19.01.2017 Views

000175362

000175362

000175362

SHOW MORE
SHOW LESS

You also want an ePaper? Increase the reach of your titles

YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.

Ⅳ-4.12 発 電 所 外 への 放 射 性 物 質 の 拡 散 を 抑 制 するための 設 備 及 び 手 順 等 ( 第 55 条 及 び 重 大 事 故 等 防 止 技 術 的 能 力 基 準 1.12 関<br />

係 )<br />

御 意 見 の 概 要<br />

射 性 物 質 の 拡 散 を 抑 制 」する 効 果 を 持 つかは 問 わないという 極 め<br />

てずさんな 要 求 であり、 申 請 者 の「 設 計 方 針 」もそれに 安 易 に 乗<br />

っかったものでしかない。もし、「 放 水 」により 放 射 性 物 質 の 放 出<br />

を「 抑 制 」できるというなら、 定 量 的 に、その 評 価 結 果 を 示 すべ<br />

きである。もしそれができないのであれば、 本 件 に 関 する 審 査 結<br />

果 は 無 効 であると 言 わざるを 得 ない。<br />

考 え 方<br />

‣ 347ページ、b.:「 使 用 済 燃 料 ピット 水 位 が EL.+10.75m 未 満<br />

まで 低 下 し、かつ 水 位 低 下 が 継 続 しており、さらに 燃 料 取 扱 棟 の<br />

損 壊 又 は 使 用 済 燃 料 ピットエリアモニタの 指 示 値 上 昇 により 燃 料<br />

取 扱 棟 に 近 づけないと 判 断 される 場 合 には、 燃 料 取 扱 棟 への 放 水<br />

の 手 順 に 着 手 する。」とあるが、そもそも 建 屋 の 外 から 放 水 したと<br />

しても 使 用 済 燃 料 ピットに 水 は 入 らないのではないか? 燃 料 取 扱<br />

棟 への 放 水 が「 環 境 への 放 射 性 物 質 の 放 出 を 低 減 」することに 寄<br />

与 するという 根 拠 を 示 すべきである。<br />

‣ 同 上<br />

‣ 重 大 事 故 が 発 生 し、 格 納 容 器 が 破 損 した 場 合 でも、 放 射 性 物 質 と<br />

地 下 水 が 接 触 しないように 隔 離 する 設 備 、また、もし 接 触 して 放<br />

射 能 汚 染 水 となっても、 汚 染 されたまま 海 洋 へ 流 出 させることの<br />

ないよう 回 収 貯 蔵 する 設 備 の 確 保 と 手 順 が 必 要 である。 更 に、 汚<br />

染 水 を 永 遠 に 溜 めておくことは 不 可 能 なので、 処 理 して 海 洋 に 流<br />

す 場 合 に 備 えて、トリチウムも 含 め、 放 射 性 物 質 を 全 核 種 除 去 で<br />

きる 装 置 を 準 備 させなければならない。<br />

‣ 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 におけるような 汚 染 水 については、<br />

まず、これを 発 生 させないことが 重 要 であり、 新 規 制 基 準 では、 仮<br />

に、 炉 心 が 損 傷 した 場 合 でも 放 射 性 物 質 が 格 納 容 器 から 流 出 しない<br />

対 策 を 要 求 しています。<br />

また、 重 大 事 故 等 の 中 長 期 的 な 対 応 が 必 要 となる 場 合 に 備 えて、<br />

適 切 な 対 応 を 検 討 できる 体 制 を 整 備 する 方 針 であることを 確 認 し<br />

ています。<br />

‣ 福 島 第 一 原 発 の 事 故 の 状 況 を 踏 まえると、 格 納 容 器 下 部 の 破 損 に<br />

‣ 同 上<br />

61

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!