ã¿ã¤ã ãã¼ã㫠第 1 æ¥ç® 5 æ30æ¥ï¼æ°´ï¼ - æ ªå¼ä¼ç¤¾ã³ã³ã°ã¬
ã¿ã¤ã ãã¼ã㫠第 1 æ¥ç® 5 æ30æ¥ï¼æ°´ï¼ - æ ªå¼ä¼ç¤¾ã³ã³ã°ã¬
ã¿ã¤ã ãã¼ã㫠第 1 æ¥ç® 5 æ30æ¥ï¼æ°´ï¼ - æ ªå¼ä¼ç¤¾ã³ã³ã°ã¬
- No tags were found...
Create successful ePaper yourself
Turn your PDF publications into a flip-book with our unique Google optimized e-Paper software.
P77-7 正 常 肝 に 生 じた 肝 細 胞 癌 切 除 症 例 の 検 討<br />
兵 庫 県 立 がんセンター<br />
○… 千 堂 宏 義 , 仁 和 浩 貴 , 押 切 太 郎 , 前 田 裕 巳 , 藤 野 泰 宏 ,<br />
富 永 正 寛<br />
【はじめに】 正 常 肝 より 発 生 する 肝 細 胞 癌 は 稀 であり、その 報 告 例 は<br />
少 ない。 今 回 、 当 院 での 正 常 肝 に 生 じた 肝 細 胞 癌 切 除 症 例 の 患 者 およ<br />
び 腫 瘍 の 背 景 因 子 、 臨 床 病 理 学 的 特 徴 、 再 発 の 有 無 を 検 討 した。【 対 象 】<br />
2007 年 1 月 から2011 年 11 月 までに 当 院 で 行 った 肝 細 胞 癌 切 除 症 例 222 例<br />
のうち、 背 景 肝 の 病 理 組 織 所 見 が 正 常 肝 (A0,…F0)であった12 例 (5.4%)…<br />
(TACE 後 1 例 を 含 む)を 対 象 とした。【 結 果 】 平 均 年 齢 67 歳 (43~82 歳 )、<br />
男 性 10 例 、 女 性 2 例 と 男 性 に 多 く、 腫 瘍 占 居 部 位 は 左 葉 / 右 葉 / 左 & 右<br />
葉 :3/7/2で 右 葉 に 多 かった。 腫 瘍 個 数 は 単 発 が10 例 、 腫 瘍 径 5cm 以<br />
上 が8 例 、 平 均 腫 瘍 径 は6.9cm(1.5~14cm)と 単 発 で 比 較 的 大 きな 腫 瘍<br />
が 多 かった。 組 織 学 的 分 化 度 は 高 …/… 高 > 中 …/… 中 > 高 …/… 中 …/… 中 > 低 …/…<br />
未 分 化 :1/1/1/6/2/1で 中 分 化 型 肝 細 胞 癌 の 割 合 が 多 く、 脈 管 侵 襲 Vp<br />
(+)が7 例 で、 半 数 以 上 の 症 例 がVp(+)であった。 肝 炎 ウィルスマー<br />
カー(-)が7 例 、HBcAb(+)・HBsAb(+)のB 型 肝 炎 既 感 染 症 例 が5 例 、<br />
C 型 肝 炎 症 例 はなかった。 飲 酒 歴 なしが9 例 で 非 飲 酒 者 の 割 合 が 多 く、<br />
合 併 症 では 糖 尿 病 …/… 高 血 圧 …/… 高 脂 血 症 :7/7/2、 糖 尿 病 + 高 血 圧 :6 例 、<br />
脂 肪 肝 :1 例 、 合 併 症 なし 症 例 は4 例 であった。BMIが25 以 上 の 肥 満 症<br />
例 は1 例 で、 糖 尿 病 や 高 血 圧 などの 合 併 症 はなかった。 肝 切 除 後 経 過<br />
では 腫 瘍 遺 残 症 例 が1 例 、 再 発 あり 症 例 は5 例 で、 半 数 例 は 無 再 発 であっ<br />
た。 再 発 あり 症 例 5 例 のうち、6カ 月 以 内 に 再 発 した 早 期 再 発 症 例 は3<br />
