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タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

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P19-6 膵 癌 切 除 例 の 術 後 ・ 再 発 後 化 療 内 容 別 検 討<br />

国 家 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 東 海 病 院 外 科<br />

○… 山 本 英 夫 , 早 川 直 和 , 山 本 竜 義 , 籾 山 正 人<br />

日 本 膵 臓 学 会 膵 癌 登 録 報 告 2007では、2001-2004 年 の 膵 臓 癌 の3 年 生 存<br />

率 は23.2%と 以 前 より 延 長 しているが、5 年 生 存 率 では 改 善 傾 向 がみ<br />

られない。 膵 癌 ガイドラインで、 術 後 化 療 はGEMが 推 奨 され、その<br />

他 TS-1やGEM+TS-1の 有 用 性 も 検 討 されている。 今 回 膵 癌 切 除 後 の<br />

抗 癌 剤 治 療 ついて 検 討 したので 報 告 する。 対 象 と 方 法 ; 当 院 で1995 年<br />

から2011 年 までに 切 除 された 膵 癌 42 例 ( 同 時 性 肝 転 移 例 ・ 在 院 死 亡 例<br />

は 除 く)を 対 象 とし、 術 後 補 助 化 療 の 有 無 、 無 再 発 生 存 期 間 、 再 発 有 無 、<br />

再 発 後 化 療 の 有 無 、 再 発 後 生 存 期 間 について 検 討 した。 結 果 ; 頭 部 32<br />

例 、 体 尾 部 10 例 。Stage…III…17 例 、Stage…IVa…16 例 、Stage…IVb…5 例 。<br />

術 後 16 例 にGEMによる 補 助 化 学 療 法 が 行 われ、うち3 例 にTS-1が 併 用<br />

された。 術 後 補 助 化 学 療 法 施 行 例 ・ 非 施 行 例 の1 年 /…3 年 無 再 発 生 存 率<br />

はそれぞれ、20.5%/…20.5%、28.3%/…18.8%で 有 意 差 はなかった。 再 発<br />

後 の 治 療 はGEM…6 例 、GEM+S-1…6 例 、5FUの 肝 動 注 7 例 、 無 治 療 12 例<br />

であった。それぞれの 治 療 群 別 の 再 発 後 1 年 /…3 年 生 存 期 間 ・ 生 存 期 間<br />

中 央 値 は、50.0%/…25.0%・40ヶ 月 、62.5%/…-… %・13ヶ 月 、14.3%/…<br />

0%・5ヶ 月 、8.3%/…8.3%・4ヶ 月 で、GEMあるいはGEM+S-1 治 療 群 の<br />

生 存 期 間 が 長 かった。また 術 後 ・ 再 発 後 も 化 療 が 行 われなかった 無 治<br />

療 群 …(n=10)の 再 発 後 1 年 /…3 年 生 存 率 ・ 生 存 期 間 中 央 値 は10%…/…<br />

10%・2ヶ 月 であったのに 対 し、 術 後 無 化 療 ・ 再 発 後 化 療 群 …(n=12)…<br />

では33.3… %/…22.2%・8ヶ 月 、 術 後 化 療 ・ 再 発 後 化 療 群 …(n=9)では<br />

40.0%/…-%・11ヶ 月 であった。 結 語 ; 膵 癌 術 後 はGEMなどの 補 助 化 療<br />

が 推 奨 され、 再 発 後 可 能 であればGEMないしはGEM+S-1による 化 療<br />

で 生 存 期 間 の 延 長 が 得 られると 思 われる。<br />

P19-7 StageIV 膵 癌 長 期 生 存 例 と 塩 酸 ゲムシタビンの 効 果 に<br />

ついての 検 討<br />

岩 手 医 科 大 学 外 科<br />

○… 伊 藤 直 子 , 新 田 浩 幸 , 高 橋 正 浩 , 高 原 武 志 , 長 谷 川 康 ,<br />

