23.01.2015 Views

タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

SHOW MORE
SHOW LESS
  • No tags were found...

You also want an ePaper? Increase the reach of your titles

YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.

SY2-2<br />

肝 門 部 胆 管 癌 症 例 に 対 する 血 管 合 併 切 除 の 意 義 と 手 術<br />

治 療 成 績<br />

1<br />

東 北 大 学 肝 胆 膵 外 科 、 2 東 北 大 学 大 学 院 統 合 癌 治 療 外 科<br />

○… 吉 田 寛 1<br />

, 力 山 敏 樹 1<br />

, 内 藤 剛 1<br />

, 元 井 冬 彦 1<br />

, 小 野 川 徹 1<br />

,<br />

岡 田 恭 穂 1<br />

, 森 川 孝 則 1 1,2<br />

, 中 川 圭 , 林 洋 毅 1<br />

, 大 塚 英 郎 1<br />

,<br />

乙 供 茂 1<br />

, 坂 田 直 昭 1<br />

, 水 間 正 道 1<br />

, 深 瀬 耕 二 1<br />

, 石 田 晶 玄 1<br />

,<br />

1,2<br />

片 寄 友 , 江 川 新 一 1 1,2<br />

, 海 野 倫 明<br />

【 目 的 】 当 科 ではSynbioticsや 周 術 期 抗 酸 化 物 質 強 化 栄 養 療 法 により<br />

肝 門 部 胆 管 癌 手 術 の 安 全 性 向 上 を 図 り,その 上 で 血 管 合 併 切 除 再 建 ( 以<br />

下 , 合 切 )を 含 めた 積 極 的 方 針 で 治 癒 切 除 を 目 指 している。 現 在 の 周<br />

術 期 管 理 に 基 づいた 合 切 の 安 全 性 を 検 討 し,かつMDCTおよび 合 切<br />

導 入 以 降 の 手 術 治 療 成 績 を 解 析 する。【 方 法 】 現 在 の 周 術 期 管 理 を 導<br />

入 した2006 年 9 月 以 降 の 肝 門 部 胆 管 癌 切 除 106 症 例 について, 合 切 の 有<br />

無 と 術 後 在 院 期 間 ・ 在 院 死 亡 率 を 検 討 した。 次 いで, 当 科 でMDCT<br />

と 合 切 を 導 入 した1998 年 以 降 の185 例 を 対 象 にKaplan-Meier 法 による<br />

生 存 解 析 とCox 比 例 ハザードモデルで 予 後 規 定 因 子 を 解 析 した。【 結<br />

果 】2006 年 9 月 以 降 の106 例 では 合 切 を44 例 (41.5%)( 門 脈 39 例 , 肝 動 脈<br />

6 例 )に 併 施 した。 術 後 在 院 期 間 中 央 値 は 合 切 群 34 日 (14-222 日 ), 非 合<br />

切 群 29 日 (16-182 日 ), 在 院 死 は 合 切 群 2 例 (4.6%), 非 合 切 群 3 例 (4.8%)<br />

でともに 差 を 認 めなかった。 次 いで,1998 年 以 降 185 例 の 術 式 は, 右<br />

三 区 域 9 例 , 左 三 区 域 7 例 , 右 葉 83 例 , 左 葉 62 例 , 右 葉 PD9 例 , 左 葉<br />

PD8 例 , 縮 小 手 術 7 例 で, 門 脈 再 建 を56 例 30.2%に, 肝 動 脈 再 建 を7 例 3.8%<br />

に 併 施 していた。 全 症 例 の5 年 生 存 率 と 中 央 値 は45.2%,41.2ヵ 月 で,<br />

合 切 の 有 無 では 合 切 :32.8%,38.2ヵ 月 , 非 合 切 :51.4%,106.9ヵ 月 と<br />

