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P49-7 肝 障 害 を 伴 い 急 速 進 展 した 大 腸 癌 同 時 性 肝 転 移 残 肝 再<br />
発 例 に 対 しCetuximabが 奏 効 した1 例<br />
1<br />
東 邦 大 学 医 療 センター 大 森 病 院 消 化 器 センター 外 科 、 2 東 邦 大 学<br />
医 療 センター 大 森 病 院 病 理 診 断 科<br />
○… 久 保 田 喜 久 1<br />
, 大 塚 由 一 郎 1<br />
, 田 村 晃 1<br />
, 石 井 淳 1<br />
,<br />
前 田 徹 也 1<br />
, 片 桐 敏 雄 1<br />
, 小 池 淳 一 1<br />
, 赤 坂 喜 清 2<br />
,<br />
平 野 孝 幸 2<br />
, 羽 鳥 努 2<br />
, 大 久 保 陽 一 郎 2<br />
, 渋 谷 和 俊 2<br />
,<br />
1<br />
金 子 弘 真<br />
【 症 例 】 症 例 は30 歳 台 の 男 性 。 直 腸 癌 (Ra,…tub2~por1)の 診 断 、CEA…<br />
850.3で、 腹 部 CTでは 最 大 径 54mm、30 個 以 上 の 両 葉 に 散 在 するH3 肝<br />
転 移 を 認 めた。 切 除 不 能 肝 転 移 に 対 しmFOLOFOX6、<br />
FOLFIRI+bevacizumabを 先 行 し、 肝 転 移 は 著 明 に 縮 小 、CR 病 変 も<br />
認 め、CEAは7.1まで 低 下 した。 原 発 巣 切 除 を 先 行 したのちに2 期 的 に<br />
肝 切 除 を 施 行 した。 術 式 は 外 側 区 域 切 除 + 後 区 域 切 除 + 部 分 切 除 とし、<br />
術 中 造 影 超 音 波 で 確 認 できないCR 病 変 は 切 除 しなかった。 術 後 補 助<br />
療 法 としてUFT+oral…LVを 開 始 した。 肝 切 除 2ヶ 月 後 に 上 腹 痛 、 全<br />
身 倦 怠 感 を 訴 え 受 診 、 血 液 検 査 で はPlt9 万 、AST148、ALT98、<br />
LDH5766、T-bil1.6、D-bil0.5、CEA71.5であり、 腹 部 CT 検 査 にて 多<br />
発 性 残 肝 再 発 を 認 めた。また 食 道 静 脈 瘤 も 認 め、 肝 腫 瘍 の 急 速 進 展 に<br />
伴 う 肝 障 害 と 判 断 した。KRAS 野 生 型 で、 肝 機 能 障 害 も 認 めたことか<br />
らcetuximab 単 剤 を 開 始 、 血 液 所 見 の 著 明 な 改 善 を 認 めたためCPT-11<br />
を 追 加 し、CEAは7.1まで 低 下 したが、11 回 施 行 しPDとなった。この<br />
間 の 有 害 事 象 はgrade2のざ 瘡 様 皮 疹 のみであった。その 後 食 道 静 脈<br />
瘤 出 血 を 繰 り 返 し、 化 学 療 法 は 継 続 できず 残 肝 再 発 から8ヶ 月 、 初 診<br />
時 から29ヶ 月 で 死 亡 した。【 考 察 】 近 年 、 新 規 抗 癌 剤 や 分 子 標 的 薬 の<br />
導 入 に 伴 い、 集 学 的 治 療 も 変 化 しつつあり 予 後 の 向 上 が 図 られている。<br />
特 に 切 除 不 能 、 再 発 例 における 予 後 の 改 善 は 著 しく、 中 でも 分 子 標 的<br />
薬 の 役 割 は 大 きいと 考 えられる。 大 腸 癌 転 移 性 腫 瘍 に 対 する<br />
cetuximabの 有 用 性 は 多 数 報 告 されており、 中 でも 本 症 例 のごとく 臓<br />