藤 田 倫 寛 , 武 田 大 樹 , 眞 壁 健 二 , 板 橋 英 教 , 若 林 剛<br />

【はじめに】 塩 酸 ゲムシタビン( 以 下 GEM)を 中 心 とした 化 学 療 法 に<br />

より、StageIV 膵 癌 の 予 後 は 以 前 と 比 較 し 改 善 傾 向 を 認 めるが、いま<br />

だに 予 後 不 良 である。GEMを 含 めた 集 学 的 治 療 により 長 期 生 存 がえ<br />

られた 症 例 を 提 示 する。【 症 例 1】48 歳 女 性 。 膵 体 尾 部 腫 瘍 、 肝 転 移 、<br />

両 肺 全 域 の 多 発 肺 転 移 、 横 行 結 腸 肝 彎 曲 部 浸 潤 の 診 断 で、 大 腸 バイパ<br />

ス 術 、 肝 転 移 巣 の 針 生 検 施 行 し 中 分 化 型 腺 癌 の 診 断 であった。 約 1ヶ<br />

月 後 …Th12に 骨 転 移 指 摘 。 免 疫 染 色 、 腫 瘍 マーカーから 膵 癌 と 診 断 し<br />

GEM 療 法 施 行 。8コース 終 了 後 、 総 合 効 果 判 定 PDとなり、S-1 療 法 と<br />

Oxaliplatin/S-1(SOX) 併 用 療 法 に 変 更 。5コース 施 行 後 PDの 診 断 とな<br />

り 膵 癌 指 摘 後 21ヶ 月 で 永 眠 された。【 症 例 2】72 歳 男 性 。 膵 体 部 癌 、 肝<br />

転 移 (S5)、 脾 動 静 脈 浸 潤 の 診 断 てGEM+…S-1 併 用 療 法 ( 以 下 GS 併 用 療<br />

法 )を 施 行 し 原 発 巣 縮 小 、 肝 転 移 巣 消 失 し、17コース 施 行 後 に 脾 合 併<br />

膵 体 尾 部 切 除 術 、 肝 部 分 切 除 術 施 行 。GS 療 法 再 開 7コース 投 与 後 の<br />

CTで 多 発 肝 転 移 を 認 め… 肝 外 側 区 域 切 除 術 、 肝 S4S8 部 分 切 除 術 施 行 。<br />

術 後 肝 動 注 療 法 開 始 。 再 手 術 2ヶ 月 後 左 大 腿 骨 頭 転 移 指 摘 、その3ヶ 月<br />

後 肝 門 部 にリンパ 節 転 移 出 現 、GS 療 法 を 再 開 したが、 膵 癌 指 摘 後<br />

40ヶ 月 …で 永 眠 された。【 症 例 3】33 歳 男 性 。… 膵 癌 、 多 発 肝 転 移 の 診 断<br />

でGS 療 法 を15コース 施 行 。 縮 小 率 25.1%、 総 合 効 果 SD。 初 回 治 療 後<br />

12ヶ 月 で 肝 拡 大 右 葉 切 除 術 、 肝 外 側 区 域 部 分 切 除 術 、 脾 合 併 膵 体 尾 部<br />

切 除 術 を 施 行 。 感 受 性 試 験 でGEMに 感 受 性 を 認 めたため、GEM 単 独<br />

療 法 を 継 続 し、 初 回 治 療 から32ヶ 月 現 在 画 像 上 明 らかな 再 発 を 認 めて<br />

いない。またGEMの 細 胞 内 輸 送 蛋 白 であるHuman…equilibrative…<br />

nucleoside…transporter-1( 以 下 hENT-1)の 発 現 を 免 疫 組 織 学 的 に 調 べ<br />

たところ、 陽 性 であった。【 結 語 】 長 期 生 存 がえられた 症 例 を 報 告 した。<br />

当 科 での 他 StageIV 症 例 と 病 理 組 織 学 的 所 見 、hENT-1 発 現 、 再 発 形<br />

式 等 について 比 較 検 討 する。<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

P20-1 膵 頭 部 浸 潤 性 膵 管 癌 の 外 科 的 治 療 成 績 と 予 後 因 子 の 検<br />

討<br />

1<br />

東 海 大 学 消 化 器 外 科 、 2 東 海 大 学 東 京 病 院 外 科 、 3 弘 前 大 学 病 理<br />

