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P54-1 肝 細 胞 癌 症 例 における 血 清 抗 体 の 検 出<br />
東 邦 大 学 医 療 センター 大 森 病 院 消 化 器 センター 外 科<br />
○… 久 保 田 喜 久 , 島 田 英 昭 , 大 塚 由 一 郎 , 田 村 晃 , 土 屋 勝 ,<br />
前 田 徹 也 , 片 桐 敏 雄 , 石 井 淳 , 金 子 弘 真<br />
【 背 景 と 目 的 】 癌 患 者 血 清 中 に 誘 導 される 腫 瘍 抗 原 特 異 的 IgG 抗 体 は、<br />
比 較 的 早 期 から 検 出 できるため 治 療 効 果 判 定 や 手 術 後 の 再 発 リスクを<br />
評 価 できる 腫 瘍 マーカーとして 有 用 である 可 能 性 が 高 い。すでに 血 清<br />
p53 抗 体 検 査 が、 食 道 癌 や 大 腸 癌 において 保 険 適 応 となり 実 地 臨 床 に<br />
貢 献 している。 本 研 究 では、 癌 関 連 抗 原 として 報 告 されている 各 種 の<br />
癌 抗 原 に 対 する 血 清 抗 体 検 出 ELISAシステムを 開 発 して 肝 細 胞 癌 症<br />
例 における 新 しい 腫 瘍 マーカーとしての 可 能 性 を 検 討 した。<br />
【 対 象 と 方 法 】 研 究 目 的 に 購 入 した 肝 細 胞 癌 患 者 50 症 例 の 血 清 を 対 象<br />
とした。 独 自 に 開 発 したELISAシステムにより 各 種 血 清 抗 体 の 有 無<br />
を 解 析 した。 解 析 対 象 分 子 は、HSP40,…p90,…p53,…Galectin-1,…Annexin…<br />
II,… Sui… I,… NY-ESO-1,… HCC-22-5,… Cyclin… B1,… Prx6,… HCA25a,… HSP70,…<br />
RalA,…p62,…c-myc,…KM-HN-1の16 種 類 である。 各 抗 原 分 子 のcDNAを<br />
クローニングして 精 製 した 抗 原 ペプチドを 標 的 としたELISA 系 を 確<br />
立 した。 健 常 者 74 名 の 抗 体 価 の 平 均 値 +3SDを 基 準 値 として 陽 性 率 を<br />
算 出 した。<br />
【 結 果 と 考 察 】 血 清 抗 体 の 陽 性 率 が10% 以 上 である 抗 原 は、<br />
Galectin-1,…Sui…I,…NY-ESO-1,…HCC-22-5,…Cyclin…B1,…HCA25a,…HSP70,…<br />
RalA,…p62,…KM-HN-1の10 種 類 であった。 健 常 者 における 陽 性 率 はい<br />
ずれも3% 未 満 であった。 作 成 したELISA 系 により、 患 者 血 清 中 のIgG<br />
抗 体 を 検 出 することに 成 功 した。 健 常 者 における 偽 陽 性 率 は 診 療 上 許<br />
容 できるレベルと 思 われる。 今 後 、 手 術 症 例 における 手 術 前 後 の 抗 体<br />
価 の 変 化 や 肝 硬 変 患 者 における 発 癌 前 後 の 抗 体 価 の 変 化 について 検 討<br />
してゆく 予 定 である。<br />
【 謝 辞 】 本 研 究 は、 科 学 技 術 振 興 機 構 の「 独 創 的 シーズ 展 開 事 業 」で<br />
あり、…( 株 ) 医 学 生 物 学 研 究 所 の 橋 口 理 宏 、 桑 島 明 子 、 村 上 昭 弘 、 中 村<br />
