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申 請 者 は、 全 交 流 動 力 電 源 又 は 原 子 炉 補 機 冷 却 機 能 が 喪 失 した 場 合 において、
原 子 炉 格 納 容 器 の 圧 力 及 び 温 度 を 低 下 させるための 機 能 を 回 復 させる 設 備 ( 表
Ⅳ-4.7-1 参 照 。)を 用 いた 主 な 手 順 等 は 以 下 のとおりとしている。
1 原 子 炉 格 納 容 器 圧 力 が 最 高 使 用 圧 力 (392kPa[gage]) 以 上 であり、 常 設
電 動 注 入 ポンプの 故 障 等 により 原 子 炉 格 納 容 器 への 注 水 ができない 場 合
であって、 燃 料 取 替 用 水 タンクの 水 位 が 確 保 されている 場 合 には、B 格 納
容 器 スプレイポンプ( 自 己 冷 却 )による 代 替 格 納 容 器 スプレイに 着 手 する。
この 手 順 では、 系 統 構 成 、B 格 納 容 器 スプレイポンプ( 自 己 冷 却 )の 起 動
及 び 運 転 、 原 子 炉 格 納 容 器 への 注 水 を 計 5 名 により 約 40 分 で 実 施 する。
2 B 格 納 容 器 スプレイポンプ( 自 己 冷 却 )の 故 障 等 により 原 子 炉 格 納 容 器
への 注 水 ができない 場 合 であって 原 水 タンクの 水 位 が 確 保 されている 場
合 には、ディーゼル 消 火 ポンプ 等 による 代 替 格 納 容 器 スプレイに 着 手 する。
この 手 順 では、 系 統 構 成 、ディーゼル 消 火 ポンプ 等 の 起 動 及 び 運 転 、 原 子
炉 格 納 容 器 への 注 水 を 計 2 名 により、 約 25 分 で 実 施 する。
規 制 委 員 会 は、 申 請 者 の 計 画 が 上 記 の 追 加 対 策 によって、 重 大 事 故 等 への 対 処
がより 確 実 に 実 施 される 方 針 であることを 確 認 した。
表 Ⅳ-4.7-1 申 請 者 が 多 様 性 拡 張 設 備 に 位 置 付 けた 理 由
設 備 名
申 請 者 が 多 様 性 拡 張 設 備 に 位 置 付 けた 理 由
電 動 消 火 ポ ン 消 火 を 目 的 としており、 重 大 事 故 等 対 処 設 備 に 要 求 される 信
プ、ディーゼル 頼 性 は 十 分 ではないものの、 格 納 容 器 スプレイの 代 替 手 段 と
消 火 ポンプ 等 なり 得 る。
可 搬 型 ディーゼ 系 統 構 成 に 時 間 を 要 するものの、 水 源 を 特 定 せず 原 子 炉 格 納
ル 注 入 ポンプ 等 容 器 への 注 水 に 使 用 できる 設 備 となり 得 る。
B 格 納 容 器 スプ 系 統 構 成 に 時 間 を 要 するため、 重 大 事 故 等 発 生 後 初 期 には 期
レイポンプ( 自 待 できないものの、 流 量 が 大 きく 高 い 減 圧 効 果 が 見 込 める 手
己 冷 却 ) 等 段 となり 得 る。
Ⅳ-4.8 原 子 炉 格 納 容 器 下 部 の 溶 融 炉 心 を 冷 却 するための 設 備 及 び 手
順 等 ( 第 51 条 及 び 重 大 事 故 等 防 止 技 術 的 能 力 基 準 1.8 項 関 係 )
本 節 では、 原 子 炉 格 納 容 器 下 部 の 溶 融 炉 心 を 冷 却 するために 申 請 者 が 計 画 する 設
備 及 び 手 順 等 について、1 第 51 条 及 び 重 大 事 故 等 防 止 技 術 的 能 力 基 準 1.8 項 ( 以
下 「 第 51 条 等 」という。)における 要 求 事 項 に 対 応 し、かつ、 適 切 に 整 備 される 方
針 であるか、2 有 効 性 評 価 ( 第 37 条 )において 位 置 付 けた 重 大 事 故 等 対 処 設 備 及
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