非 合 切 群 で 良 好 な 傾 向 にあったが 有 意 差 は 認 めなかった(p=0.08)。<br />

Kaplan-Meier 法 に よ る 生 存 解 析 で は,pN 有 無 ,<br />

pHM0/1,2,pEM0/1,2,pCurA/BCの4 項 目 で 生 存 率 に 有 意 差 を 認 めたが,<br />

門 脈 や 肝 動 脈 合 併 切 除 の 有 無 では 差 を 認 めなかった。pCurを 除 いた<br />

多 変 量 解 析 では,pN 有 (p=0.047,リスク 比 1.651,[1.006,…2.730])のみが<br />

予 後 不 良 因 子 だった。また,pCurC 症 例 を 除 いた 無 再 発 生 存 解 析 では,<br />

pPV 有 とpCurBが 再 発 因 子 だった。【 結 論 】 多 変 量 解 析 ではリンパ 節<br />

転 移 のみが 予 後 規 定 因 子 であったが, 単 変 量 解 析 からは 治 療 因 子 であ<br />

るHMやEMを 改 善 することで 治 療 成 績 の 向 上 が 期 待 できる 結 果 だっ<br />

た。 血 行 再 建 を 要 する 肝 門 部 胆 管 癌 では 他 因 子 の 進 行 度 も 高 いが, 血<br />

管 因 子 のみで 根 治 度 が 変 わる 症 例 が 少 なからず 存 在 する。 血 管 合 併 切<br />

除 の 安 全 性 は 向 上 しており, 合 切 は 切 除 可 能 性 や 根 治 性 を 高 め 治 療 成<br />

績 向 上 に 貢 献 すると 考 えられた。<br />

SY2-3<br />

肝 門 部 胆 管 癌 に 対 する 血 管 合 併 切 除 の 意 義 と 限 界<br />

国 立 がん 研 究 センター 中 央 病 院 肝 胆 膵 外 科<br />

○… 江 崎 稔 , 島 田 和 明 , 大 黒 聖 二 , 岸 庸 二 , 奈 良 聡 ,<br />

小 菅 智 男<br />

[ 背 景 / 目 的 ] 肝 門 部 胆 管 癌 は 解 剖 学 的 特 性 から 近 傍 の 血 管 にしばし<br />

ば 浸 潤 する。 血 管 合 併 切 除 を 伴 う 肝 門 部 胆 管 癌 手 術 の 根 治 性 から 見 た<br />

意 義 と 限 界 、 技 術 的 な 安 全 性 はいまだ 不 明 確 である。コンセンサスが<br />

ない。[ 対 象 / 方 法 ]2000 年 1 月 から2011 年 10 月 までに 当 院 で 切 除 され<br />

た 広 義 の 肝 門 部 胆 管 癌 215 例 のうち 門 脈 合 併 切 除 、 動 脈 合 併 切 除 再 建<br />

を 行 った 例 を 検 討 した。[ 結 果 ]… 術 式 の 内 訳 は 右 葉 (+ 尾 状 葉 + 肝 外 胆<br />

管 ) 切 除 94 例 、 左 葉 切 除 91 例 、 左 三 区 域 切 除 23 例 、 右 三 区 域 切 除 5 例 、<br />

中 央 二 区 域 切 除 2 例 であった。 膵 頭 十 二 指 腸 切 除 の 併 施 は12 例 で 行 わ<br />

れた。 門 脈 合 併 切 除 再 建 は40 例 ( 環 状 切 除 再 建 23( 間 置 移 植 1)、 楔 状 切<br />

除 縫 合 閉 鎖 17)に 行 い、 術 後 門 脈 血 栓 症 を2 例 に 認 めたが、いずれも 重<br />

篤 な 合 併 症 には 至 らなかった。 肝 動 脈 合 併 切 除 再 建 は16 例 ( 門 脈 との<br />

同 時 切 除 は6 例 、 再 建 法 は 端 々 吻 合 9 例 、 他 の 動 脈 との 吻 合 7 例 )に 行 わ<br />

れ、 術 中 再 縫 合 を1 例 認 めたが、 術 後 の 血 流 不 全 例 はなかった。 血 管<br />

合 併 切 除 を 行 わなかった 例 ( 通 常 群 )、 門 脈 合 併 切 除 再 建 を 行 い 動 脈 切<br />

除 は 行 わなかった 例 ( 門 切 群 )、 動 脈 合 併 切 除 再 建 を 行 った 例 ( 動 切 群 )<br />

