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Ⅳ-4.12 発 電 所 外 への 放 射 性 物 質 の 拡 散 を 抑 制 するための 設 備 及 び 手 順 等 ( 第 55 条 及 び 重 大 事 故 等 防 止 技 術 的 能 力 基 準 1.12 関
係 )
御 意 見 の 概 要
より、 液 体 状 の 高 濃 度 汚 染 水 の 形 状 で 放 射 能 が 放 出 される 場 合 も
想 定 すべきであり、 格 納 容 器 下 部 の 破 損 による 原 子 炉 冷 却 水 の 流
出 と、それが 汚 染 水 という 形 で、 施 設 外 への 放 射 性 物 質 の 異 常 な
水 準 の 放 出 をもたらす 事 態 について 対 策 はなく、 適 合 性 審 査 で 検
討 もされていません。シルトフェンスは、これは 放 水 砲 の 水 の 拡
散 防 止 対 策 であり、 溶 融 炉 心 の 冷 却 水 を 起 源 とする 高 濃 度 汚 染 水
の 拡 散 を 防 ぐことはできません。 高 濃 度 汚 染 水 の 形 状 での 放 射 性
物 質 の 拡 散 を 抑 制 する 設 備 が 設 置 されていない 以 上 、 申 請 を 許 可
すべきではありません。
考 え 方
‣ 汚 染 水 事 故 防 止 対 策 について、シルトフェンスでは 防 止 できませ
ん。 格 納 容 器 が 破 損 した 場 合 でも、 放 射 能 の 大 量 の 拡 散 を 防 止 す
る 策 を 講 ずるよう 要 求 する 新 規 制 基 準 に 違 反 します。
‣ 同 上
Ⅳ-4.14 電 源 設 備 及 び 電 源 の 確 保 に 関 する 手 順 等 ( 第 57 条 及 び 重 大 事 故 等 防 止 技 術 的 能 力 基 準 1.14 関 係 )
御 意 見 の 概 要
‣ 対 策 案 では、 非 常 用 直 流 母 線 により 給 電 できない 場 合 は、 可 搬 用
代 替 電 源 ケーブルで 職 員 が 繋 ぎこむ 手 順 になっているのは 評 価 す
るが、 果 たして 放 射 能 汚 染 された 環 境 下 ( 建 屋 内 なので 照 明 なし
の 暗 闇 の 中 )で、 長 時 間 作 業 できるか 疑 問 であり 更 に 危 険 を 増 す。
考 え 方
‣ 他 号 炉 からの 電 力 融 通 により 代 替 電 源 ( 交 流 )からの 給 電 等 を 実 施
するため、 予 備 ケーブル( 号 炉 間 電 力 融 通 用 )を 接 続 する 際 には、
作 業 員 はヘッドライト・ 懐 中 電 灯 等 を 携 行 するとともに、 炉 心 損 傷
時 は 防 護 具 を 着 用 することとしており、 作 業 環 境 に 適 切 に 対 応 でき
ることを 確 認 しています。
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