絵 里 香 、 大 塚 誠 子 との 共 同 研 究 である。<br />
P54-2 ラット 肝 虚 血 再 灌 流 障 害 モデルにおけるαリポ 酸 誘 導<br />
体 の 効 果 とそのメカニズムについて<br />
大 分 大 学 医 学 部 第 一 外 科<br />
○… 増 田 崇 , 岩 下 幸 雄 , 川 野 雄 一 郎 , 小 森 陽 子 , 平 下 禎 二 郎 ,<br />
江 口 英 利 , 矢 田 一 宏 , 太 田 正 之 , 北 野 正 剛<br />
【 目 的 】 肝 臓 外 科 手 術 において 虚 血 再 灌 流 障 害 は 憂 慮 すべき 病 態 の 一<br />
つである。 肝 に 虚 血 が 加 わると 低 酸 素 状 態 による 障 害 に 加 え、 血 流 再<br />
開 時 に、Kupffer 細 胞 が 活 性 化 し、TNFαを 含 む 様 々なサイトカイン、<br />
活 性 酸 素 種 (ROS)を 放 出 し、 好 中 球 の 類 洞 集 積 を 促 進 し、 最 終 的 に 肝<br />
実 質 細 胞 の 細 胞 死 を 引 き 起 こす。 抗 酸 化 物 質 がこの 病 態 を 改 善 するこ<br />
と が 報 告 さ れ て い る。Dihydrolipoyl…histidinate…zinc…complex…<br />
(DHLHZn)は 抗 酸 化 作 用 を 有 するαリポ 酸 を 改 良 し、 生 体 内 でより<br />
安 定 かつ 強 力 な 抗 酸 化 作 用 を 発 揮 するαリポ 酸 誘 導 体 である。 今 回 わ<br />
れわれは、ラット 肝 虚 血 再 灌 流 モデルにおいてDHLHZnの 投 与 によ<br />
り 強 力 な 肝 障 害 抑 制 効 果 を 認 めることを 見 出 し、そのメカニズムにつ<br />
いて 検 討 したので 報 告 する。【 方 法 】Wisterラットを 用 い、45 分 間 肝<br />
虚 血 後 、6 時 間 再 灌 流 しモデルを 作 成 した。DHLHZn(10mg/kg,…i.p.)<br />
投 与 群 (I/R+DHLHZn 群 )、 生 理 食 塩 水 のみ 投 与 した 群 (I/R 群 )、 肝 虚<br />
血 せず 単 開 腹 のみ 行 った 群 (sham 群 )の3 群 …(n=10)に 分 けた。 組 織 学<br />
的 検 査 、 血 清 炎 症 性 サイトカイン、 肝 酵 素 レベルならびに 肝 組 織 好 中<br />
球 浸 潤 度 (MPO)にて 肝 障 害 の 程 度 を 評 価 した。 更 にDHLHZnのメカ<br />
ニズムを 検 討 するため 肝 組 織 のBio-plexリン 酸 化 タンパク 分 析 を 行 っ<br />
た。【 結 果 】I/R+DHLHZn 群 はI/R 群 と 比 較 し、 著 明 に 組 織 学 的 肝 障<br />
害 の 軽 減 を 認 めた。また、 血 清 AST、ALT、 炎 症 性 サイトカイン(TNF<br />
α、IL6)、MPOは 有 意 に 低 値 を 認 めた。リン 酸 化 タンパク 分 析 では、<br />
I/R 群 で 有 意 にMAPK(ERK1/2、JNK、p38)およびNF-κBのリン 酸<br />
化 が 亢 進 していたのに 対 し、I/R+DHLHZn 群 ではp38…MAPKおよび<br />
NF-κBのリン 酸 化 が 有 意 に 抑 制 されていた。【 結 論 】αリポ 酸 誘 導 体<br />
DHLHZnは 肝 虚 血 再 灌 流 障 害 を 抑 制 した。p38…MAPKおよびNF-κB<br />
経 路 を 介 する 炎 症 性 サイトカイン 発 生 の 抑 制 がメカニズムの1つとし<br />
