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タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

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P20-7 化 学 療 法 および 化 学 放 射 線 療 法 によりダウンステージ<br />

を 得 て 切 除 可 能 となった3 例<br />

広 島 市 立 安 佐 市 民 病 院 外 科<br />

○… 佐 伯 修 二 , 矢 野 琢 也<br />

膵 癌 は 根 治 切 除 が 長 期 生 存 を 期 待 できる 治 療 である。1999 年 より 初 診<br />

時 に 切 除 不 能 膵 癌 と 診 断 した21 例 に 対 し 化 学 療 法 または 化 学 放 射 線 療<br />

法 を 行 い、ダウンステージが 得 られ 切 除 を 施 行 し 得 た3 例 を 経 験 した。…<br />

[ 症 例 1] 初 診 時 に 膵 体 部 癌 、 多 発 肝 転 移 と 診 断 しS-1/Gemcitabine 併<br />

用 療 法 を7コース 施 行 後 肝 転 移 は 消 失 し 初 診 時 から8か 月 後 に 膵 体 尾 部<br />

切 除 施 行 。 術 後 2 年 後 に 胸 膜 転 移 を 認 め、3 年 6か 月 後 に 癌 死 。[ 症 例 2]<br />

上 腸 間 膜 動 静 脈 浸 潤 を 伴 うStageIVa 局 所 進 行 膵 癌 に 対 し 化 学 療 法<br />

(S-1/Gemcitabine) 及 びGemcitabineを 用 いた 放 射 線 化 学 療 法 を 施 行 後<br />

腫 瘍 は 縮 小 し 明 らかな 血 管 浸 潤 は 消 失 し 剥 離 可 能 と 判 断 しR0の 根 治<br />

切 除 が 施 行 できた。 現 在 GEMを 用 いた 補 助 化 学 療 法 を 継 続 中 。[ 症 例<br />

3] 上 腸 間 膜 動 脈 浸 潤 を 伴 うStageIVa 局 所 進 行 膵 体 部 癌 に 対 し<br />

Gemcitabineを 用 いた 放 射 線 化 学 療 法 を 施 行 後 、Gemcitabine 単 独 療<br />

法 にて 原 発 巣 はCT 画 像 上 、 縮 小 し 瘢 痕 様 となったため 切 除 を 行 った。<br />

術 後 は 化 学 療 法 を 拒 否 され 経 過 観 察 していたが、 術 後 1.5 年 のCT 検 査<br />

で 肝 転 移 、 骨 転 移 を 認 め、 術 後 約 2 年 で 癌 死 。これらの 症 例 を 提 示 し、<br />

切 除 を 試 みる 時 期 など 切 除 不 能 膵 癌 に 対 する 治 療 strategyを 提 示 する。<br />

P20-8 CPT11で 門 脈 系 浸 潤 が 縮 小 し 門 脈 系 合 併 切 除 pPPDを<br />

行 い 得 た 膵 芽 腫 長 期 生 存 の1 例<br />

八 尾 徳 洲 会 総 合 病 院 肝 臓 外 科 、 小 児 外 科<br />

○… 木 村 拓 也<br />

膵 芽 腫 はまれな 腫 瘍 で10 才 以 下 の 男 児 に 好 発 する。 完 全 摘 出 できれば<br />

予 後 は 良 好 であるが、 不 完 全 摘 出 例 、 転 移 例 では 予 後 不 良 とされてお<br />

