タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日（水） - æ ªå¼ä¼šç¤¾ã‚³ãƒ³ã‚°ãƒ¬

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腹 腔 鏡 ( 補 助 ) 下 肝 切 除 における 切 離 手 技 についての 検 討
神 戸 市 立 医 療 センター 西 市 民 病 院 外 科
○… 仲 本 嘉 彦
腹 腔 鏡 ( 補 助 ) 下 肝 切 除 では 切 離 する 肝 臓 の 状 態 に 応 じて 適 切 な 手 術 手
技 が 求 められる。 今 回 われわれは2006 年 12 月 から2011 年 9 月 までに 当
科 で 実 施 した 腹 腔 鏡 ( 補 助 ) 下 肝 切 除 37 例 の 手 術 成 績 を 検 討 し、 肝 硬 変
の 有 無 や 切 離 部 位 に 応 じた 適 切 な 肝 切 離 手 技 について 考 察 を 行 った。
37 例 の 内 、 原 発 性 肝 癌 25 例 では、 術 前 ICG15 分 値 は 平 均 24.5%(6.2-
56.3%)、Child-Pugh…scoreはClass…A…13 例 、Class…B12 例 、 腫 瘍 径 は 平
均 2.5cm(1.0-3.5cm)であった。21 例 に 肝 部 分 切 除 (S2,3,4,5,6,7,8)、4 例
に 外 側 区 域 切 除 を 行 ったが、7 例 にHALS、6 例 に 補 助 下 手 術 を 併 用 した。
同 時 手 術 として 胆 嚢 摘 出 術 3 例 、 胃 部 分 切 除 術 1 例 、RFA4 例 を 行 った。
手 術 時 間 は 平 均 199 分 (40-345 分 )、 出 血 量 は 平 均 147ml(5-448ml)、
術 後 合 併 症 は1 例 に 肝 腎 症 候 群 が 発 生 し28 日 目 に 死 亡 した。 一 方 、 転
移 性 肝 癌 10 例 と 胆 嚢 癌 ( 腫 瘍 )2 例 では9 例 に 肝 部 分 切 除 (S2,3,4,6,7,8, 肝
床 部 )、2 例 に 外 側 区 域 切 除 、1 例 に 後 区 域 前 背 側 区 域 切 除 を 行 った。
同 時 手 術 として 直 腸 切 断 術 1 例 、S 状 結 腸 切 除 術 1 例 、 人 工 肛 門 閉 鎖 術
1 例 、 胆 嚢 摘 出 術 1 例 を 行 った。 手 術 時 間 は 平 均 176 分 (70-380 分 )、 出
血 量 は 平 均 49ml(5-340ml)、 術 後 合 併 症 はなかった。 肝 切 離 に 際 して、
硬 変 肝 では 切 離 線 近 くの 牽 引 用 の 糸 による 緊 張 や 助 手 の 器 具 との 協 調
で 切 離 面 を 展 開 することが 重 要 であった。 肝 臓 が 非 常 に 硬 く 切 離 面 の
展 開 が 困 難 な 場 合 や 後 区 域 またはS8の 切 離 ではHALSや 補 助 下 手 術 の
併 用 が 必 要 であった。 切 離 方 法 としては、VIO…systemのBiclampで
前 凝 固 しながら 破 砕 し、Vessel…sealing…systemで 切 離 する 方 法 が 有 効
かつ 安 全 であった。 肝 静 脈 からの 出 血 に 対 してもBiclampによる 止 血
が 有 効 であった。 正 常 肝 の 切 離 ではCUSAで 肝 実 質 を 破 砕 し、Vessel…
sealing…systemで 切 離 するが、 肝 実 質 が 薄 くなればstaplerを 用 いるこ
とも 有 効 であった。 腹 腔 鏡 ( 補 助 ) 下 肝 切 除 では 肝 臓 の 状 態 によって 適
切 な 切 離 手 技 を 選 ぶ 必 要 がある。
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