て 考 えられた。<br />
P54-3 肝 温 虚 血 再 還 流 障 害 における 脾 臓 由 来 のIL-17Aは 肝<br />
臓 への 好 中 球 遊 走 を 促 進 し、 臓 器 障 害 に 関 与 する。<br />
山 梨 大 学 第 1 外 科<br />
○… 河 野 寛 , 原 倫 , 古 屋 信 二 , 平 山 和 義 , 藤 井 秀 樹<br />
【 目 的 】サイトカインIL-17Aは、 好 中 球 の 炎 症 ならびに 組 織 障 害 部<br />
位 への 遊 走 を 制 御 している。これまでの 検 討 で、IL-17Aのノックア<br />
ウトマウス(-/-)において、I/R 亜 急 性 期 の 肝 温 虚 血 再 還 流 (I/R) 障 害<br />
が 軽 減 する 事 実 を 報 告 した。 今 回 、I/RでのIL-17A 産 生 と 臓 器 障 害 発<br />
症 における 脾 臓 の 役 割 を 検 討 した。【 方 法 】wild-typeならびにIL17-/-<br />
を 用 いて90 分 間 の 肝 部 分 (70%;medial…largest…lobe)I/Rモデルを 作<br />
成 した。 経 時 的 に 検 体 を 採 取 し、 血 清 ALT 値 、 肝 障 害 、 好 中 球 の 浸 潤 、<br />
MPO 活 性 、MIP-2 発 現 を 検 討 した。さらに、WT 群 において、 脾 摘 を<br />
行 い 門 脈 血 中 IL-17A 値 、 肝 好 中 球 数 と 肝 障 害 を 検 討 した。さらに、 肝<br />
臓 と 脾 臓 リンパ 球 の 細 胞 内 IL-17A 発 現 をフローサイトメトリー 法 に<br />
より 検 討 した。【 結 果 】WT 群 のALT 値 は、6 時 間 ( 急 性 期 )と20 時 間 ( 亜<br />
急 性 期 )で2 峰 性 のピークを 認 めたが、IL-17A-/- 群 では 急 性 期 のみに<br />
ピークを 認 めた。 急 性 期 においては 両 群 で 肝 細 胞 障 害 、ALT 値 に 差<br />
を 認 めなかった。 一 方 、 亜 急 性 期 においては、IL17A-/- 群 でWT 群 と<br />
比 較 し 肝 細 胞 障 害 とALT 値 ともに 有 意 に 減 少 していた。 肝 臓 での<br />
MIP-2 発 現 、MPO 活 性 ならびに 好 中 球 数 もIL17-/- 群 でWT 群 と 比 較 し<br />
有 意 に 減 少 していた。WTの 脾 摘 群 において、 非 脾 摘 群 と 比 較 し、 門<br />
脈 血 中 IL-17A 値 は 有 意 に 低 下 し、 肝 内 の 好 中 球 数 の 有 意 な 減 少 と、 肝<br />
障 害 の 軽 減 を 認 めた。 肝 臓 遊 走 リンパ 球 でのIL-17A 発 現 はほとんど<br />
認 めず、 脾 臓 リンパ 球 では、その 発 現 が 上 昇 していた。【 考 察 】 脾 臓<br />
由 来 のIL-17Aは、I/R 後 の 亜 急 性 期 における 肝 への 好 中 球 遊 走 に 関 与<br />
し、 肝 障 害 発 症 機 序 において 重 要 な 因 子 である 事 実 が 解 明 された。<br />
P54-4 Gd-EOBMRIの 肝 細 胞 相 で 高 信 号 を 呈 し、OATP-1B 蛋<br />
白 の 発 現 がみられた 肝 細 胞 癌 の1 切 除 例<br />
1<br />
明 和 病 院 外 科 、 2 明 和 病 院 病 理 診 断 部<br />
○… 友 松 宗 史 1<br />
, 飯 田 洋 也 1<br />
, 前 田 晃 宏 1<br />