生 命 科 学 講 座 、 4 東 海 大 学 八 王 子 病 院 外 科 、 5 東 海 大 学 病 理 診 断 学<br />

○… 矢 澤 直 樹 1<br />

, 中 郡 聡 夫 1<br />

, 今 泉 俊 秀 2<br />

, 鬼 島 宏 3<br />

, 飛 田 浩 輔 4<br />

,<br />

加 藤 賢 一 郎 1<br />

, 松 山 正 浩 1<br />

, 古 川 大 輔 1<br />

, 村 上 健 太 郎 1<br />

,<br />

平 林 健 一 5<br />

, 小 澤 壯 治 1<br />

, 貞 廣 莊 太 郎 1<br />

, 安 田 聖 栄 1<br />

,<br />

生 越 喬 二 1 1<br />

, 猪 口 貞 樹<br />

【 背 景 】 日 本 膵 臓 学 会 膵 癌 登 録 によると、 通 常 型 膵 頭 部 癌 切 除 例 の<br />

MSTは12.3ヵ 月 、5 年 生 存 率 は13.0%ときわめて 不 良 であり、 予 後 因 子<br />

の 同 定 と 高 悪 性 度 の 病 態 解 明 が 期 待 されている。【 目 的 】 膵 頭 部 浸 潤<br />

性 膵 管 癌 の 手 術 成 績 と 予 後 因 子 を 明 らかにする。【 対 象 】2003 年 5 月 か<br />

ら2009 年 3 月 までに 切 除 された 膵 頭 部 浸 潤 性 膵 管 癌 103 例 。 腺 扁 平 上 皮<br />

癌 8 例 、 退 形 成 癌 2 例 は、 今 回 の 検 討 から 除 外 した。【 方 法 】D2リンパ<br />

節 ・ 後 腹 膜 神 経 叢 郭 清 …(SMA 神 経 叢 は 右 半 周 )…を 伴 う 膵 頭 十 二 指 腸 切<br />

除 術 を 基 本 術 式 とした。 門 脈 系 静 脈 合 併 切 除 を55 例 …(53.4%)… に 施 行<br />

した。 臨 床 病 理 学 的 因 子 と 予 後 との 関 係 をCox 比 例 ハザードモデルを<br />

用 いて 検 討 した。【 結 果 】 年 齢 中 央 値 は66 歳 …(43-85 歳 )、 男 女 比 は<br />

63:40であった。 平 均 腫 瘍 径 は3.3±1.2…cm。R0 切 除 率 70.9%、リンパ<br />

節 転 移 率 69.9%であった。 全 症 例 のMST、2 年 生 存 率 、5 年 生 存 率 は、<br />

それぞれ、20ヵ 月 、47.1%、14.8%であった。JPS…Stageは、StageI:4<br />

例 …(3.9 %)、StageIII:28 例 …(27.2 %)、StageIVa:49 例 …(47.6 %)、<br />

StageIVb:22 例 …(21.4%)。Stage 別 5 年 生 存 率 は、それぞれ、66.7%、<br />

27.5%、10.4%、4.8%であった。 単 変 量 解 析 では 腫 瘍 最 大 径 …(≦3.0cm…<br />

vs.… >3.0cm)、 組 織 学 的 分 化 度 …(well,…mod…vs.…por)、 浸 潤 増 殖 様 式 …<br />

(INFα,…βvs.…INFγ)、リンパ 管 侵 襲 …(ly0,…1…vs.…ly2,…3)、 静 脈 侵 襲 …(v0,…<br />

1…vs.…v2,…3)、 膵 内 神 経 浸 潤 …(ne0,…1…vs.…ne2,…3)、 十 二 指 腸 浸 潤 …( 陰 性 …<br />

vs.… 陽 性 )、リンパ 節 転 移 …( 陰 性 …vs.… 陽 性 )…が 有 意 な 予 後 因 子 であった。<br />

多 変 量 解 析 では 腫 瘍 最 大 径 …(ハザード 比 1.878、p=0.014)、 組 織 学 的 分<br />

化 度 …(ハザード 比 2.365、p=0.005)、 静 脈 侵 襲 …(ハザード 比 1.833、<br />

p=0.019)、リンパ 節 転 移 …(ハザード 比 1.914、p=0.034)… が 独 立 した 予<br />

