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タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

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MSY9-1<br />

術 前 化 学 療 法 を 行 なった 大 腸 癌 肝 転 移 に 対 する 肝 切<br />

除 の 治 療 成 績<br />

愛 知 県 がんセンター 中 央 病 院 消 化 器 外 科<br />

○… 大 澤 高 陽 , 清 水 泰 博 , 佐 野 力 , 千 田 嘉 毅 , 小 森 康 司 ,<br />

二 宮 豪<br />

【 目 的 】 大 腸 癌 肝 転 移 に 対 する 治 療 は 肝 切 除 が 基 本 であるが、 化 学 療<br />

法 を 併 用 する 事 で 切 除 率 や 生 存 率 のさらなる 向 上 が 期 待 されている。<br />

当 院 で 行 なった 大 腸 癌 肝 転 移 に 対 する 肝 切 除 症 例 のうち、 術 前 に 化 学<br />

療 法 を 施 行 した 症 例 について 肝 転 移 の 状 況 、 手 術 成 績 、 予 後 について<br />

検 討 を 行 なう。【 対 象 】2006 年 ~2011 年 9 月 までの 間 に、 当 院 で 大 腸 癌<br />

肝 転 移 に 対 し て 初 回 肝 切 除 を 行 な っ た134 例 の う ちOxaliplatin、<br />

Irinotecanをベースとした 化 学 療 法 を 術 前 に 行 なった38 例 を 対 象 とし<br />

た。【 方 法 】 肝 転 移 の 状 況 、 抗 癌 剤 投 与 の 期 間 や 手 術 までの 休 薬 期 間 、<br />

手 術 成 績 、 予 後 について 検 討 を 行 なった。【 結 果 】 全 38 症 例 のうち 同<br />

時 性 は28 例 、 異 時 性 は10 例 であった。 肝 転 移 の 状 況 ( 化 療 前 )に 関 して<br />

は、 肝 転 移 個 数 は1-11 個 ( 平 均 値 4.0 個 )、 最 大 腫 瘍 径 は1-11cm( 平 均<br />

値 4.5cm)であった。 化 学 療 法 は、Oxaliplatinが36 例 、Irinotecanが8 例<br />

に 行 なわれていた( 重 複 あり)。Oxaliplatinの 投 与 回 数 は3-15 回 ( 平 均<br />

値 8 回 )で、Irinotecanの 投 与 回 数 は1-19 回 ( 平 均 値 7 回 )であった。<br />

Bevacizumabの 併 用 は21 例 で 投 与 回 数 は1-29 回 ( 平 均 値 8 回 )であっ<br />

た。 手 術 までの 休 薬 期 間 は14-185 日 ( 平 均 値 46 日 )で 化 学 療 法 後 の 平<br />

均 最 大 腫 瘍 径 は3.0cmと 治 療 前 の67%にまで 縮 小 していた。 肝 切 除 時<br />

の 平 均 年 齢 は62.4 歳 、 術 式 は 葉 切 除 15 例 、 区 域 切 除 8 例 、 部 分 切 除 15<br />

例 で 平 均 肝 切 除 量 245g、 平 均 手 術 時 間 246 分 、 平 均 出 血 量 425ccであっ<br />

た。 術 後 の 平 均 在 院 日 数 は13 日 で 合 併 症 は7 例 に 認 められたが 重 篤 な<br />

ものはなかった。 予 後 に 関 しては 残 肝 無 再 発 率 1 年 :62.0%、3 年 :<br />

58.1%で1 年 生 存 率 は94.2%で3 年 生 存 率 は58.5%であった。【 結 論 】 化<br />

学 療 法 後 の 肝 切 除 は 比 較 的 安 全 に 行 なう 事 が 可 能 であり、 大 腸 癌 肝 転<br />

移 に 対 する 集 学 的 治 療 の 一 つとして 選 択 肢 になり 得 ると 考 えられた。<br />

MSY9-2<br />

大 腸 癌 同 時 性 肝 転 移 に 対 する 化 学 療 法 後 肝 切 除 例 の<br />

検 討<br />

東 京 女 子 医 科 大 学 消 化 器 外 科<br />