の 合 併 症 / 手 術 関 連 死 亡 はそれぞれ92 例 (56%)/5 例 (3.0%)、20 例 (59%)<br />

/0 例 、11 例 (69%)/0 例 で 動 切 群 に 合 併 症 が 多 い 傾 向 であったが 有 意 差<br />

はなかった。1/3/5 年 生 存 率 は 通 常 群 87.8/58.7/48.1%、 血 管 合 併 切 除<br />

群 80.8/33.4/24.3% と 有 意 に 予 後 不 良 (P=0.02)で、 中 で も 門 切 群 は<br />

79.2/37.8/26.4%、 動 切 群 は78.8/21.0/21.0%と 動 切 例 により 予 後 不 良 な<br />

傾 向 を 認 めた。 全 例 の 多 変 量 解 析 における 独 立 した 予 後 因 子 は 外 科 切<br />

離 断 端 とリンパ 節 転 移 のみであり、 血 管 合 併 切 除 再 建 の 有 無 との 相 関<br />

は 認 めなかった。 外 科 切 離 断 端 陽 性 例 だけで 解 析 すると 動 切 群 が 通 常<br />

群 や 門 切 群 と 比 べ 有 意 に 予 後 不 良 で、 非 切 除 化 学 療 法 例 の 予 後 に 近 似<br />

していた。[ 結 語 ] 肝 門 部 胆 管 癌 手 術 における 門 脈 合 併 切 除 再 建 、 動<br />

脈 合 併 切 除 再 建 は 安 全 に 施 行 できる。 門 切 群 より 動 切 群 において 切 離<br />

断 端 陽 性 になるような 手 術 は 治 療 効 果 が 低 く、 適 応 は 限 定 的 で 慎 重 に<br />

決 めるべきである。<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

SY2-4<br />

肝 門 部 胆 管 癌 門 脈 合 併 切 除 例 の 検 討<br />

神 戸 大 学 肝 胆 膵 外 科<br />

○… 味 木 徹 夫 , 上 野 公 彦 , 沢 秀 博 , 大 坪 出 , 吉 田 優 子 ,<br />

村 上 冴 , 篠 崎 健 太 , 松 本 逸 平 , 新 関 亮 , 外 山 博 近 ,<br />

木 戸 正 浩 , 福 本 巧 , 具 英 成<br />

【 目 的 】 肝 門 部 胆 管 癌 の 切 除 率 向 上 のために、 血 管 浸 潤 例 に 対 する 合<br />

併 切 除 再 建 が 必 要 となる 場 合 がある。 今 回 、 当 科 での 肝 門 部 胆 管 癌 切<br />

除 例 の 成 績 から 血 管 合 併 切 除 の 意 義 を 検 討 した。【 方 法 】1996-2011 年<br />

に 切 除 した 肝 門 部 胆 管 癌 52 例 (M/F=32/20、 平 均 年 齢 65.1 歳 )を 対 象 と<br />

し、 手 術 成 績 をretrospectiveに 検 討 した。【 成 績 】 切 除 術 式 は 肝 切 除<br />

48 例 ( 左 葉 側 切 除 30 例 、 右 葉 側 切 除 18 例 )、 胆 管 切 除 4 例 で、 門 脈 合 併<br />

切 除 再 建 術 を11 例 に 施 行 した。 術 前 門 脈 塞 栓 術 は2 例 のみに 施 行 した。<br />

動 脈 合 併 切 除 再 建 例 は 無 い。R0/1/2=29/12/11 例 で、 単 変 量 解 析 では<br />

R0、HM-、EM-が、 多 変 量 解 析 ではR0が 予 後 規 定 因 子 であった。<br />

門 脈 合 併 切 除 11 例 の 内 訳 は、 左 葉 側 切 除 6 例 、 右 葉 側 切 除 5 例 、R0が8 例 、<br />

R1,…2が3 例 であり、 術 後 補 助 化 学 療 法 (GEM) 施 行 は4 例 であった。 病<br />

理 結 果 はpPV0/PV1/PV2/PV3=1/6/3/1 例 で あ り、 結 果 的 に91%…<br />