後 因 子 として 選 択 された。【 結 論 】 膵 頭 部 浸 潤 性 膵 管 癌 において、 腫<br />

瘍 最 大 径 、 組 織 学 的 分 化 度 、 静 脈 侵 襲 の 程 度 、リンパ 節 転 移 の 有 無 は<br />

重 要 な 予 後 因 子 であった。 中 でも、 組 織 学 的 分 化 度 は 最 も 重 要 な 予 後<br />

因 子 であった。<br />

P20-2 切 除 可 能 膵 癌 に 対 する 術 前 化 学 療 法 の 意 義<br />

1<br />

日 本 医 科 大 学 外 科 、 2 小 林 病 院<br />

○… 相 本 隆 幸 1<br />

, 内 田 英 二 1<br />

, 中 村 慶 春 1<br />

, 松 下 晃 1<br />

, 勝 野 暁 1<br />

,<br />

張 一 光 1<br />

, 川 本 聖 郎 1<br />

, 山 初 和 也 1<br />

, 小 林 匡<br />

2<br />

( 背 景 と 目 的 ) 切 除 可 能 膵 癌 に 対 する 術 前 化 学 療 法 については 支 持 する<br />

報 告 が 増 加 しているものの、 術 後 補 助 化 学 療 法 に 比 べ 十 分 な 知 見 は 蓄<br />

積 されていない。 今 回 、 当 科 にてgemcitabineによる 術 前 化 学 療 法<br />

(NAC)の 後 、 切 除 術 を 施 行 し、さらに 術 後 補 助 化 学 療 法 を 併 施 した<br />

膵 癌 症 例 の 治 療 成 績 を 検 討 したので 報 告 する。( 対 象 と 方 法 ) 対 象 は<br />

2009 年 10 月 から2010 年 10 月 までにNACを 施 行 した 切 除 症 例 8 例 。 術 前<br />

にgemcitabine…1000mg/m3で1クール 施 行 、 終 了 2 週 間 後 に 切 除 術 。<br />

術 後 1カ 月 目 より 補 助 化 学 療 法 を 開 始 。 腫 瘍 マーカー・ 画 像 所 見 の 推 移 、<br />

切 除 標 本 の 病 理 組 織 学 的 所 見 、 再 発 と 転 帰 、 生 存 期 間 につき 検 討 した。<br />

( 結 果 )NAC 群 は、 年 齢 が48 歳 から78 歳 で、 男 性 4 例 、 女 性 4 例 。 膵 頭<br />

部 癌 7 例 、 膵 体 尾 部 癌 1 例 で、 浸 潤 性 膵 管 癌 7 例 、IPMN 由 来 浸 潤 癌 1 例 。<br />

NAC 施 行 後 、CA19-9 値 は1 例 を 除 く 全 例 で 低 下 し 術 後 さらに 低 下 。<br />

NAC 前 後 で 画 像 所 見 は 全 例 不 変 。 全 例 切 除 可 能 で、 術 式 はSSPPD…7 例 、<br />

DP…1 例 。4 例 にSMV 合 併 切 除 再 建 を 施 行 。 術 後 合 併 症 はみられず、 全<br />

例 で 術 後 補 助 療 法 の 導 入 が 可 能 。 組 織 学 的 にR1を1 例 に 認 めたが、そ<br />

の 他 の 症 例 はR0であった。1 年 生 存 率 は87%だが、3 例 が 術 後 6カ 月 よ<br />

りCA19-9 値 の 上 昇 を 認 め、その 後 、 肝 転 移 や 局 所 再 発 が 確 認 された<br />

ためGemcitabine・S-1(80mg/m3) 併 用 療 法 へ 変 更 。( 結 論 ) 切 除 可 能 膵<br />

癌 に 対 するgemcitabineを 用 いた 術 前 化 学 療 法 は、 術 後 合 併 症 の 頻 度<br />

に 影 響 せず 安 全 性 が 高 いが、 術 後 早 期 からの 再 発 症 例 が 見 られること<br />

から 患 者 選 択 や 長 期 遠 隔 成 績 やレジメンそのものの 検 討 がさらに 必 要<br />

である。<br />

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