り、 外 科 的 治 療 を 中 心 とした 集 学 的 療 法 が 重 要 となる。 門 脈 浸 潤 を 合<br />

併 した 膵 頭 部 原 発 の 膵 芽 腫 に 対 し、CPT11 投 与 で 門 脈 浸 潤 が 縮 小 し<br />

門 脈 系 合 併 切 除 を 伴 う 幽 門 輪 温 存 膵 頭 十 二 指 腸 切 除 で 長 期 生 存 が 得 ら<br />

れている1 例 を 経 験 したので 報 告 する。 症 例 は8 才 の 男 児 で 道 路 で 転 倒<br />

し 腹 部 を 打 撲 し 右 上 腹 部 痛 にて 近 医 を 受 診 した。 腹 部 CTにて 膵 頭 部<br />

に 腫 瘍 を 認 め 当 院 紹 介 となった。 造 影 CTでは 膵 頭 部 に 径 7.5cmの 腫 瘍<br />

を 認 め、 腫 瘍 は 尾 側 へ 連 続 性 に 浸 潤 し、 門 脈 から 上 腸 間 膜 静 脈 周 囲 お<br />

よび 血 管 内 浸 潤 を 認 め 完 全 に 閉 塞 していた。また 肝 門 部 にはリンパ 節<br />

腫 大 を 認 め 転 移 を 疑 った。AFPは0.9ng/mlと 上 昇 を 認 めず、その 他<br />

の 腫 瘍 マーカーの 上 昇 も 認 めなかった。 膵 頭 部 腫 瘍 T4N1M0の 診 断 に<br />

て、 開 腹 腫 瘍 生 検 術 を 施 行 し、 病 理 にて 膵 芽 腫 と 診 断 された。 神 経 芽<br />

腫 98A1プロトコールによる 化 学 療 法 を2クール、3クール 目 はA3プロ<br />

トコールによる 化 学 療 法 を 行 ったが 腫 瘍 サイズの 縮 小 は 認 めなかった。<br />

4クール 目 はIFO/VP-16で 末 梢 血 幹 細 胞 採 取 を 行 った。これにより 腫<br />

瘍 は や や 縮 小 し た た め5ク ー ル 目 はIRO/VP16に 加 え、CBDCA、<br />

THP-ADRを 加 えたITECプロトコールを 行 った。 腫 瘍 は75%ほどに<br />

縮 小 したが 門 脈 系 腫 瘍 浸 潤 に 変 化 は 認 めなかった。そこで<br />

CPT1120mg/m2×5 日 間 、VCR1.0mg/m2を2 週 間 投 与 、1 週 間 休 薬 す<br />

るプロトコールによる 化 学 療 法 を 行 った。1クール 後 腫 瘍 サイズは2/3<br />

となったため、さらに3クール 行 った。この 時 点 で 門 脈 系 腫 瘍 浸 潤 は<br />

縮 小 し、SMVの 開 通 を 認 め、 手 術 適 応 とした。 手 術 所 見 では 後 膵 静<br />

脈 内 の 腫 瘍 塞 栓 が 門 脈 系 へ 浸 潤 しており、 門 脈 系 の 合 併 切 除 ( 前 壁 切<br />

除 ) 連 続 縫 合 閉 鎖 で 血 行 再 建 を 行 った。 幽 門 輪 温 存 膵 頭 十 二 指 腸 切 除<br />

術 を 施 行 し、 胃 膵 吻 合 、 胆 管 空 腸 、 幽 門 空 腸 吻 合 を 行 った。 術 後 経 過<br />

は 良 好 で、CPT11を 用 いた 化 学 療 法 を2クール 施 行 後 、 大 量 化 学 療 法<br />

施 行 し、 現 在 3 年 を 経 過 するが 再 発 は 認 めていない。<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

