タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日（水） - æ ªå¼ä¼šç¤¾ã‚³ãƒ³ã‚°ãƒ¬

P75-6 当 院 の 腹 腔 鏡 下 胆 嚢 摘 出 術 における 開 腹 移 行 症 例 の 検
討
国 立 水 戸 医 療 センター
○… 小 崎 浩 一 , 湯 沢 賢 治 , 桂 一 憲 , 加 藤 丈 人 , 小 山 田 尚 ,
寺 島 徹 , 小 泉 雅 典 , 植 木 浜 一
【はじめに】 腹 腔 鏡 下 胆 嚢 摘 出 術 (LC)の 手 術 適 応 は、 手 術 手 技 の 進
歩 と 手 術 機 器 の 開 発 により、その 適 応 は 拡 大 されてきている。 文 献 に
よれば、LCでの 開 腹 移 行 率 は1.8-17.2%( 平 均 6.2%)とされ、そして、
LCにおける 開 腹 移 行 の 重 要 な 因 子 として、 急 性 胆 嚢 炎 ・ 腹 部 手 術 既
往 ・ 男 性 ・ 高 齢 者 ・ 超 音 波 検 査 上 の 胆 嚢 壁 の 肥 厚 が 挙 げられているが、
確 定 的 なものではない。このように、LCにおける 開 腹 移 行 の 術 前 予
測 は 困 難 で、まず 腹 腔 鏡 下 である 程 度 剥 離 操 作 を 行 い、 開 腹 移 行 の 判
断 を 行 わなければならない。この 術 中 の 判 断 は 術 者 個 人 や 施 設 により
異 なっており、 統 一 したものはない。
【 目 的 】 当 院 のLC 症 例 を 検 討 し、 開 腹 移 行 になった 原 因 を 分 析 ・ 検
討 することにより、 当 施 設 における 開 腹 の 適 応 を 求 めた。
【 方 法 および 対 象 】2007 年 4 月 から 現 在 までに 施 行 したLC451 例 ( 年
齢 :21~93 歳 、 男 性 220 例 ・ 女 性 231 例 )を 対 象 とした。
【 結 果 】 開 腹 移 行 例 は34 例 (7.5%)で、その 内 訳 は、1) 術 中 出 血 :4 例 、2)
高 度 炎 症 ・ 高 度 癒 着 によるCalot 三 角 部 の 剥 離 困 難 :25 例 、3) 胆 嚢 壁
の 肥 厚 のため、 鉗 子 での 胆 嚢 そのものの 把 持 が 困 難 :5 例 、であった。
LC 群 の 年 齢 は60.5±34.7 歳 、 開 腹 移 行 例 群 は65.6±12.0 歳 で、 有 意 を
もって 開 腹 移 行 群 で 年 齢 が 高 かった(p=0.03)。また 性 別 ではLC 群 で
男 性 198 例 、 女 性 219 例 に 対 し、 開 腹 移 行 例 で 男 性 22 例 、 女 性 12 例 で、
男 性 患 者 で 有 意 をもって 開 腹 への 移 行 例 が 多 かった(p