○… 小 寺 由 人 , 高 橋 豊 , 大 森 亜 紀 子 , 加 藤 孝 章 , 有 泉 俊 一 ,<br />

片 桐 聡 , 山 本 雅 一<br />

近 年 の 分 子 標 的 薬 を 併 用 した 新 規 化 学 療 法 の 導 入 に 伴 い、 肝 転 移 術 後<br />

の 予 後 は 改 善 されている。また 術 前 化 学 療 法 の 有 用 性 の 報 告 もある 一<br />

方 で、その 安 全 性 に 注 意 を 促 す 報 告 も 見 受 けられる。これら 化 学 療 法<br />

後 の 肝 切 除 症 例 に 対 する 安 全 性 と 成 績 を 検 討 した。( 対 象 と 方 法 )2005<br />

年 1 月 から2011 年 4 月 の 期 間 に、 教 室 で 根 治 的 肝 切 除 術 を 施 行 した 同 時<br />

性 肝 転 移 27 例 を 対 象 とした。 化 学 療 法 施 行 後 に 肝 切 除 施 行 した 症 例 は<br />

17 例 ( 化 療 群 ), 一 期 的 に 肝 切 除 を 施 行 した 症 例 は10 例 ( 切 除 群 )であっ<br />

た。 術 前 化 学 療 法 はmFOLFOX6+/-BVを6 回 施 行 した。 対 象 症 例 に 対<br />

し、 血 液 生 化 学 検 査 値 ( 肝 臓 因 子 )・ 在 院 日 数 ・ 手 術 時 間 ・ 出 血 量 ( 手<br />

術 因 子 )などから 肝 切 除 に 対 する 安 全 性 を 検 討 した。また 術 前 化 学 療<br />

法 の 有 効 性 の 有 無 を 検 討 する 目 的 で、 肝 切 除 後 の 無 再 発 生 存 期 間 を 検<br />

討 した。( 結 果 ) 手 術 直 前 のAST/ALT 値 は2 群 間 で 差 は 認 めなかった。<br />

Alb 値 は 化 療 群 3.8mg/dl, 切 除 群 3.9mg/dlと 差 はなく、PT% 値 は 化 療<br />

群 90%、 切 除 群 96%、ICGR15 値 も 化 療 群 11%、 切 除 群 8%と 化 療 群 に<br />

悪 い 傾 向 を 示 したが、 有 意 な 差 は 認 めなかった。 血 小 板 数 のみ 化 療 群<br />

16 万 、 切 除 群 23 万 と 化 療 群 に 低 下 を 認 めた(p=0.03) 術 中 出 血 量 、 手 術<br />

時 間 、 在 院 日 数 は、 化 療 群 826g、234min、32 日 であり、 切 除 群 では<br />

1042g、257min、30 日 であった。これらは、2 群 間 に 有 意 差 を 認 めなかっ<br />

た。 全 27 例 において 化 療 群 の 無 再 発 生 存 中 央 値 (MST)は486 日 、 切 除<br />

群 は231 日 であった。(p=0.08) 術 式 別 に 検 討 すると、2 区 域 以 下 の 切<br />

除 例 では 化 療 群 のMSTが348 日 、 切 除 群 が157 日 、2 区 域 以 上 の 切 除 例<br />

のMSTが、 化 療 群 が536 日 、 切 除 群 が231 日 であった。 術 後 の 合 併 症<br />

は 化 療 群 で、 難 治 性 の 胆 汁 漏 を2 例 認 めたのみであった。( 結 語 ) 化 学 療<br />

法 後 であっても、 手 術 因 子 、 肝 臓 因 子 において、いずれも 有 意 な 差 を<br />

認 めず、たとえ 葉 切 除 であっても、 安 全 に 施 行 できると 考 えられた。<br />

術 前 化 療 の 効 果 は 有 意 な 差 は 認 めなかったが、MSTの 延 長 を 認 め、<br />

今 後 症 例 の 蓄 積 につれ 再 度 検 討 する 必 要 があると 考 えられた<br />

MSY9-3<br />

当 科 大 腸 癌 肝 転 移 症 例 における 化 学 療 法 後 肝 切 除 の<br />

成 績 と 安 全 性 の 検 討<br />

1<br />

東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 附 属 柏 病 院 外 科 、 2 東 京 慈 恵 会 医 科 大<br />

