23.01.2015 Views

タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

SHOW MORE
SHOW LESS
  • No tags were found...

You also want an ePaper? Increase the reach of your titles

YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.

P91-7 胆 嚢 癌 術 後 の 良 性 門 脈 閉 塞 と 難 治 性 胆 道 感 染 に 対 して、<br />

IVR 及 び 手 術 にて 治 療 し 得 た1 症 例<br />

東 京 女 子 医 科 大 学 八 千 代 医 療 センター 消 化 器 外 科<br />

○… 濱 野 美 枝 , 鬼 澤 俊 輔 , 岡 野 雄 介 , 石 井 雅 之 , 山 本 伸 ,<br />

新 井 田 達 雄<br />

【 症 例 】76 歳 男 性 【 既 往 歴 】H9. S 状 結 腸 癌 H.12 胆 嚢 結<br />

石 症 に 対 して 腹 腔 鏡 下 胆 嚢 摘 出 術 このときの 病 理 にて 胆 嚢 癌 を 診 断 さ<br />

れたため、 胆 嚢 床 切 除 + 肝 外 胆 道 切 除 再 建 術 を 施 行 。( 他 院 )【 現 病 歴 】<br />

H.21~22 年 までに 肝 膿 瘍 、 胆 管 炎 の 診 断 にて 入 退 院 を 繰 り 返 していた。<br />

症 状 軽 快 しないため 精 査 加 療 目 的 に 当 科 紹 介 となった。 当 院 入 院 時 も<br />

39 度 台 の 発 熱 が 続 いていたため、 胆 道 閉 塞 による 胆 管 炎 の 診 断 にて、<br />

PTCD 施 行 した。 胆 道 造 影 にて 吻 合 部 狭 窄 は 認 めなかったが 挙 上 空 腸<br />

に 凝 血 塊 を 認 めた。 精 査 のためのCTにて 門 脈 閉 塞 を 診 断 、 肝 十 二 指<br />

腸 間 膜 を 郭 清 したため 挙 上 空 腸 に 側 副 血 行 路 ができ、その 部 位 の 静 脈<br />

瘤 からの 出 血 で 挙 上 空 腸 が 閉 塞 し、 胆 汁 鬱 滞 をきたしたものと 考 えら<br />

れた。H.22.7.6…IVR 下 に 門 脈 ステント 挿 入 、 周 囲 の 側 副 血 行 路 をコイ<br />

ルで 遮 断 した。 術 後 、 門 脈 血 流 は 再 開 し、 経 過 は 良 好 であった。 外 来<br />

にて 経 過 観 察 となったが、 約 半 年 後 のH.23.1 月 に 肝 膿 瘍 を 再 発 した。<br />

入 院 し、 膿 瘍 ドレナージを 行 ったが、 肝 膿 瘍 は 軽 快 せず、 他 の 場 所 に<br />

も 膿 瘍 形 成 をきたした。CT、 血 管 造 影 等 で 血 流 精 査 を 行 ったが 門 脈 、<br />

動 脈 とも 血 流 は 良 好 であった。そのため、 再 度 PTCD 施 行 、PTCDか<br />

らの 造 影 で 吻 合 部 狭 窄 は 認 められなかったが、 挙 上 空 腸 の 造 影 剤 の 流<br />

出 が 不 良 であり、 挙 上 空 腸 での 胆 汁 鬱 滞 による 胆 道 内 圧 上 昇 が 今 回 の<br />

病 態 ではないかと 考 えられた。この 間 、 肝 不 全 の 増 悪 もあり、 他 の 治<br />

療 では 改 善 傾 向 がなかったため、 挙 上 空 腸 の 切 除 を 行 うこととなった。<br />

3 月 28 日 手 術 施 行 。 開 腹 すると、 挙 上 空 腸 から 先 の 小 腸 が 癒 着 で 一 塊<br />

となっており、 消 化 液 の 鬱 滞 の 原 因 となっていた。 癒 着 剥 離 を 行 い、<br />

挙 上 空 腸 ― 十 二 指 腸 吻 合 を 行 った。 術 後 は 肝 不 全 も 改 善 し、 肝 膿 瘍 の<br />

再 発 もなく 経 過 良 好 で 通 院 中 である。【 結 語 】 今 回 、 我 々は 胆 嚢 癌 術<br />

後 の 良 性 門 脈 閉 塞 をIVRで 治 療 後 、 難 治 性 胆 道 感 染 に 対 して 手 術 にて<br />