器 障 害 を 伴 った 転 移 性 腫 瘍 に 対 してのcetuximabの 有 効 性 や 安 全 性 の<br />
報 告 は 散 見 される。【 結 語 】 肝 障 害 を 伴 い、 急 速 、 多 発 性 といった 予<br />
後 不 良 と 考 えられる 残 肝 再 発 例 に 対 しcetuximabが 奏 功 し、かつ 安 全<br />
に 施 行 できた 症 例 を 経 験 した。<br />
P49-8 大 腸 癌 肝 転 移 切 除 不 能 例 における 外 科 的 治 療 戦 略 <br />
田 附 興 風 会 医 学 研 究 所 北 野 病 院 消 化 器 センター 外 科<br />
○… 川 本 浩 史 , 寺 嶋 宏 明 , 戸 田 怜 , 井 上 善 景 , 門 野 賢 太 郎 ,<br />
吉 冨 摩 美 , 飯 田 拓 , 尾 崎 信 弘<br />
【はじめに】 近 年 大 腸 癌 肝 転 移 切 除 不 能 例 に 対 しconversion…therapy<br />
と 呼 ばれる 治 療 戦 略 が 浸 透 しつつあるが、 今 回 術 前 化 学 療 法 および 門<br />
脈 塞 栓 術 を 用 いることにより 原 発 巣 、 肝 転 移 巣 ともに 肉 眼 的 治 癒 切 除<br />
に 持 ち 込 めた4 例 を 経 験 したので 報 告 する。【 症 例 】(1)…32 歳 ・ 男 性 。<br />
直 腸 S 状 部 癌 ・ 同 時 性 肝 転 移 (H2N2,… 肝 転 移 GradeC)。mFOLFOX6を<br />
8コース 施 行 。 術 前 門 脈 塞 栓 を 行 うも 残 肝 volumeの 増 大 が 不 十 分 で<br />
あったため、 原 発 巣 切 除 時 にTIPE( 経 回 腸 静 脈 的 門 脈 塞 栓 術 )による<br />
門 脈 塞 栓 を 施 行 し、4 週 後 に 肝 拡 大 右 葉 切 除 術 に 持 ち 込 めた。 術 後 化<br />
学 療 法 (UFT/Uzel)を1 年 間 施 行 し、 肝 切 除 後 3 年 間 無 再 発 生 存 中 であ<br />
る。(2)…63 歳 ・ 男 性 。 上 行 結 腸 癌 ・ 同 時 性 肝 転 移 (H1N1,… 肝 転 移<br />
GradeA)。 原 発 巣 切 除 後 、mFOLFOX6+Cmabを12コ ー ス、<br />
LV/5FU+Cmabを2コース 施 行 。TIPE7 週 後 に 肝 拡 大 右 葉 切 除 術 に 持<br />
ち 込 めた。 術 前 化 学 療 法 による 骨 髄 抑 制 が 遷 延 し、 術 後 化 学 療 法 は 導<br />
入 せず。 肝 切 除 4ヶ 月 後 に 両 側 の 肺 転 移 認 め、 各 々 外 科 的 切 除 を 施 行<br />
し た。(3)…60 歳 ・ 男 性 。 直 腸 癌 (Ra)・ 同 時 性 肝 転 移 (H2N2,… 肝 転 移<br />
GradeC)。mFOLFOX6+Cmabを6コース 後 、 一 期 的 に 腹 腔 鏡 補 助 下<br />
直 腸 低 位 前 方 切 除 術 + 肝 部 分 切 除 術 (7ヶ 所 )+ 術 中 RFA 施 行 。<br />
mFOLFOX6+Cmabによる 術 後 補 助 化 学 療 法 を 施 行 し、 肝 切 除 後 4ヶ<br />
月 無 再 発 生 存 中 である。(4)…61 歳 ・ 男 性 。S 状 結 腸 癌 ・ 同 時 性 肝 転 移<br />
(H3N2,… 肝 転 移 GradeC)。 両 葉 多 発 肝 転 移 のためtwo-stage…operation<br />
の 適 応 と 考 え、mFOLFOX6+Cmab…6コース 施 行 した 後 、 腹 腔 鏡 補 助<br />
下 直 腸 高 位 前 方 切 除 術 、 外 側 区 域 (2ヶ 所 のうちの1ヶ 所 )および 左 尾 状<br />
