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り 0.4m 程 度 低 くなると 仮 定 しても、 燃 料 有 効 長 頂 部 から 更 に 約 1.0m
高 い 地 点 まで 水 位 が 確 保 されるので、 燃 料 有 効 長 頂 部 が 冠 水 している
ことには 変 わりはない。
b. 解 析 条 件 の 不 確 かさの 影 響
解 析 条 件 では、 炉 心 崩 壊 熱 は 保 守 的 な( 大 きい) 値 に 設 定 されてい
るため、 実 際 には、1 次 冷 却 系 の 保 有 水 量 の 低 下 は 解 析 結 果 に 比 べて
抑 制 され、 炉 心 露 出 に 対 する 時 間 的 余 裕 は 大 きくなる。
c. 対 策 の 実 施 への 影 響
常 設 電 動 注 入 ポンプによる 代 替 炉 心 注 水 操 作 については、 中 央 制 御
室 及 び 現 場 での 作 業 であるが、それぞれ 別 の 運 転 員 等 による 操 作 であ
り、 同 一 の 運 転 員 による 重 複 する 操 作 はないことから、 要 員 の 配 置 に
よる 他 の 操 作 に 与 える 影 響 はない。
(3) 必 要 な 要 員 及 び 燃 料 等
申 請 者 は、 本 重 要 事 故 シーケンスへの 運 転 停 止 中 原 子 炉 内 燃 料 体 の 損 傷 防 止
対 策 に 必 要 な 要 員 及 び 燃 料 等 を 以 下 のとおりとしている。
1 本 重 要 事 故 シーケンスの 対 応 に 必 要 な 要 員 は、3 号 炉 及 び 4 号 炉 合 わせ
て 52 名 である。これに 対 して、 運 転 員 ( 当 直 員 )、 緊 急 時 対 策 本 部 要 員
( 指 揮 者 等 ) 及 び 重 大 事 故 等 対 策 要 員 は 52 名 であり 対 応 が 可 能 である。
2 本 重 要 事 故 シーケンスが 発 生 し、 大 容 量 空 冷 式 発 電 機 による 電 源 供 給 、
移 動 式 大 容 量 ポンプ 車 による 格 納 容 器 内 自 然 対 流 冷 却 、 使 用 済 燃 料 ピット
への 注 水 を 7 日 間 継 続 する 場 合 等 に 必 要 となる 重 油 量 は、 約 284.5kL であ
る。これに 対 して、 発 電 所 内 の 燃 料 油 貯 蔵 タンク 及 び 大 容 量 空 冷 式 発 電 機
用 燃 料 タンクに 備 蓄 された 使 用 可 能 な 重 油 量 376kL で 対 応 が 可 能 である。
また、 電 源 としては、 重 大 事 故 等 対 処 設 備 全 体 に 必 要 な 電 力 供 給 量 に 対
して、 大 容 量 空 冷 式 発 電 機 からの 電 力 供 給 量 が 十 分 に 大 きいため、 供 給 が
可 能 である。
2. 審 査 結 果
規 制 委 員 会 は、 運 転 停 止 中 事 故 シーケンスグループ「 全 交 流 動 力 電 源 喪 失 」に
対 して、 申 請 者 が 運 転 停 止 中 原 子 炉 内 燃 料 体 の 損 傷 防 止 対 策 として 計 画 している、
大 容 量 空 冷 式 発 電 機 による 代 替 交 流 電 源 の 確 保 、 常 設 電 動 注 入 ポンプを 用 いた 代
替 炉 心 注 水 、B 高 圧 注 入 ポンプ( 海 水 冷 却 )を 用 いた 高 圧 再 循 環 運 転 及 びA、B
格 納 容 器 再 循 環 ユニットによる 格 納 容 器 内 自 然 対 流 冷 却 が、 事 象 進 展 の 特 徴 を 捉
えた 対 策 であると 判 断 した。
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