, 別 府 直 仁 1<br />
,<br />
吉 江 秀 範 1<br />
, 生 田 真 一 1<br />
, 岸 本 昌 浩 1<br />
, 木 村 文 彦 1<br />
, 相 原 司 1<br />
,<br />
柳 秀 憲 1<br />
, 覚 野 綾 子 2<br />
, 山 中 若 樹<br />
1<br />
【はじめに】 典 型 的 な 肝 細 胞 癌 (HCC)はGd-EOB-DTPA…enhanced…<br />
MRI(EOB-MRI)によって、 肝 細 胞 相 で 低 信 号 を 呈 するが、 一 部 の<br />
HCCでは 高 信 号 となることが 知 られている。 今 回 、EOB-MRIの 肝 細<br />
胞 相 で 高 信 号 を 呈 した 非 典 型 的 なHCCを 切 除 した 後 、 再 発 した 病 変<br />
が 肝 細 胞 相 で 低 信 号 を 呈 していた 症 例 を 経 験 したので 報 告 する。【 症<br />
例 】60 歳 代 男 性 。 高 血 圧 、 高 脂 血 症 、アルコール 性 肝 炎 、 糖 尿 病 で 近<br />
医 通 院 中 に 肝 S4に16mmの 腫 瘍 を 認 めた。ラジオ 波 焼 灼 術 (RFA)を 施<br />
行 したが、1 年 6ヶ 月 後 のCTでRFA 部 の 局 所 再 発 を 認 めたため 当 院 紹<br />
介 となった。 拡 大 肝 左 葉 切 除 術 、 尾 状 葉 切 除 術 を 施 行 した。 初 発 時 の<br />
肝 S4の4.2cm、1.7cm、1.3cmの 腫 瘍 はいずれも、 腹 部 造 影 CTで 早 期<br />
相 で 濃 染 され、 平 衡 相 で 等 吸 収 域 であった。EOB-MRIのDynamic…<br />
studyではCTと 同 様 、 早 期 相 では 濃 染 所 見 を 示 し、 平 衡 相 で 等 信 号 と<br />
なった。 肝 細 胞 相 ではいずれの 結 節 も 高 信 号 を 呈 した。 術 後 1 年 で 肝<br />
S8に 再 発 を 認 めた。 再 発 時 の 肝 S8の2.3cmの 腫 瘍 は、CTで 周 囲 が 早<br />
期 相 で 濃 染 され、 平 衡 相 で 等 吸 収 域 で、 内 部 に 造 影 効 果 のない 腫 瘍 で<br />
あった。EOB-MRIのDynamic…studyで、 周 囲 が 早 期 相 では 濃 染 所 見<br />
を 示 し、 平 衡 相 で 等 信 号 となった。 肝 細 胞 相 では 低 信 号 を 呈 しており、<br />
典 型 的 なHCCの 所 見 であった。 初 発 時 の 切 除 標 本 は、いずれの 腫 瘍<br />
も 高 分 化 型 のHCCで 血 管 腫 様 の 類 洞 拡 張 を 認 めた。 胆 汁 産 生 は 認 め<br />
なかった。また、OATP-1B 蛋 白 の 発 現 が 認 められた。 再 発 時 の 切 除<br />
標 本 は、 中 分 化 型 のHCCであった。【 考 察 】EOB-MRIの 肝 細 胞 相 で 高<br />
信 号 を 呈 する 腫 瘍 のなかには、 胆 汁 産 生 のあるHCC(Green…<br />
hepatoma)や、また 一 部 の 高 分 化 型 肝 癌 があるといわれている。 今 回 、<br />
同 一 症 例 で 性 質 の 異 なるHCCが、 異 時 性 に 出 現 した 興 味 深 い 症 例 を<br />
経 験 したので 若 干 の 文 献 的 考 察 を 加 えて 報 告 する。<br />
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