葉 (1ヶ 所 )の 転 移 巣 に 対 してのRFA、およびTIPEを1st…operationとし<br />
て 行 い、4 週 後 に 肝 右 葉 切 除 術 + 尾 状 葉 部 分 切 除 術 を 施 行 した。 外 側<br />
区 域 のRFA 未 施 行 部 位 についてはviable…lesionの 残 存 も 疑 われたが、<br />
S2-S3グリソン 根 部 に 位 置 することから、エタノール 注 入 のみにとど<br />
めた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
P50-1 腹 腔 鏡 下 肝 外 側 区 域 切 除 にて 診 断 しえた、 興 味 深 い 画 像<br />
を 呈 したFNHの1 例<br />
独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 名 古 屋 医 療 センター<br />
○… 田 中 晴 祥 , 初 野 剛 , 木 下 満 , 長 谷 川 和 也 , 石 原 博 雅 ,<br />
高 野 奈 緒 , 下 山 理 史 , 中 山 裕 史 , 片 岡 政 人 , 近 藤 建<br />
【 症 例 】41 歳 男 性 【 既 往 歴 】 起 立 性 蛋 白 尿 ・A 型 肝 炎 【 生 活 歴 】 海 外<br />
渡 航 歴 あり、 輸 血 歴 あり、 飲 酒 なし、ヘテロセクシャル【 現 病 歴 】<br />
2010 年 秋 頃 より 咳 嗽 出 現 し、 改 善 なく 経 過 、2011 年 2 月 下 旬 に 帯 状 疱<br />
疹 に 罹 患 している。3 月 上 旬 に 咳 嗽 悪 化 し、 労 作 時 呼 吸 困 難 が 出 現 した。<br />
カリニ 肺 炎 と 診 断 され、 治 療 を 開 始 されたが、その 際 にHIV 感 染 症 が<br />
発 覚 した。 入 院 時 に 施 行 されたCTで 肝 左 葉 に 腫 瘍 が 認 められ、HIV<br />
感 染 症 の 治 療 及 び、 肝 腫 瘍 の 精 査 目 的 で 当 院 に 紹 介 受 診 となった。【 経<br />
過 】CTでは 肝 外 側 区 域 に5cm 大 の 比 較 的 境 界 が 明 瞭 な 低 吸 収 領 域 が<br />
認 められており、 動 脈 層 で 結 節 状 に 濃 染 し、 静 脈 層 では 周 囲 肝 実 質 と<br />
同 程 度 の 造 影 効 果 となり、リング 状 の 造 影 効 果 が 認 められた。 単 純<br />
MRIでは 不 均 一 な 低 信 号 、T2では 淡 い 高 信 号 、 動 脈 層 ではつよく 造<br />
影 され、 平 衡 層 では 一 部 wash…out、 肝 細 胞 層 でも 低 信 号 と 高 信 号 が<br />
混 在 していた。 造 影 エコーでは 早 期 層 で 造 影 効 果 をつよく 認 め、クッ<br />
パー 層 でも 造 影 効 果 が 認 められていた。 腹 部 血 管 造 影 では 血 流 豊 富 の<br />
腫 瘍 として 確 認 された。いわゆる 車 輻 様 血 管 造 影 は 確 認 できなかった。<br />
鑑 別 として、FNH、fibrolamellar…hepatocellular…carcinoma、カポジ<br />
肉 腫 、 悪 性 リンパ 腫 などが 鑑 別 に 挙 げられたこと、また 徐 々に 心 窩 部<br />
の 鈍 痛 を 訴 えるため、 診 断 / 治 療 目 的 に 腹 腔 鏡 下 外 側 区 域 切 除 述 を 施<br />
行 したところ、FNHと 診 断 された。【 考 察 】 興 味 深 い 画 像 を 呈 した、<br />
非 典 型 的 なFNHの 一 例 を 経 験 した。 術 前 診 断 に 苦 慮 したが、 腹 腔 鏡<br />