例 で、 全 て 腫 瘍 径 の 大 きなVp(+)の 中 分 化 型 肝 細 胞 癌 で、それぞれB<br />
型 肝 炎 既 感 染 症 例 、 糖 尿 病 + 高 血 圧 症 例 、 肥 満 症 例 であった。また、<br />
B 型 肝 炎 既 感 染 症 例 5 例 のうち 無 再 発 症 例 は1 例 のみで、 無 再 発 症 例 6<br />
例 のうち5 例 が 肝 炎 ウィルスマーカー(-)であった。 腫 瘍 マーカーにつ<br />
いては 一 定 の 傾 向 を 認 めなかった。【 考 察 】 正 常 肝 に 生 じた 肝 細 胞 癌<br />
は 糖 尿 病 や 高 血 圧 の 合 併 症 例 が 多 かった。また、 進 行 例 が 多 く、 腫 瘍<br />
の 悪 性 度 も 高 いことが 示 唆 され、B 型 肝 炎 既 感 染 症 例 では 再 発 率 が 高<br />
かった。<br />
P77-8 自 己 免 疫 性 肝 炎 、 原 発 性 胆 汁 性 肝 硬 変 overlap<br />
syndromeに 合 併 した 肝 細 胞 癌 の1 例<br />
府 中 病 院 外 科<br />
○… 岩 内 武 彦 , 竹 内 一 浩<br />
症 例 は70 歳 男 性 。2009 年 7 月 に 腹 部 膨 満 にて 当 院 初 診 となった。 腹 部<br />
CTにて 多 量 の 腹 水 と 肝 の 萎 縮 認 め、 肝 硬 変 に 伴 う 腹 水 と 診 断 された。<br />
肝 炎 ウイルスはHBV 陰 性 、HCV 陰 性 であったが、 抗 核 抗 体 陽 性 、 抗<br />
ミトコンドリア 抗 体 陽 性 で、γグロブリンも 高 値 を 認 め、 自 己 免 疫 性<br />
肝 炎 (AIH)、 原 発 性 胆 汁 性 肝 硬 変 (PBC)のoverlap…syndromeが 疑 わ<br />
れた。 肝 生 検 にてAIH、PBCのoverlap…syndromeと 診 断 され、 以 後<br />
外 来 にてプレドニゾロン、UDCA 内 服 加 療 中 であった。2011 年 8 月 、<br />
腹 部 …dynamic…MRIにて 肝 S7 辺 縁 に 早 期 相 で 高 信 号 、 平 衡 相 で 比 較 的<br />
低 信 号 を 呈 する 径 26mm 大 の 腫 瘤 像 を 認 めた。AFP…3ng/ml、PIVKA-<br />
II…22mAU/mlで 腫 瘍 マーカー 高 値 は 認 めなかったがMRI 像 より 肝 細<br />
胞 癌 と 診 断 した。 肝 障 害 度 Bで、 単 発 の 肝 細 胞 癌 であることから、<br />
2011 年 9 月 、 肝 部 分 切 除 術 を 施 行 した。 術 中 所 見 では 肝 臓 は 表 面 不 整 で、<br />
辺 縁 は 鋭 で 慢 性 肝 炎 の 所 見 であった。 病 理 組 織 学 的 所 見 はwell…<br />
differentiated…hepatocellular…carcinoma,…trabecular…type,…eg,…fc(+),…<br />
fc-inf(-),sf(-),s0,N0,vp0,vv0,va0,b0,P0,sm(-),CH、 最 終 診 断 はT2N0M0、<br />
Stage…IIであった。 非 癌 部 は 結 合 組 織 に 偽 胆 管 とリンパ 球 が 入 り 込 み、<br />
またも 門 脈 域 でほぼ 正 常 胆 管 が 破 綻 しており、AIH、PBCの 所 見 を 認<br />