P21-1 Borderlineresectable 膵 癌 症 例 に 対 する<br />

Gemcitabine+S-1 術 前 化 学 放 射 線 療 法 の 治 療 成 績 と<br />

傾 向<br />

東 京 医 科 大 学 八 王 子 医 療 センター 消 化 器 外 科 ・ 移 植 外 科<br />

○… 阿 部 雄 太 , 高 野 公 徳 , 木 原 優 , 横 山 卓 剛 , 尾 野 大 気 ,<br />

島 津 元 秀<br />

【 背 景 ・ 目 的 】 当 科 で は 動 脈 encasementを 認 め るBorderline…<br />

resectable…(BR) 膵 癌 に 対 して 術 前 化 学 放 射 線 療 法 (NCRT)による 成<br />

績 向 上 を 目 指 している.… 今 回 はこのNCRTの 意 義 を 検 討 する【 対 象 ・<br />

方 法 】2010 年 6 月 から1 年 間 に 診 断 された 上 腸 間 膜 動 脈 または 腹 腔 動 脈<br />

に 明 らかに 接 する(1/3~1/2 周 )BR 膵 癌 6 例 .…NCRTはGEM…400mg/m2<br />

(D1,8,22,29)+S-1…40mg/m2…(D1-14,22-35)+ 通 常 分 割 照 射 …50Gy<br />

(2Gy/5w)で 癌 遺 残 の 可 能 性 が 高 い 主 要 動 脈 周 囲 神 経 叢 に 照 射 野 を<br />

絞 った.…6 週 後 の 再 評 価 で(1)PDでない(2) 有 害 事 象 (AE)を 認 めない 場<br />

合 ,… 再 評 価 後 2~3 週 で 手 術 とした.…【 結 果 】 全 例 NCRTを 完 遂 した.… 再 評<br />

価 ではPR(2 例 ),…SD(2 例 ),…PD(2 例 ).…SD2 例 が 予 定 通 り 手 術 となった.…<br />

PR2 例 は1 例 が 照 射 野 の 広 範 囲 胆 管 高 度 不 正 と 高 度 脂 肪 肝 ,…1 例 が 肝 機<br />

能 障 害 で 予 定 の 手 術 は 行 わずGEM 単 独 投 与 を 継 続 ,… その 後 AE 消 失 に<br />

て 手 術 となった(NCRT 後 14 週 ,…12 週 ). PD…2 例 は 一 旦 手 術 を 断 念 しそ<br />

の 後 GEM 単 独 投 与 (1,000mg/m2)を 継 続 したところ,…1 例 は 主 腫 瘍 PR<br />

と 腫 瘍 マーカー(TM) 陰 性 化 にて 手 術 (NCRT 後 32 週 )となり,… 結 果 5 例<br />

が 手 術 となった.…1 例 は 開 腹 直 後 腹 膜 播 種 結 節 を 認 め 閉 腹 ,…3 例 に 膵 頭<br />

十 二 指 腸 切 除 ,…1 例 に 膵 全 摘 を 施 行 (4 例 全 例 R0)した.… 治 療 効 果 判 定 は<br />

Grade…3(1 例 ),…Grade…2(2 例 ),…Grade…1-a(1 例 ).… 手 術 データ( 中 央 値 )は<br />

手 術 時 間 668-1170…(919) 分 ,… 出 血 量 1183-3880…(2363)mL,… 術 後 入 院 期 間<br />

36-79…(54) 日 .… 術 後 は 全 例 にGrade…1-2の 白 血 球 減 少 を 認 めるが,…GEM<br />

単 独 補 助 化 学 療 法 (biweekly)を 継 続 した.…1 例 は 術 後 5カ 月 目 に 仮 性 動<br />

脈 瘤 破 裂 で 死 亡 ,…1 例 は 肝 転 移 にて 治 療 開 始 後 13カ 月 で 癌 死 ,…2 例 は 無<br />

再 発 生 存 でNCRT 開 始 より 中 央 値 465 日 である.…【 考 察 】 主 腫 瘍 縮 小 ,…<br />

TM 低 下 患 者 で 病 理 学 的 治 療 効 果 を 認 めた.… 神 経 叢 浸 潤 (PL)は 全 患 者<br />

で 手 術 直 前 の 画 像 上 SDだが,… 主 腫 瘍 縮 小 例 では 神 経 叢 浸 潤 部 位 にも 明<br />