下 切 除 により 診 断 と 治 療 を 兼 ねることができたことは 意 義 深 いと 考 え<br />
る。<br />
P50-2 肝 reactivelymphoidhyperplasiaの1 例<br />
宇 部 興 産 中 央 病 院 外 科<br />
○… 河 岡 徹 , 平 木 桜 夫 , 福 田 進 太 郎<br />
肝 reactive…lymphoid…hyperplasia( 以 下 、RLH)は 非 常 に 稀 な 疾 患 であ<br />
る。 今 回 、われわれは 術 後 病 理 組 織 診 断 で 肝 RLHと 診 断 した1 例 を 経<br />
験 したのでこれを 報 告 する。 症 例 は70 歳 女 性 。 主 訴 は 特 にない。 高 血<br />
圧 ・ 糖 尿 病 の 既 往 があるが、 膠 原 病 を 含 めた 慢 性 炎 症 性 疾 患 は 認 めず。<br />
HBV(-)・HCV(-)。 平 成 22 年 9 月 に、たまたま 行 った 腹 部 超 音 波 検 査<br />
で 肝 S6-7に10x14mm 大 の 腫 瘤 を 指 摘 され、 当 院 を 紹 介 受 診 した。<br />
EOB・プリモビストMRIで 腫 瘤 は 早 期 にring 状 にわずかに 造 影 され、<br />
肝 細 胞 造 影 相 では 造 影 されなかった。PET-CTでSUVは5.49と 集 積 を<br />
認 めたが、それ 以 外 に 病 変 を 指 摘 しなかった。 各 種 腫 瘍 マーカーは 基<br />
準 値 内 であった。 上 下 部 内 視 鏡 検 査 でも 異 常 を 認 めなかった。 経 皮 経<br />
肝 針 生 検 を 行 ったが、 一 部 にリンパ 球 が 集 簇 しており、T 細 胞 ・B 細<br />
胞 が 混 在 しているものの、 悪 性 リンパ 腫 や 肝 細 胞 癌 ・ 胆 管 癌 などを 示<br />
唆 する 所 見 は 認 めず、 確 定 診 断 には 至 らなかった。 腫 瘍 が1か 月 後 に<br />
22mm 大 に 増 大 したため、 診 断 的 治 療 を 行 うべく、 手 術 ( 肝 後 区 域 切<br />
除 術 )を 施 行 した。 病 理 組 織 学 的 検 索 ではリンパ 濾 胞 の 増 生 を 認 める<br />
のみで 個 々のリンパ 球 の 異 型 は 少 なく、bclの 過 剰 発 現 もなく、<br />
polyclonalな 増 殖 であったため、 肝 RLHと 確 定 診 断 した。 現 在 、 術 後<br />
1 年 経 過 しているが 再 発 を 認 めていない。RLHは 眼 窩 ・ 消 化 管 ・ 皮 膚 ・<br />
甲 状 腺 などの 全 身 の 各 種 臓 器 からの 報 告 例 があるが、 肝 臓 では 稀 であ<br />
り、 本 邦 でも 今 まで20 数 例 の 報 告 があるのみである。 疾 患 自 体 が 確 定<br />
していないため、pseudolymphomaやnodular…lymphoid…lesionなどの<br />
名 称 で 報 告 される 例 も 多 い。 中 年 以 降 の 女 性 によく 認 められ、 実 際 は<br />
20mm 以 下 の 小 腫 瘤 で 発 見 されることが 多 く、 術 前 確 定 診 断 を 行 うこ<br />
とは 困 難 である。 予 後 は 良 好 であり、これまでに 再 発 例 の 報 告 はない。<br />
珍 しい 疾 患 ではあるが、 本 疾 患 の 存 在 を 認 識 することにより、 針 生 検<br />
などで 経 過 観 察 を 含 めた 適 切 な 対 処 を 選 択 できる 可 能 性 もある。<br />
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