速 材 の 密 度 低 下 、 減 速<br />

能 力 の 低 下 、 反 応 度 および 燃 料 の 出 力 の 低 下 という 自 己 制 御 性 に<br />

期 待 していますが、 制 御 的 な 振 動 、 発 散 が 発 生 しないことを 確 認<br />

されているのでしょうか?また、 振 動 、 発 散 せず 最 終 的 に 落 ち 着<br />

くのであれば、どの 程 度 の 時 間 でおよそ 何 ℃に 落 ち 着 くのでしょ<br />

考 え 方<br />

‣ 「 制 御 的 な 振 動 、 発 散 」の 意 味 するところが 必 ずしも 明 らかではあり<br />

ませんが、 本 重 要 事 故 シーケンス 中 の 原 子 炉 出 力 は、 減 速 材 温 度 上<br />

昇 による 負 のフィードバック 効 果 により、 発 散 、 振 動 せずに 低 下 し<br />

ていくことを 確 認 しています。<br />

長 期 的 な 対 策 としては、 化 学 体 積 制 御 設 備 を 用 いたほう 酸 水 の 炉<br />

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