タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日（水） - æ ªå¼ä¼šç¤¾ã‚³ãƒ³ã‚°ãƒ¬

P85-3 当 施 設 における 体 重 6kg 以 下 の 低 体 重 児 に 対 する 生 体
肝 移 植 の 検 討
1
自 治 医 科 大 学 移 植 外 科 、 2 自 治 医 科 大 学 消 化 器 外 科
○… 山 田 直 也 1
, 眞 田 幸 弘 1
, 岡 田 憲 樹 1
, 脇 屋 太 一 1
,
井 原 欣 幸 1
, 浦 橋 泰 然 1
, 笹 沼 英 紀 2
, 清 水 敦 2
, 藤 原 岳 人 2
,
佐 久 間 康 成 2
, 俵 藤 正 信 2
, 安 田 是 和 2 1
, 水 田 耕 一
【 目 的 】 新 生 児 を 含 む 低 体 重 児 に 対 する 生 体 肝 移 植 では 手 術 手 技 が
困 難 であることに 加 え、 周 術 期 管 理 やgraft(ドナー) 選 択 などの 問 題
があり、また 予 後 に 関 する 報 告 は 少 ない。 今 回 、 当 施 設 で 体 重 6kg 以
下 の 低 体 重 児 に 対 して 施 行 した 小 児 生 体 肝 移 植 について 検 討 したため、
報 告 する。【 対 象 】 当 施 設 で2001 年 5 月 から2011 年 12 月 までに 施 行 した
小 児 生 体 肝 移 植 211 例 ( 再 移 植 6 例 )のうち、 移 植 時 recipient 体 重 6kg 以
下 の14 例 (6.6%)を 対 象 にした。 原 疾 患 は 胆 道 閉 鎖 症 8 例 、 新 生 児 ヘモ
クロマトーシス2 例 、 劇 症 肝 炎 2 例 、CPS1 欠 損 症 1 例 、 胆 汁 うっ 滞 性 肝
硬 変 1 例 であった。【 結 果 】Graft…はleft…lateral…segment…graft…8 例 、S2…
monosegment…graft…4… 例 、reduced…S2…monosegment…graft…2 例 で、 平
均 GRWRは3.6%(GV/SLV…88.5%)だった。1 例 を 術 後 22… 日 目 に 脳 出 血
で 失 ったが、その 他 は 全 例 生 存 中 であり、 生 存 率 、グラフト 生 存 率 と
もに92.8%( 平 均 追 跡 期 間 ;3.59 年 )であった。 移 植 時 に 閉 腹 できず、
二 期 的 に 閉 腹 を 行 った 症 例 を1 例 (7.1%) 認 めた。 外 科 的 合 併 症 は、 肝
静 脈 狭 窄 0 例 、 門 脈 吻 合 部 狭 窄 1 例 (7.1%)、 肝 動 脈 血 栓 症 2 例 (14.2%)、
胆 管 空 腸 吻 合 部 狭 窄 2 例 (14.2%)であった。 体 重 は 移 植 時 平 均 4.5kg
(2.6kg~6.0kg)から1 年 後 で 平 均 8.7kg(6.1~10.9kg)と 良 好 な 身 体 発 育 を
認 めた。また、 術 後 1 年 時 の 平 均 GV/SLVは96.1%であり、 良 好 な 肝
再 生 を 認 めた。【 結 語 】 6kg 以 下 の 低 体 重 児 に 対 しても 生 体 肝 移 植 は
安 全 に 施 行 され、 予 後 は 良 好 であり、 外 科 的 合 併 症 の 頻 度 も 体 重 6kg
以 上 の 症 例 と 差 はなかった。 当 施 設 では 低 体 重 児 のgraft 選 択 は
GRWR