(10/11)に 組 織 学 的 浸 潤 を 認 めた。R0 例 全 体 の1/3/5 生 率 は85/51/43%<br />

で、R0 例 の 中 で 門 脈 合 併 切 除 例 と 非 合 併 切 除 例 との 間 に 生 存 率 の 差<br />

は 無 かった(p=0.75)。また、R2 例 の 中 で 動 脈 浸 潤 の 関 与 は7 例 であっ<br />

たが、いずれもHM,…EM,…Pなど 他 因 子 も+であった。【 結 論 】 肝 門 部<br />

胆 管 癌 ではR0 手 術 の 施 行 が 最 も 重 要 であるが、 門 脈 合 併 切 除 再 建 併<br />

施 によりR0が 達 成 されうる 症 例 が 多 く、 積 極 的 な 門 脈 合 併 切 除 の 意<br />

義 が 確 認 された。また、 動 脈 浸 潤 例 は 複 合 的 因 子 での 高 度 進 展 例 が 多<br />

いため、 動 脈 合 併 切 除 再 建 には 慎 重 な 適 応 決 定 が 必 要 と 考 えられた。<br />

SY2-5<br />

肝 門 部 胆 管 癌 に 対 する 脈 管 合 併 切 除 の 意 義<br />

1<br />

福 島 県 立 医 科 大 学 臓 器 再 生 外 科 、 2 福 島 県 立 会 津 総 合 病 院 外<br />

科 、 3 総 合 南 東 北 病 院 外 科<br />

○… 土 屋 貴 男 1<br />

, 見 城 明 1<br />

, 穴 澤 貴 行 1<br />

, 芳 賀 淳 一 郎 1<br />

, 佐 藤 哲 1<br />

,<br />

佐 藤 直 哉 1<br />

, 木 村 隆 1<br />

, 高 間 朗 1<br />

, 斎 藤 拓 朗 2<br />

, 阿 部 幹 3<br />

,<br />

後 藤 満 一<br />

1<br />

【 目 的 】 肝 門 部 胆 管 癌 は 治 癒 切 除 が 唯 一 長 期 生 存 を 期 待 できる 治 療 法<br />

であり、 治 癒 切 除 のためには、 肝 切 除 に 加 えて 門 脈 あるいは 肝 動 脈 の<br />

合 併 切 除 が 必 要 とされることが 少 なくない。 肝 門 部 胆 管 癌 に 対 する 門<br />

脈 合 併 切 除 の 安 全 性 と 術 後 長 期 成 績 に 与 える 意 義 はほぼ 確 立 されつつ<br />

あるものの、 肝 動 脈 合 併 切 除 の 意 義 は 明 らかではない。 今 回 当 科 にお<br />

ける 肝 門 部 肝 管 癌 に 対 する 血 管 合 併 切 除 の 治 療 成 績 と 問 題 点 について<br />

検 討 した。【 対 象 】 当 科 で 経 験 した 肝 門 部 胆 管 癌 切 除 症 例 91 例 を 対 象<br />

とした。【 結 果 】 全 症 例 の5 年 生 存 率 は42.9%であり、 術 式 は 拡 大 肝 切<br />

除 65 例 、HPD14 例 、その 他 12 例 であり、 術 前 門 脈 塞 栓 は17 例 に 施 行<br />

した。 血 管 合 併 切 除 は19 例 (20.9%)に 施 行 し、5 年 生 存 率 は28.5%であっ<br />

た。これらの 術 式 は 肝 切 除 15 例 、HPD4 例 で、 切 除 血 管 は 門 脈 合 併 切<br />

除 12 例 、 肝 動 脈 ・ 門 脈 合 併 切 除 5 例 、 肝 動 脈 切 除 2 例 であった。 再 建 形<br />

式 では、 門 脈 は17 例 全 て 端 々 吻 合 で 行 ない、 肝 動 脈 は1 例 に 門 脈 動 脈<br />

化 を 行 ったが6 例 は 拡 大 鏡 あるいは 顕 微 鏡 下 に 端 々 吻 合 にて 再 建 した。<br />

全 症 例 における 根 治 度 A/B 症 例 の5 年 生 存 率 は58.1%であり、 根 治 度 C<br />

の20.5%に 比 して 有 意 に 良 好 であった(p

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!