めた。 経 過 は 良 好 にて 術 後 8 日 目 に 退 院 となった。PBCの 肝 細 胞 癌 の<br />
発 生 率 は7.4% 程 度 という 報 告 もあり、 比 較 的 高 率 である。AIHのそれ<br />
はPBCに 比 べると 低 いとされてきたが、 近 年 ステロイド 治 療 の 奏 功 に<br />
伴 い 長 期 観 察 例 が 増 加 するにつれて 肝 細 胞 癌 合 併 の 報 告 が 散 見 される<br />
ようになった。しかしAIH、PBCのoverlap…syndromeに 合 併 した 肝<br />
細 胞 癌 の 報 告 は 比 較 的 稀 である。 今 回 我 々はAIH、PBCのoverlap…<br />
syndromeに 合 併 した 肝 細 胞 癌 の1 例 を 経 験 したので 若 干 の 文 献 的 考 察<br />
を 加 えて 報 告 する。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
P77-9 自 己 免 疫 性 肝 炎 を 合 併 した 肝 細 胞 癌 切 除 後 8 年 目 に 再<br />
発 し 急 速 な 増 大 を 示 した1 例<br />
1<br />
日 本 医 科 大 学 消 化 器 外 科 、 2 日 本 医 科 大 学 多 摩 永 山 病 院 外<br />
科 、 3 寿 英 会 内 田 病 院<br />
○… 上 田 純 志 1<br />
, 吉 田 寛 2<br />
, 真 々 田 裕 宏 1<br />
, 谷 合 信 彦 1<br />
,<br />
吉 岡 正 人 1<br />
, 平 方 敦 史 2<br />
, 川 野 陽 一 1<br />
, 水 口 義 昭 1<br />
,<br />
清 水 哲 也 1<br />
, 内 田 英 一 3 3<br />
, 内 田 英 二<br />
自 己 免 疫 性 肝 炎 は, 自 己 免 疫 性 機 序 により 自 己 肝 細 胞 に 対 する 免 疫 応<br />
答 の 寛 容 が 破 綻 し, 持 続 的 な 肝 細 胞 障 害 を 特 徴 とする 肝 疾 患 である。<br />
肝 細 胞 癌 の 合 併 はまれとされてきたがステロイド 投 与 による 予 後 改 善<br />
と 長 期 観 察 例 の 増 加 により, 合 併 例 の 報 告 が 増 加 している。 今 回 、 我 々<br />
は 自 己 免 疫 性 肝 炎 を 伴 った 肝 細 胞 癌 術 後 8 年 目 に 再 発 し、 急 速 な 増 大<br />
を 示 し 肝 不 全 に 陥 った 症 例 を 経 験 したので 報 告 する。 症 例 は83 歳 女 性 。<br />
主 訴 は 呼 吸 困 難 。 既 往 歴 は10 年 前 より 自 己 免 疫 性 肝 炎 にてステロイド<br />
治 療 施 行 。8 年 前 、 肝 細 胞 癌 に 対 してS8 亜 区 域 切 除 術 施 行 。 自 己 免 疫<br />
性 肝 炎 に 関 しては、ステロイド 徐 々に 減 量 し、 現 在 ウルソデオキシコー<br />
ル 酸 のみ 近 医 で 投 与 中 。 半 年 前 、 腹 部 CT 施 行 し 明 らかな 再 発 所 見 は<br />
認 めなかった。 数 日 前 より 呼 吸 苦 あり 来 院 。 入 院 時 現 象 はバイタルサ<br />
インに 特 記 事 項 なし。SpO2の 軽 度 低 下 を 認 めた。 胸 部 聴 診 所 見 にて<br />
右 肺 野 の 呼 吸 音 源 弱 を 認 めた。 腹 部 所 見 では 前 回 手 術 の 創 を 認 めるの<br />
みで 特 記 事 項 なし。 胸 部 レントゲン 写 真 にて 右 側 胸 水 貯 留 を 認 めた。<br />
