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d. ほう 素 濃 度 が 高 い 条 件 下 では、 炉 心 崩 壊 熱 による 1 次 冷 却 材 におけ<br />

るボイド 発 生 により 1 次 冷 却 材 の 密 度 が 低 下 すると、1 次 冷 却 材 中 の<br />

ほう 素 密 度 の 低 下 に 伴 う 中 性 子 吸 収 効 果 の 減 少 により、 一 時 的 に 反 応<br />

度 が 上 昇 する 場 合 もある。しかし、そのような 場 合 であっても 実 効 増<br />

倍 率 が 1.0( 臨 界 )より 十 分 に 低 いことから、 未 臨 界 は 維 持 される。<br />

e. なお、 燃 料 取 替 用 水 タンク 水 位 及 び 格 納 容 器 再 循 環 サンプ 水 位 が 再<br />

循 環 切 替 値 に 到 達 後 、 移 動 式 大 容 量 ポンプ 車 を 用 いて 高 圧 注 入 ポンプ<br />

及 び 格 納 容 器 再 循 環 ユニットへ 冷 却 水 として 海 水 を 通 水 することで、<br />

B 高 圧 注 入 ポンプ( 海 水 冷 却 )を 用 いた 高 圧 再 循 環 運 転 に 切 替 えると<br />

ともに、A、B 格 納 容 器 再 循 環 ユニットを 用 いた 格 納 容 器 内 自 然 対 流<br />

冷 却 による 原 子 炉 格 納 容 器 内 の 除 熱 を 継 続 することで、 燃 料 及 び 原 子<br />

炉 格 納 容 器 の 健 全 性 を 維 持 できる。<br />

上 記 a.から e.より、 解 析 結 果 は 運 転 停 止 中 原 子 炉 内 燃 料 体 の 損 傷 防 止<br />

対 策 の 評 価 項 目 を 満 足 している。<br />

3 不 確 かさの 影 響 評 価<br />

申 請 者 が 行 った 解 析 コード 及 び 解 析 条 件 の 不 確 かさの 影 響 評 価 は、 以 下<br />

のとおりである。<br />

a. 解 析 コードにおける 不 確 かさの 影 響<br />

M-RELAP5 では、 大 気 圧 程 度 の 低 圧 時 における 炉 心 水 位 の 不 確 かさ<br />

は±10%(±0.4m) 程 度 である。ただし、 実 際 の 炉 心 水 位 が 評 価 値 より<br />

0.4m 程 度 低 くなると 仮 定 しても、 燃 料 有 効 長 頂 部 から 更 に 約 1.0m 高<br />

い 地 点 まで 水 位 が 確 保 されるので、 燃 料 有 効 長 頂 部 が 冠 水 しているこ<br />

とには 変 わりはない。<br />

b. 解 析 条 件 の 不 確 かさの 影 響<br />

解 析 条 件 では、 炉 心 崩 壊 熱 は 保 守 的 な( 大 きい) 値 に 設 定 されてい<br />

るため、 実 際 には、1 次 冷 却 系 の 保 有 水 量 の 低 下 は 解 析 結 果 に 比 べて<br />

抑 制 され、 炉 心 露 出 に 対 する 時 間 的 余 裕 は 大 きくなる。<br />

c. 対 策 の 実 施 への 影 響<br />

常 設 電 動 注 入 ポンプによる 代 替 炉 心 注 水 操 作 については、 中 央 制 御<br />

室 及 び 現 場 での 作 業 であるが、それぞれ 別 の 運 転 員 等 による 操 作 であ<br />

り、 同 一 の 運 転 員 による 重 複 する 操 作 はないことから、 要 員 の 配 置 に<br />

よる 他 の 操 作 に 与 える 影 響 はない。<br />

(3) 必 要 な 要 員 及 び 燃 料 等<br />

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