ã¿ã¤ã ãã¼ã㫠第 1 æ¥ç® 5 æ30æ¥ï¼æ°´ï¼ - æ ªå¼ä¼ç¤¾ã³ã³ã°ã¬
ã¿ã¤ã ãã¼ã㫠第 1 æ¥ç® 5 æ30æ¥ï¼æ°´ï¼ - æ ªå¼ä¼ç¤¾ã³ã³ã°ã¬
ã¿ã¤ã ãã¼ã㫠第 1 æ¥ç® 5 æ30æ¥ï¼æ°´ï¼ - æ ªå¼ä¼ç¤¾ã³ã³ã°ã¬
- No tags were found...
Create successful ePaper yourself
Turn your PDF publications into a flip-book with our unique Google optimized e-Paper software.
P84-1 【 演 題 取 下 】<br />
P84-2 機 能 性 膵 ガストリノーマと 多 発 肝 転 移 を 同 時 切 除 した<br />
1 例<br />
昭 和 大 学 藤 が 丘 病 院 消 化 器 外 科<br />
○… 水 上 博 喜 , 日 比 健 志<br />
症 例 )76 歳 、 女 性 。2012 年 2 月 頃 より 腹 痛 を 自 覚 した。6 月 に 全 身 倦 怠<br />
感 が 出 現 し、 近 医 を 受 診 したこところ、 多 発 肝 腫 瘤 を 認 め、 当 院 に 紹<br />
介 受 診 予 定 であった。7 月 に 急 激 な 腹 痛 が 出 現 し、 緊 急 入 院 となった。<br />
上 部 消 化 管 内 視 鏡 検 査 にて 十 二 指 腸 潰 瘍 を 認 めた。その 後 の 精 査 にて、<br />
膵 体 部 に 直 径 10mmの 腫 瘤 と 肝 S4を 中 心 に 両 葉 多 発 肝 腫 瘍 をみとめ、<br />
EUS-FNA、 肝 生 検 ともにガストリノーマと 診 断 した。 血 中 ガスト<br />
リン 値 は、33410pg/mlであった。9 月 に 肝 右 葉 に 直 径 10mmの 腫 瘤 が<br />
2ヶ 所 残 存 するものの、 拡 大 左 葉 切 除 と 膵 尾 部 切 除 、 脾 臓 摘 出 を 行 った。<br />
血 中 ガストリン 値 は753pg/mlに 低 下 した。11 月 に 残 肝 腫 瘍 に 対 し 塞<br />
栓 術 を 行 い、12 月 よりソマトスタチンアナログ 製 剤 の 投 与 を 開 始 した。<br />
十 二 指 腸 潰 瘍 は 改 善 傾 向 であった。まとめ) 膵 ガストリノーマと 多 発<br />
肝 転 移 を 同 時 切 除 し、 残 肝 腫 瘍 に 集 学 的 な 治 療 を 行 った 稀 な 症 例 を 経<br />
験 した。 同 疾 患 は 治 療 報 告 が 少 なく、 貴 重 な 症 例 と 思 われ、 若 干 の 文<br />
献 的 考 察 を 加 え 報 告 する。<br />
P84-3 急 速 に 進 行 した 消 化 管 内 分 泌 細 胞 癌 肝 破 裂 の1 例<br />
東 京 医 科 歯 科 大 学 肝 胆 膵 ・ 総 合 外 科<br />
○… 伊 藤 浩 光 , 中 尾 圭 介 ,アディクリスナ ラマ, 藍 原 有 弘 ,<br />
伴 大 輔 , 入 江 工 , 落 合 高 徳 , 工 藤 篤 , 中 村 典 明 ,<br />
田 中 真 二 , 有 井 滋 樹<br />
症 例 は38 歳 男 性 。 平 成 23 年 3 月 上 旬 に 上 腹 部 痛 と 便 潜 血 陽 性 を 主 訴 に<br />
近 医 受 診 。 右 季 肋 部 に 腫 瘤 を 触 知 、 腹 部 CTにて 肝 両 葉 に 最 大 径 5cm<br />
の 乏 血 性 腫 瘍 を 複 数 認 め、 転 移 性 肝 腫 瘍 の 診 断 にて 当 院 紹 介 となった。<br />
CEA・CA19-9の 上 昇 を 認 めたため、 下 部 消 化 管 内 視 鏡 検 査 を 施 行 。<br />
横 行 結 腸 に 半 周 性 の2 型 病 変 を 認 め、 結 腸 癌 (T,…Type…2,…cSE,…cN1,…<br />
cH3,…cP0,…cM0)cStage…IVと 診 断 された。この 時 の 組 織 では 低 分 化 腺<br />
癌 と 診 断 されたが 免 疫 染 色 では 内 分 泌 細 胞 癌 を 示 唆 する 所 見 も 認 めら<br />
れた。 原 発 巣 切 除 先 行 の 方 針 となり、3 月 下 旬 に 横 行 結 腸 部 分 切 除 術<br />
を 施 行 した。 術 後 第 8 病 日 より、 乳 び 腹 水 、 貧 血 の 進 行 を 認 め、 第 11<br />
病 日 ドレーンより 血 性 の 排 液 が 流 出 したためCT 検 査 を 施 行 した。 腫<br />
瘍 は 急 速 に 増 大 しており、 左 葉 外 側 区 に 位 置 する 表 面 に 突 出 した 腫 瘍<br />
