19.01.2017 Views

000175362

000175362

000175362

SHOW MORE
SHOW LESS

Create successful ePaper yourself

Turn your PDF publications into a flip-book with our unique Google optimized e-Paper software.

大 事 故 等 対 処 施 設 の 地 盤 ( 第 38 条 関 係 )」に 示 す。<br />

(7) 東 松 浦 玄 武 岩 類 について、 既 往 文 献 によると、カリウム-アルゴン 法 によ<br />

る 年 代 測 定 を 実 施 した 結 果 、3.0Ma~2.9Ma の 年 代 が 得 られたとされている。<br />

(8) 以 上 のことから、 耐 震 重 要 施 設 設 置 位 置 に 認 められる 3 条 の 断 層 を 含 め、<br />

本 発 電 所 敷 地 内 の 断 層 は、 将 来 活 動 する 可 能 性 のある 断 層 等 ではないと 評 価<br />

した。<br />

規 制 委 員 会 は、 申 請 者 が 行 った 各 種 調 査 の 結 果 、 耐 震 重 要 施 設 を 設 置 する 地 盤<br />

における 断 層 の 活 動 性 評 価 手 法 等 が 適 切 であり、 耐 震 重 要 施 設 設 置 位 置 に 分 布 す<br />

る 断 層 は、 将 来 活 動 する 可 能 性 のある 断 層 等 に 該 当 せず、 解 釈 別 記 1の 規 定 に 適<br />

合 していること 及 び 地 質 ガイドを 踏 まえていることを 確 認 した。<br />

2. 地 盤 の 支 持<br />

解 釈 別 記 1は、 設 計 基 準 対 象 施 設 について、 耐 震 重 要 度 分 類 の 各 クラスに 応 じ<br />

て 算 定 する 地 震 力 ( 耐 震 重 要 施 設 にあっては、 基 準 地 震 動 による 地 震 力 を 含 む。)<br />

が 作 用 した 場 合 においても、 接 地 圧 に 対 する 十 分 な 支 持 力 を 有 する 地 盤 に 設 けな<br />

ければならないこと、さらに、 耐 震 重 要 施 設 については、 基 準 地 震 動 による 地 震<br />

力 が 作 用 することによって 弱 面 上 のずれ 等 が 発 生 しないことを 含 め、 基 準 地 震 動<br />

による 地 震 力 に 対 する 支 持 性 能 が 確 保 されていることを 確 認 することを 要 求 し<br />

ている。<br />

申 請 者 は、 解 析 モデルの 設 定 、 動 的 解 析 等 の 内 容 を 以 下 のとおりとしている。<br />

(1) 設 計 基 準 対 象 施 設 については、 耐 震 重 要 度 分 類 の 各 クラスに 応 じて 算 定 し<br />

た 地 震 力 が 作 用 した 場 合 においても、 接 地 圧 に 対 する 十 分 な 支 持 力 を 有 する<br />

地 盤 に 設 置 する。<br />

(2) 耐 震 重 要 施 設 については、 原 子 炉 格 納 容 器 及 び 原 子 炉 周 辺 建 屋 等 を 対 象 に、<br />

基 礎 地 盤 の 支 持 力 、 基 礎 地 盤 のすべり 及 び 基 礎 底 面 の 傾 斜 に 対 する 安 全 性 を<br />

評 価 した。<br />

(3) 基 準 地 震 動 による 地 震 力 を 作 用 させた 動 的 解 析 は、 評 価 の 対 象 となる 耐 震<br />

重 要 施 設 の 配 置 、 施 設 周 辺 の 地 形 及 び 地 質 構 造 を 考 慮 し、3・4 号 炉 原 子 炉 格<br />

納 容 器 及 び 原 子 炉 周 辺 建 屋 付 近 の 耐 震 重 要 施 設 に 対 する 解 析 断 面 として 3・4<br />

号 炉 の 炉 心 で 直 交 する 3 断 面 を 対 象 に 二 次 元 有 限 要 素 法 により 行 った。<br />

(4) 動 的 解 析 に 用 いる 地 盤 パラメータについては、 各 種 の 調 査 結 果 を 基 に 設 定<br />

した。 解 析 に 当 たっては、せん 断 強 度 のばらつき、 地 下 水 位 観 測 結 果 、 入 力<br />

地 震 動 の 位 相 の 反 転 についても 考 慮 した。<br />

(5) 動 的 解 析 の 結 果 から 得 られた 原 子 炉 格 納 容 器 及 び 原 子 炉 周 辺 建 屋 の 基 礎 底<br />

面 における 最 大 接 地 圧 は 1.98N/mm 2 であり、 基 礎 地 盤 の 大 部 分 を 占 める○B 級<br />

32

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!