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タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

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P84-5 腺 様 嚢 胞 癌 肝 転 移 に 対 して 肝 切 除 術 を 施 行 した2 例<br />

1<br />

佐 世 保 市 立 総 合 病 院 、 2 長 崎 大 学 病 院 腫 瘍 外 科<br />

○… 飛 永 修 一 1<br />

, 角 田 順 久 1<br />

, 阿 保 貴 章 2 2<br />

, 七 島 篤 志<br />

【はじめに】 腺 様 嚢 胞 癌 は 唾 液 腺 や 気 管 支 などに 認 められる 悪 性 腫 瘍<br />

である。 緩 徐 に 進 行 するが 晩 期 にしばしば 遠 隔 転 移 をきたすため 長 期<br />

にわたる 経 過 観 察 が 必 要 とされている。 化 学 療 法 の 有 用 性 は 明 らかで<br />

ないことから 転 移 巣 に 対 する 治 療 は 切 除 可 能 であれば 切 除 を 行 うとす<br />

る 報 告 が 多 い。 今 回 腺 様 嚢 胞 癌 術 後 に 肝 転 移 をきたし 切 除 した2 症 例<br />

を 経 験 したので 報 告 する。【 症 例 1】77 歳 男 性 。14 年 前 に 気 管 腺 様 嚢 胞<br />

癌 に 対 し 気 管 管 状 切 除 術 施 行 。 経 過 中 、 転 移 性 肺 腫 瘍 に 対 し 肺 部 分 切<br />

除 術 を2 度 施 行 された。 今 回 経 過 観 察 中 に 多 発 する 肝 腫 瘍 を 指 摘 され<br />

精 査 。 腹 部 造 影 CTで 肝 S5,6に3.5cm、 肝 S4に1.5cmの 不 整 な 低 濃 度 腫<br />

瘤 をみとめ、さらに10mm 前 後 の 小 病 変 を4か 所 認 めた。 肝 拡 大 後 区<br />

域 切 除 術 + 肝 S4 部 分 切 除 術 と 深 部 病 変 にはラジオ 波 焼 灼 術 施 行 し 術 後<br />

は 順 調 に 経 過 した。 病 理 診 断 で 腺 様 嚢 胞 癌 の 肝 転 移 と 診 断 された。 術<br />

後 4 年 の 無 再 発 生 存 を 得 ることができた。【 症 例 2】63 歳 男 性 。8 年 前 に<br />

皮 膚 腺 様 嚢 胞 癌 に 対 し 手 術 施 行 。 経 過 中 、 転 移 性 肺 腫 瘍 に 対 し 左 肺 全<br />

摘 術 が 施 行 された。 今 回 肝 機 能 異 常 を 指 摘 され 精 査 目 的 に 腹 部 造 影<br />

CT 施 行 。 肝 S4,5,8に2 個 の 隣 接 するそれぞれ35mm 大 の 腫 瘍 を 指 摘 さ<br />

れた。 右 肝 切 除 術 施 行 し 術 後 経 過 は 良 好 であった。 病 理 診 断 にて 腺 様<br />

嚢 胞 癌 の 肝 転 移 と 診 断 された。 現 在 術 後 3か 月 経 過 している。【まとめ】<br />

腺 様 嚢 胞 癌 肝 転 移 に 対 する 報 告 は 少 ないものの 切 除 により 良 好 な 予 後<br />

が 期 待 できるとの 報 告 がなされている。 有 効 な 化 学 療 法 が 確 立 してい<br />

ない 現 時 点 では 完 全 切 除 が 可 能 な 肝 転 移 巣 に 対 しては 切 除 が 最 も 望 ま<br />

しい 手 段 であると 考 えられた。<br />

P84-6 胆 道 癌 術 後 肝 転 移 再 発 症 例 に 対 する 外 科 切 除 と 予 後 因<br />

子 の 検 討<br />

国 立 がん 研 究 センター 東 病 院 上 腹 部 外 科<br />

○… 本 多 正 幸 , 加 藤 祐 一 郎 , 後 藤 田 直 人 , 木 下 敬 弘 ,<br />

高 橋 進 一 朗 , 小 西 大 , 木 下 平<br />

【 背 景 】 胆 道 癌 肝 転 移 に 対 する 外 科 切 除 後 の 長 期 生 存 例 が 報 告 されて<br />

いる。 当 院 では 胆 道 癌 の 肝 転 移 再 発 症 例 では、 肝 転 移 が2 個 以 下 で 耐<br />

術 可 能 であれば 基 本 的 に 切 除 を 行 ない、3 個 以 上 または 耐 術 不 可 能 な<br />

際 は 化 学 療 法 を 施 行 している。【 目 的 】 胆 道 癌 術 後 肝 転 移 再 発 症 例 の<br />

治 療 成 績 を 解 析 し、 外 科 的 切 除 の 妥 当 性 および 予 後 因 子 を 検 討 する。<br />

【 対 象 および 方 法 】1993 年 4 月 ~2011 年 3 月 に 当 院 で 行 われた 胆 道 癌 術<br />

後 で、 初 回 再 発 が 肝 臓 に 限 局 した 症 例 19 例 を 対 象 とし、 治 療 成 績 を 後<br />

方 視 的 に 検 討 した。【 結 果 】 男 性 / 女 性 は8/11 例 で 年 齢 中 央 値 は66…(31-<br />

83) 歳 であった。 原 発 巣 は 胆 管 癌 11 例 、 乳 頭 部 癌 5 例 、 胆 嚢 癌 3 例 で、<br />

初 回 術 式 は 肝 外 胆 管 切 除 術 2 例 、 膵 頭 十 二 指 腸 切 除 術 12 例 、 胆 道 再 建<br />

を 伴 う 肝 切 除 術 3 例 および 他 院 で 施 行 された 拡 大 胆 嚢 摘 出 術 1 例 であっ<br />

た。 肝 転 移 再 発 に 対 する 外 科 的 切 除 は19 例 中 7 例 に 施 行 され、 非 切 除<br />

群 全 例 に 化 学 療 法 が 施 行 された。 無 再 発 生 存 期 間 中 央 値 は10.3(1.8-43)<br />

か 月 、 全 生 存 期 間 中 央 値 は19.2(4.3-175)か 月 、また 肝 転 移 再 発 からの<br />

生 存 期 間 中 央 値 は9.5(0.7-132)か 月 であった。 全 生 存 期 間 について 予<br />

後 因 子 を 検 討 すると、 単 変 量 解 析 で 肝 再 発 切 除 (P=0.021)、 分 化 型 (P<br />

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