学 外 科 学 講 座<br />

○… 遠 山 洋 一 1<br />

, 吉 田 清 哉 1<br />

, 田 辺 義 明 1<br />

, 牛 込 琢 郎 1<br />

,<br />

渡 辺 一 裕 1<br />

, 松 本 倫 1<br />

, 奥 井 紀 光 1<br />

, 高 野 裕 樹 1<br />

, 北 村 博 顕 2<br />

,<br />

斉 藤 良 太 1<br />

, 河 原 秀 次 郎 1<br />

, 柳 澤 暁 1<br />

, 小 林 進 1<br />

,<br />

2<br />

矢 永 勝 彦<br />

【 目 的 】 当 科 大 腸 癌 肝 転 移 症 例 における 化 学 療 法 後 肝 切 除 の 成 績 と 安<br />

全 性 を 検 討 。【 方 法 】2003 年 以 降 の 当 科 大 腸 癌 肝 転 移 症 例 の 肝 切 除 36<br />

例 { 同 時 性 16 例 ( 単 発 : 多 発 =4:12)、 異 時 性 20 例 ( 単 発 : 多 発 =12:<br />

8)}につき 術 前 化 学 療 法 の 有 無 と 種 類 、 術 式 、 術 後 合 併 症 、 術 後 成 績<br />

などを 検 討 した。【 成 績 】 術 前 化 学 療 法 (+)のA 群 は27 例 ( 同 時 性 : 異<br />

時 性 =12:15)、(-)のB 群 が9 例 ( 同 時 性 : 異 時 性 =4:5)で、 化 学 療 法<br />

の 各 例 数 は、PMC…1、UFT 及 びS1…15、FOLFOX…4、FOLFIRI…1、<br />

XELOX… 1、FOLFOX+Bevacizumab… 2、SOX+Bevacizumab… 2、<br />

SOX+Panitumumab…1であった。 肝 切 除 のタイミングは、 同 時 性 A 群<br />

の 場 合 、CEAなどの 腫 瘍 マーカーの 減 少 低 値 と、 腹 部 CT 検 査 で<br />

RECIST 基 準 のPR~SDが 約 3か 月 継 続 した 時 点 であり、また 同 時 性 B<br />

群 の 場 合 は 新 たな 病 変 が 出 現 しない 約 半 年 後 の 時 点 で、 更 に 異 時 性 の<br />

場 合 は 両 群 共 に 肝 転 移 巣 出 現 後 1~2ヶ 月 以 内 の 時 点 であった。 術 式 は、<br />

単 部 分 切 除 8 例 、 区 域 切 除 4 例 、 葉 切 除 6 例 、 肝 拡 大 葉 切 除 6 例 、 多 部 分<br />

切 除 ±マイクロ 波 凝 固 12 例 であり、 同 期 間 切 除 不 能 46 例 中 、 切 除 可 能<br />

conversion 例 はA 群 同 時 性 のうち、 単 発 の2 例 と 多 発 の8 例 の 計 10 例 …<br />

(21.7%)であった。 術 後 合 併 症 は、Clavien-Dindo 分 類 でGrade…I…(SSI)<br />

とIIIa…( 経 皮 的 ドレナージ)が 各 3 例 (8.3%)、II…( 輸 血 、IVH)とV…( 在 院<br />

死 )が 各 2 例 (5.6%)、IVa…( 腎 不 全 )が1 例 (2.8%)であった。 術 後 成 績 で<br />

はA 群 とB 群 で、 初 回 原 発 巣 手 術 後 の 平 均 生 存 期 間 は47.1±35.4…vs.…<br />

41.5±24.6…(M)、 癌 死 は 両 群 共 に44.4…%…(A:…12/27、B:…4/9)で、3 年<br />

及 び5 年 生 存 率 は62.2…vs.…66.7と、44.6…vs.…33.3…(%)であり、A 群 で 生 存<br />

期 間 の 延 長 や 生 存 率 向 上 の 傾 向 がみられるも、 両 群 間 に 統 計 学 的 有 意<br />

差 は 認 められなかった。【 結 論 】 術 前 化 学 療 法 群 では 従 来 切 除 不 能 で<br />

あった 肝 転 移 症 例 が 切 除 可 能 になり 得 る 一 方 、 非 施 行 群 と 比 べ 明 らか<br />

な 生 存 期 間 の 延 長 は 認 められず、また 一 部 で 重 篤 な 術 後 合 併 症 も 併 発<br />

しており、 適 切 な、 化 学 療 法 メニューや 手 術 適 応 、 肝 切 除 のタイミン<br />

グと 術 式 の 検 討 を、 更 に 症 例 を 重 ねて 行 っていく 必 要 があると 考 えら<br />

れた。<br />

MSY9-4<br />

大 腸 癌 肝 転 移 に 対 する 化 学 療 法 後 切 除 の 成 績 と 安 全<br />