治 療 し 得 た1 症 例 を 経 験 したので 報 告 する。<br />

P91-8 胆 管 癌 に 対 するPpPD 術 後 4 年 目 に 膵 管 ロストステント<br />

が 胆 管 空 腸 吻 合 部 に 嵌 入 し 肝 膿 瘍 をきたした1 例<br />

1<br />

福 山 市 民 病 院 外 科 、 2 岡 山 労 災 病 院 外 科<br />

1,2<br />

○… 大 村 泰 之 , 日 置 勝 義 1<br />

, 野 島 洋 樹 1<br />

, 佐 々 木 寛 1<br />

,<br />

井 谷 史 嗣 1<br />

, 金 仁 洙 1 1<br />

, 高 倉 範 尚<br />

膵 頭 十 二 指 腸 切 除 後 の 膵 消 化 管 吻 合 において、 膵 管 粘 膜 吻 合 は 一 般<br />

的 に 行 われるようになったが、ステント 留 置 の 是 非 、 内 瘻 (ロストス<br />

テント)なのか 外 瘻 なのかについては 十 分 な 結 論 は 出 ていない。 筆 者<br />

らは 当 初 2003 年 までは 胆 管 ・ 膵 管 ともに 外 瘻 としていたが、そののち<br />

膵 管 はロストステントとし、 胆 管 ステントから 透 視 下 に 抜 去 しながら<br />

造 影 することによって 胆 管 、 膵 吻 合 部 の 確 認 が 可 能 となると 考 え 外 瘻<br />

としていた。2006 年 からは 膵 管 は 不 完 全 内 瘻 とし、 胆 管 については 拡<br />

張 があればno…stent、 拡 張 がなければ 不 完 全 内 瘻 としていた。 今 回 、<br />

我 々は 下 部 胆 管 癌 に 対 してPpPD-IIを 行 い 膵 管 ロストステントとした<br />

症 例 において 術 後 4 年 で、 肝 門 右 側 の 肝 膿 瘍 とその 膿 瘍 に 嵌 入 した 膵<br />

管 チューブが 確 認 された 症 例 を 経 験 したので 報 告 する。 症 例 は63 才<br />

男 性 で2006 年 5 月 に 下 部 胆 管 癌 、T2…N1…M0に 対 してPpPDを 行 い。 膵<br />

管 はロストステント、 胆 管 は 外 瘻 とした。 特 に 合 併 症 なく 経 過 し、 定<br />

期 的 に 外 来 フォローとしていた。 再 発 なく 経 過 良 好 であったが、フォ<br />

ローのCTでは 膵 管 チューブが 膵 空 腸 吻 合 部 に 留 まったままであった。<br />

術 後 4 年 1カ 月 の2010 年 6 月 に 発 熱 を 主 訴 に 来 院 。 胆 管 炎 、 肝 膿 瘍 など<br />

を 疑 いCTを 撮 影 したところ、 胆 管 空 腸 吻 合 部 に 接 する 肝 門 部 右 側 に<br />

周 辺 が 造 影 され、 肝 膿 瘍 と 思 われるLDAとそれに 嵌 入 する 膵 管 チュー<br />

ブが 確 認 された。 脱 落 膵 管 ステントが 胆 管 空 腸 吻 合 部 に 嵌 入 し、 物 理<br />

的 な 胆 管 壁 障 害 にておこった 生 じた 肝 膿 瘍 と 判 断 し、Single…balloon<br />

内 視 鏡 にてステントを 抜 去 した。 抜 去 後 は 速 やかに 発 熱 、 炎 症 反 応 、<br />

画 像 所 見 も 改 善 し、ステント 抜 去 後 3 日 目 に 退 院 となった。 現 在 、 胆<br />

管 癌 、 肝 膿 瘍 ともに 再 発 なく 外 来 フォロー 中 である。 我 々が 検 索 す<br />

る 限 り 同 様 の 合 併 症 は 報 告 されておらず、 膵 管 ロストステントによる<br />

稀 な 合 併 症 と 考 え 報 告 する。<br />

P92-1 膵 癌 に 対 する 術 前 化 学 放 射 線 治 療 の 導 入 と 臨 床 および<br />

組 織 学 的 効 果<br />

1<br />

国 立 病 院 機 構 災 害 医 療 センター 消 化 器 乳 腺 外 科 、 2 国 立 病 院 機 構<br />

災 害 医 療 センター 放 射 線 治 療 科<br />

○… 伊 藤 豊 1<br />

, 石 橋 雄 次 1<br />

, 大 森 敬 太 1<br />

, 真 崎 純 一 1<br />

