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上 記 d. 及 び e.より、 解 析 結 果 は 炉 心 損 傷 防 止 対 策 の 評 価 項 目 を 満 足 し<br />

ている。<br />

3 不 確 かさの 影 響 評 価<br />

申 請 者 が 行 った 解 析 コード 及 び 解 析 条 件 の 不 確 かさの 影 響 評 価 は、 以 下<br />

のとおりである。<br />

a. 解 析 コードにおける 不 確 かさの 影 響<br />

M-RELAP5 を 用 いて 1 次 冷 却 系 の 挙 動 について 解 析 した 場 合 、 試 験<br />

データと 比 較 して 2 次 系 強 制 冷 却 による 1 次 冷 却 系 の 減 温 ・ 減 圧 時 に、<br />

1 次 冷 却 系 圧 力 を 数 百 kPa 程 度 高 く 評 価 する 傾 向 がある。そのため、<br />

実 際 には 解 析 結 果 よりも 1 次 冷 却 系 の 減 温 ・ 減 圧 が 早 く、 漏 えい 流 量<br />

は 少 なくなり、 評 価 項 目 に 対 する 余 裕 は 大 きくなる。<br />

b. 解 析 条 件 の 不 確 かさの 影 響<br />

解 析 条 件 では、 炉 心 の 崩 壊 熱 に 保 守 的 な( 大 きめの) 値 を 設 定 して<br />

いるため、1 次 冷 却 系 の 保 有 水 量 の 低 下 が 速 めに 解 析 されている。 崩<br />

壊 熱 に 最 確 値 を 与 えた 場 合 には、1 次 冷 却 系 の 保 有 水 量 の 低 下 は 緩 や<br />

かとなり、 評 価 項 目 に 対 する 余 裕 は 大 きくなる。<br />

c. 対 策 の 実 施 への 影 響<br />

2 次 系 強 制 冷 却 操 作 及 び 加 圧 器 逃 がし 弁 開 閉 操 作 が 必 要 なタイミン<br />

グが 変 動 する 可 能 性 があるが、この 操 作 は 中 央 制 御 室 での 操 作 であり、<br />

必 要 なタイミングに 変 動 があったとしても、この 変 動 に 対 応 が 可 能 で<br />

あることから、 対 策 の 実 施 に 与 える 影 響 はない。<br />

また、「インターフェイスシステム LOCA」においては、 漏 えい 側 余<br />

熱 除 去 ポンプ 入 口 弁 を 専 用 工 具 にて 非 管 理 区 域 から 遠 隔 操 作 で 閉 止<br />

し、 漏 えいを 停 止 させることで 事 象 が 収 束 する。この 弁 の 操 作 場 所 は<br />

漏 えいの 影 響 を 受 けにくい 場 所 にあるため、 漏 えい 量 の 変 動 があった<br />

としても、この 弁 の 操 作 を 実 施 し、 漏 えいを 停 止 させることが 可 能 で<br />

あることから 対 策 の 実 施 に 与 える 影 響 はない。<br />

(3) 必 要 な 要 員 及 び 燃 料 等<br />

申 請 者 は、 本 重 要 事 故 シーケンスへの 炉 心 損 傷 防 止 対 策 に 必 要 な 要 員 及 び 燃<br />

料 等 を 以 下 のとおりとしている。<br />

1 本 重 要 事 故 シーケンスグループの 対 応 に 必 要 な 要 員 は、3 号 炉 及 び 4 号<br />

炉 合 わせて 28 名 である。これに 対 して、 運 転 員 ( 当 直 員 )、 緊 急 時 対 策 本<br />

部 要 員 ( 指 揮 者 等 ) 及 び 重 大 事 故 等 対 策 要 員 は 52 名 であり 対 応 が 可 能 で<br />

ある。<br />

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