性<br />

金 沢 大 学 消 化 器 ・ 乳 腺 ・ 移 植 再 生 外 科<br />

○… 田 島 秀 浩 , 藤 田 秀 人 , 中 村 慶 史 , 岡 本 浩 一 , 酒 井 清 祥 ,<br />

木 下 淳 , 牧 野 勇 , 古 河 浩 之 , 林 泰 寛 , 尾 山 勝 信 ,<br />

井 口 雅 史 , 中 川 原 寿 俊 , 高 村 博 之 , 二 宮 致 , 北 川 裕 久 ,<br />

伏 田 幸 夫 , 藤 村 隆 , 太 田 哲 生<br />

近 年 、 化 学 療 法 の 進 歩 により 大 腸 癌 肝 転 移 に 対 する 治 療 成 績 の 向 上 が<br />

期 待 されている。 当 科 の 方 針 として、 肝 切 除 によりR0 手 術 となる 症<br />

例 においては 耐 術 可 能 であれば、 肝 切 除 を 先 行 し、 術 後 補 助 化 学 療 法<br />

(mFOLFOX6)を12コース 行 い、 同 時 性 両 葉 多 発 あるいは 原 発 高 度 進<br />

行 例 やR1 手 術 が 予 想 される 症 例 は 術 前 化 学 療 法 として<br />

mFOLFOX+Bevacizumab…(BV)を6コース 行 い、 術 後 にmFOLFOX6<br />

を6コース 施 行 している。 今 回 、 当 科 にて 術 前 化 学 療 法 を 施 行 した 大<br />

腸 肝 転 移 に 対 する 肝 切 除 術 の 治 療 成 績 および 安 全 性 について 検 討 した。<br />

対 象 は2005 年 から2010 年 に 初 回 肝 切 除 を 施 行 した 大 腸 癌 肝 転 移 35 例 中<br />

術 前 化 学 療 法 を 施 行 した18 例 ( 平 均 年 齢 63 歳 、 同 時 性 12 例 、 異 時 性 6 例 )<br />

である。 診 断 時 切 除 可 能 12 例 、 切 除 不 能 …(Conversion)…6 例 であった。<br />

この18 症 例 と 術 前 化 学 療 法 を 施 行 しなかった17 例 との 治 療 成 績 を 比 較<br />

検 討 した。 術 前 化 学 療 法 の 病 勢 制 御 率 は89%…(CR…5%,…PR…67%,…SD…<br />

17%)…であったが、PDを11%に 認 め、 病 理 組 織 学 的 に 腫 瘍 が 消 失 した<br />

症 例 (Grade…3)は 認 めなかった。 術 前 化 学 療 法 を 行 なった18 例 に 対 す<br />

る 肝 切 除 術 式 は 葉 切 除 8 例 、 区 域 ・ 部 分 切 除 10 例 であった。 術 後 合 併<br />

症 は5 例 (28%)で、 横 隔 膜 下 膿 瘍 4 例 、 腸 閉 塞 2 例 を 認 めたが 全 例 保 存<br />

的 に 軽 快 した。 再 発 は10 例 (56%)に 生 じ、 残 肝 再 発 4 例 (3 例 は 再 肝 切<br />

除 可 能 )、 肺 転 移 5 例 (1 例 に 切 除 可 能 )、 腹 膜 播 種 1 例 を 認 めた。 術 前 化<br />

学 療 法 を 施 行 した18 例 の5 年 無 再 発 生 存 率 (DFS)は38%、5 年 生 存 率<br />

(OS)は53%であった。 化 学 療 法 としてFOLFOX 療 法 を 導 入 した2005<br />

年 以 降 の35 症 例 の5 年 OS…49%は2004 年 以 前 (35 症 例 )の5 年 OS…39%と 比<br />

較 して 有 意 に 予 後 良 好 であった(P=0.025)。また、Conversion 症 例 の<br />

5 年 DFSおよびOSは 術 前 化 学 療 法 の 有 無 で 有 意 差 を 認 めなかった。 切<br />

除 不 能 例 におけるConversion 症 例 は 通 常 の 肝 切 除 と 同 等 の 成 績 が 得<br />

られており、 安 全 かつ 有 効 な 治 療 であると 考 えられた。 一 方 、 切 除 可<br />

能 症 例 においては 手 術 治 療 ( 肝 切 除 )が 標 準 治 療 であり、 術 前 化 学 療 法<br />

で 病 理 学 的 に 腫 瘍 が 消 失 した 症 例 がなかったこととPD 症 例 のデメ<br />

リットを 考 慮 すると 画 一 的 な 術 前 化 学 療 法 の 導 入 は 検 討 を 要 すると 思<br />

われる。<br />

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