腹 部 CTにて 肝 右 葉 を 占 める 巨 大 な 腫 瘤 を 認 めた。 肝 細 胞 癌 再 発 と 診<br />
断 し、 肝 動 脈 塞 栓 術 を 施 行 するが 著 効 せず。1ヶ 月 後 、 肝 不 全 を 呈 し<br />
永 眠 された。<br />
P77-10 自 己 免 疫 性 肝 炎 に 合 併 した 肝 細 胞 癌 に 対 して 肝 切 除 を<br />
施 行 した3 例<br />
1<br />
大 阪 労 災 病 院 外 科 、 2 大 阪 労 災 病 院 病 理 診 断 科<br />
○… 松 浦 雄 祐 1<br />
, 清 水 潤 三 1<br />
, 金 よう 国 1<br />
, 長 谷 川 順 一 1<br />
,<br />
三 輪 秀 明 2<br />
, 根 津 理 一 郎<br />
1<br />
【 目 的 】 自 己 免 疫 性 肝 炎 (AIH)からの 発 癌 は 比 較 的 稀 とされているが、<br />
近 年 その 報 告 例 が 散 見 される。AIHを 伴 う 肝 細 胞 癌 (HCC)に 対 して<br />
肝 切 除 術 を 施 行 した3 例 を 経 験 したので 報 告 する。【 症 例 1】 女 性 。58<br />
歳 時 より 肝 炎 を 指 摘 されていた。69 歳 時 、AIH 疑 いにて 当 院 受 診 。<br />
HBs 抗 原 陰 性 、HCV 抗 体 陰 性 、 抗 核 抗 体 (ANA)×320 倍 で 臨 床 的 に<br />
AIHと 診 断 。 初 診 時 CTにて 肝 S4/8に 腫 瘤 を 指 摘 され 血 管 腫 としてフォ<br />
ローしていたが、70 歳 時 CTにて 腫 瘤 の 増 大 認 め、EOB-MRIにてHCC<br />
と 診 断 し、 肝 内 側 区 域 切 除 術 施 行 した。 病 理 は 高 分 化 型 肝 細 胞 癌 であっ<br />
た。 術 後 1 年 経 過 するも 再 発 なし。【 症 例 2】 女 性 。30 歳 時 にAIHと 診<br />
断 され、PSL10mg 内 服 フォロー 中 、65 歳 時 にCTにて 肝 S5に 腫 瘤 を 指<br />
摘 。EOB―MRIにてHCCと 診 断 され、 腹 腔 鏡 補 助 下 肝 S5 部 分 切 除 術<br />
施 行 した。 病 理 は 中 分 化 型 肝 細 胞 癌 であった。 術 後 1 年 経 過 するも 再<br />
発 なし。【 症 例 3】 女 性 。61 歳 時 にAIHと 診 断 され、PSL10mg 内 服 フォ<br />
ロー 中 、68 歳 時 にCTにて 肝 S3に 腫 瘤 を 指 摘 された。EOB-MRIにて<br />
HCCと 診 断 され、RFA 施 行 するも 門 脈 近 傍 のため 完 全 焼 却 できず、<br />
フォローCTにて 同 部 位 の 再 発 を 認 めたため 肝 左 葉 切 除 術 施 行 した。<br />
病 理 結 果 は 中 分 化 型 肝 細 胞 癌 であった。 術 後 3ヶ 月 も 再 発 なし。【 考 察 】<br />
当 院 で2006 年 から 現 在 までHCCに 対 して 肝 切 除 を 施 行 した250 例 のう<br />
ち3 例 がAIHに 合 併 したHCCであった。3 例 とも 背 景 肝 は 肝 硬 変 像 を<br />
示 しており、AIHからの 肝 発 癌 は 稀 であるが、 繊 維 化 が 進 行 した 症 例<br />
は 定 期 的 に 画 像 評 価 を 行 うことが 必 要 であると 考 えられた。<br />
-469-