らかな 病 理 学 的 治 療 効 果 を 認 めた.…1 年 以 上 無 再 発 患 者 はともに 主 腫<br />

瘍 縮 小 ,… 腫 瘍 マーカー 陰 性 化 症 例 であったことからこの2つの 要 素 が<br />

続 く 根 治 手 術 の 適 応 患 者 選 別 に 有 用 な 可 能 性 がある.<br />

P21-2 Borderlineresectable 膵 癌 に 対 する 術 前 化 学 ( 放 射<br />

線 ) 療 法 の 有 用 性<br />

1<br />

横 浜 市 立 大 学 消 化 器 ・ 腫 瘍 外 科 学 、 2 横 浜 市 立 大 学 市 民 総 合 医<br />

療 センター 消 化 器 病 センター 外 科<br />

○… 谷 口 浩 一 1<br />

, 田 中 邦 哉 1<br />

, 松 山 隆 生 1<br />

, 森 隆 太 郎 1<br />

,<br />

武 田 和 永 1<br />

, 熊 本 宜 文 1<br />

, 野 尻 和 典 1<br />

, 杉 田 光 隆 1<br />

,<br />

上 田 倫 夫 2<br />

, 本 間 祐 樹 1<br />

, 大 田 洋 平 1<br />

, 秋 山 浩 利 1<br />

,<br />

1<br />

遠 藤 格<br />

【 背 景 】NCCNガイドラインで 示 されているBorderline…resectable<br />

(BR) 膵 癌 に 対 する 治 療 方 針 は 施 設 間 で 異 なり、 一 定 の 見 解 はない。【 目<br />

的 】BR 膵 癌 に 対 する 術 前 化 学 ( 放 射 線 ) 療 法 併 用 切 除 の 治 療 成 績 を<br />

retrospectiveに 検 討 する。【 対 象 と 方 法 】2001 年 1 月 から2011 年 10 月 ま<br />

での、 切 除 を 企 図 した 浸 潤 性 膵 管 癌 114 例 を 対 象 とした。BRは61 例<br />

(54%)であり、 術 前 化 学 ( 放 射 線 ) 療 法 (NAC)を43 例 に 施 行 した(NAC<br />

群 )。NAC 群 の 内 、NAC 後 遠 隔 転 移 により 非 切 除 となった14 例 ( 開 腹<br />

時 非 切 除 3 例 を 含 む)を 除 いた 切 除 29 例 をNACS 群 、 術 前 治 療 非 施 行 18<br />

例 をSt 群 とし 長 期 成 績 を 比 較 した。また、NACS 群 とSt 群 で 血 管 合 併<br />

切 除 率 、 組 織 学 的 所 見 、R0 切 除 率 、 手 術 成 績 、 術 後 補 助 化 学 療 法 施<br />

行 率 を 比 較 した。【 結 果 】3 年 生 存 率 (NAC 群 33%:St 群 14%)であり<br />

NAC 群 で 良 好 な 傾 向 にあった(P=0.077)。NAC 後 の 非 切 除 例 を 除 い<br />

たNACS 群 ではさらに 長 期 成 績 の 改 善 を 認 め(NACS 群 55%:St 群 14%,…<br />

P=0.001)、NACによるpatient…selectionがその 要 因 と 考 えられた。 一 方 、<br />

NAC 後 非 切 除 となった14 例 のMSTは9ヶ 月 であった。 血 管 合 併 切 除 は<br />

NAC 群 100%( 門 脈 24 例 、 上 腸 間 膜 動 脈 2 例 、 肝 動 脈 2 例 、 腹 腔 動 脈 幹 5 例 )<br />

に 施 行 されており、St 群 61%に 比 較 し 高 率 であった(P=0.001)。 組 織<br />

学 的 所 見 を 比 較 すると、 門 脈 浸 潤 (NAC 群 14%:St 群 50%,…P=0.017)は<br />

NAC 群 で 低 率 であり、R0 切 除 率 はNAC 群 で 高 かった(NAC 群 86%:<br />

St 群 28%,…P

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