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ップに 失 敗 したことを 検 知 した 際 に 作 動 する、「 多 様 化 自 動 作 動 設 備
作 動 」 警 報 が 発 信 した 場 合 には、 多 様 化 自 動 作 動 設 備 の 作 動 確 認 の 手
順 に 着 手 する。この 手 順 では、 中 央 制 御 室 での 確 認 を 運 転 員 ( 当 直 員 )
等 1 名 で 実 施 する。
c. 多 様 化 自 動 作 動 設 備 により 自 動 で 原 子 炉 出 力 抑 制 ができない 場 合 、
主 蒸 気 隔 離 弁 の 閉 止 、 補 助 給 水 ポンプの 起 動 を 手 動 で 実 施 する 手 順 に
着 手 する。この 手 順 では、 中 央 制 御 室 での 操 作 を 運 転 員 ( 当 直 員 ) 等
1 名 が 約 3 分 で 実 施 する。
d. b. 及 び c.の 原 子 炉 出 力 の 抑 制 を 図 った 後 、 手 動 による 原 子 炉 緊 急
停 止 の 失 敗 を 原 子 炉 トリップ 遮 断 器 等 により 確 認 した 際 (※ 24 )に、
出 力 領 域 中 性 子 束 計 の 指 示 値 が 5% 以 上 又 は 中 間 領 域 起 動 率 計 の 指 示
値 が 正 であり、ほう 酸 タンク 等 の 水 位 が 確 保 されている 場 合 には、ほ
う 酸 水 注 入 操 作 の 手 順 に 着 手 する。この 手 順 では、 中 央 制 御 室 でのほ
う 酸 水 注 入 の 準 備 を 運 転 員 ( 当 直 員 ) 等 1 名 が 約 5 分 で 実 施 する。
規 制 委 員 会 は、 申 請 者 の 計 画 において、 手 順 の 優 先 順 位 を、a.、b.、c.、
d.の 順 に 設 定 して 明 確 化 していることを 確 認 した。
以 上 の 確 認 などから、 規 制 委 員 会 は、 申 請 者 が1に 掲 げる 設 備 を 用 いた
手 順 等 について、 重 大 事 故 等 防 止 技 術 的 能 力 基 準 1.0 項 ( 手 順 等 に 関 す
る 共 通 的 な 要 求 事 項 ) 等 に 適 合 する 手 順 等 を 整 備 する 方 針 であることを 確
認 した。
以 上 により、 規 制 委 員 会 は、1a.の 対 策 が 第 44 条 等 要 求 事 項 イ)、1b.の
対 策 が 第 44 条 等 要 求 事 項 ロ)、1c.の 対 策 が 第 44 条 等 要 求 事 項 ハ)、1d.
の 対 策 が 第 44 条 等 要 求 事 項 ニ)に 対 応 するものであること、1a.から d.に
掲 げる 重 大 事 故 等 対 処 設 備 及 びその 手 順 等 が 第 43 条 等 に 従 って 適 切 に 整 備
される 方 針 であることから、 第 44 条 等 に 適 合 するものと 判 断 した。
(2) 第 37 条 等 の 規 制 要 求 に 対 する 設 備 及 び 手 順 等
申 請 者 は、 有 効 性 評 価 ( 第 37 条 )において、 緊 急 停 止 失 敗 時 に 原 子 炉 を 未
臨 界 にするために、 多 様 化 自 動 作 動 設 備 により 原 子 炉 出 力 を 抑 制 すること 及 び
化 学 体 積 制 御 設 備 を 用 いたほう 酸 水 の 注 入 により 原 子 炉 を 未 臨 界 に 移 行 する
ことを 必 要 な 対 策 としている。
これらの 対 策 は、(1)1b. 及 び d.と 同 じであるため、 必 要 な 重 大 事 故 等 対
(※ 24 ) 原 子 炉 出 力 抑 制 を 図 った 後 も、a.の 原 子 炉 手 動 トリップや 後 述 の3.(1)1 及 び2の 多 様 性 拡 張 設 備 ((※
2726
)において 説 明 する。)による 原 子 炉 トリップ 操 作 を 継 続 して 実 施 する。 原 子 炉 トリップが 成 功 した 場 合 は、
原 子 炉 出 力 が 5% 未 満 かつ 中 間 領 域 起 動 率 は 負 になるので、 早 急 なほう 酸 水 注 入 は 不 要 となる。
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