の 辺 縁 から 下 方 に 高 濃 度 の 血 腫 が 認 められ、 腫 瘍 破 裂 による 出 血 が 疑<br />
われた。 門 脈 腫 瘍 塞 栓 も 疑 われたため、インターベンションによる 止<br />
血 は 高 リスクかつ 困 難 と 判 断 し、 緊 急 手 術 となった。 手 術 施 行 したと<br />
ころ、 肝 外 側 区 の 腫 瘍 はやわらかく 崩 れており、free…ruptureの 状 態<br />
であった。 崩 れた 腫 瘍 を 可 及 的 に 切 除 し、 有 効 な 止 血 が 得 られた。そ<br />
の 後 、 肝 動 注 療 法 (5FU…1500mg) 開 始 するも2 週 間 後 のCT 検 査 で 転 移<br />
巣 のさらなる 増 大 を 認 めたため 肝 動 注 療 法 を 中 止 した。 最 終 的 な 病 理<br />
免 疫 染 色 の 結 果 、 神 経 内 分 泌 細 胞 癌 と 診 断 されたため、サンドスタチ<br />
ン 投 与 を 開 始 。また 腺 癌 の 局 在 も 認 めたためmFOLFOX6の 全 身 投 与<br />
を 開 始 した。その 後 、 他 院 で 治 療 が 継 続 されたものの 効 果 に 乏 しく、<br />
術 後 3ヶ 月 で 死 亡 となった。 神 経 内 分 泌 腫 瘍 は 高 頻 度 に 肝 転 移 を 生 じ、<br />
同 時 性 ・ 異 時 性 を 含 め30~80%とも 言 われているが、 進 行 は 比 較 的 緩<br />
徐 とされいる。 本 症 例 は、2010 年 版 WHO 分 類 でNECもしくMANEC<br />
に 相 当 すると 考 えられたが、 肝 破 裂 をきたした 症 例 は 極 めて 珍 しく、<br />
文 献 による 考 察 を 加 えながら 報 告 する。<br />
P84-4 多 発 肝 転 移 をきたした 後 腹 膜 原 発 カルチノイド 腫 瘍 の<br />
一 例<br />
成 田 赤 十 字 病 院 外 科<br />
○… 代 市 拓 也 , 清 水 善 明 , 伊 藤 勝 彦 , 西 谷 慶<br />
症 例 は63 歳 女 性 。 下 腹 部 痛 を 主 訴 に 当 院 紹 介 受 診 。CTにて 仙 骨 前 面<br />
の 後 腹 膜 に 径 45mm 大 の 腫 瘍 を 認 めたため、2007 年 3 月 、 腫 瘍 摘 出 術<br />
を 施 行 した。 腫 瘍 の 組 織 像 は、N/C 比 が 高 く 比 較 的 小 型 、 均 一 で、ク<br />
ロマチンに 濃 染 する 核 を 有 する 異 型 細 胞 が 索 状 ~ 網 状 の 増 生 パターン<br />
を 呈 し、 免 疫 染 色 にて 神 経 内 分 泌 マーカーであるChromograninA、<br />
CD56が 陽 性 を 示 した。 病 理 結 果 と 他 臓 器 、 特 に 消 化 管 に 異 常 を 認 め<br />
ないことより 後 腹 膜 原 発 のカルチノイド 腫 瘍 と 診 断 した。 術 後 無 治 療<br />
にて 経 過 観 察 を 行 っていたが、4 年 後 に 肝 右 葉 を 中 心 に 多 発 する 腫 瘍<br />
を 認 めたため、カルチノイド 腫 瘍 の 肝 転 移 を 疑 い、2011 年 6 月 、 拡 大<br />
肝 右 葉 切 除 術 を 施 行 した。 切 除 標 本 では 腫 瘍 に 対 する 免 疫 染 色 にて 神<br />
経 内 分 泌 マーカーであるChromograninA、Synaptophysin、CD56が<br />
いずれも 陽 性 を 示 しカルチノイド 腫 瘍 の 肝 転 移 と 診 断 した。 術 後 、 神<br />
経 内 分 泌 癌 の 治 療 に 準 じてCPT-11+CDDP 療 法 を 施 行 することと<br />
なったが、3クール 終 了 した 段 階 で 再 発 を 認 めていない。カルチノイ<br />
ド 腫 瘍 は 神 経 内 分 泌 細 胞 に 由 来 する 腫 瘍 でほとんどが 消 化 管 原 発 であ<br />
り、 後 腹 膜 原 発 の 報 告 は 極 めてまれである。また、 転 移 性 カルチノイ<br />
ド 腫 瘍 に 対 する 治 療 は 原 発 腫 瘍 の 治 療 と 同 様 、 外 科 的 切 除 が 第 一 選 択<br />
となるが、 転 移 例 の 中 でも 肝 転 移 は 予 後 不 良 とされ、 治 療 に 難 渋 する<br />
場 合 も 少 なくない。 今 回 、 我 々は 後 腹 膜 原 発 カルチノイド 腫 瘍 切 除 後<br />
に 多 発 肝 転 移 をきたし 拡 大 肝 右 葉 切 除 術 を 施 行 した 一 例 を 経 験 したの<br />
で、 若 干 の 文 献 的 考 察 を 加 えて 報 告 する。<br />
-486-