, 石 黒 深 幸 1<br />

,<br />

渡 邊 善 史 1<br />

, 若 林 和 彦 1 2<br />

, 福 田 一 郎<br />

【 目 的 】 進 行 性 膵 癌 に 対 し 化 学 放 射 線 治 療 (CRT)を 導 入 したので、<br />

その 臨 床 効 果 と 組 織 学 的 効 果 について 検 討 する。【 対 象 】2010 年 、 当<br />

院 の 放 射 線 機 器 が 一 新 され、 放 射 線 治 療 医 の 着 任 を 機 に、 進 行 性 膵 癌<br />

に 対 し、 術 前 CRTを 導 入 した。 治 療 はS1を80mg/m2を3 週 間 投 与 、 同<br />

時 に3D-CRTによる50Gyを5 週 間 の 照 射 を 行 った。Helical…CTおよび<br />

PET-CT,…MRIの 評 価 を 行 い、 切 除 可 能 の 診 断 例 には 切 除 を 実 施 した。<br />

効 果 不 良 例 は2 次 化 学 療 法 を 実 施 した。【 成 績 】11 例 に 実 施 した。 占 居<br />

部 位 は 頭 部 6 例 、 体 部 4 例 、 尾 部 1 例 であった。 年 齢 は40~76 歳 、 平 均<br />

66 歳 であった。 治 療 前 の 画 像 診 断 では、いずも 局 所 進 行 し 門 脈 浸 潤 を<br />

認 めた 進 行 度 4aであった。11 例 のうち、1 例 が 消 化 器 症 状 が 強 く30Gy<br />

で 終 了 、S1 内 服 は3 週 間 治 療 で 終 了 、その 他 は 完 遂 した。 治 療 終 了 後<br />

の 画 像 評 価 では、 門 脈 浸 潤 の 改 善 1 例 、 肝 転 移 の1 例 を 確 認 。RECIST<br />

評 価 ではCR…0 例 、PR1 例 、SD…9 例 、PD…1 例 であった。 開 腹 手 術 は<br />

CRT 終 了 後 4~8 週 間 の 待 機 して 実 施 した。 上 腸 間 膜 静 脈 2 次 分 岐 浸 潤<br />

症 例 のSD…1 例 をのぞき9 例 は 開 腹 した。 開 腹 時 に5mmの 肝 転 移 が 確 認<br />

されたのは2 例 であった。 根 治 切 除 の7 例 はPD1 例 が2400gの 出 血 を 認<br />

めた 以 外 、800g 以 下 の 出 血 で 無 輸 血 で 実 施 できた。 肉 眼 的 に 門 脈 浸<br />

潤 ありと 診 断 し 門 脈 再 建 を5 例 に 行 った。ダウンステージは2 期 2 例 、3<br />

期 が2 例 に 確 認 できた。 切 除 標 本 から 得 られた 組 織 学 的 効 果 はgrade…0<br />

(1 例 )、1a(2 例 )、1b(1 例 )、2a(2 例 )、3(1 例 )であった。【 結 論 】S1 内<br />

服 の3D-CRTを 導 入 により、11 例 中 4 例 のダウンステージを 得 ること<br />

ができた。CRT 後 でも 出 血 を 増 加 することなく 切 除 が 可 能 であった。<br />

P92-2 動 脈 浸 潤 Borderlineresectable 膵 癌 に 対 する 術 前 治<br />

療 と 手 術 時 期 に 関 する 検 討<br />

千 葉 県 がんセンター 消 化 器 外 科<br />

○… 貝 沼 修 , 山 本 宏 , 趙 明 浩 , 太 田 拓 実 , 朴 成 進 ,<br />

有 光 秀 仁<br />

【 背 景 】Borderline…resectable(BR) 膵 癌 は 血 管 と 腫 瘍 の 関 係 から 定 義<br />

されるが、 門 脈 全 周 性 やDP-CAR 可 能 な 症 例 は 術 前 治 療 なしでも 切 除<br />

は 可 能 であるのに 対 し、SMAの 神 経 叢 やGDA 根 部 近 くに 浸 潤 してい<br />

る 症 例 では 術 前 治 療 によりDown-stageされないと 切 除 できない。し<br />

かし 術 前 治 療 後 のresectabilityの 可 否 については 明 確 な 基 準 がないの<br />

が 現 状 である。 今 回 われわれは 動 脈 浸 潤 を 伴 うBR 膵 癌 切 除 例 のCT 像<br />

と 切 除 標 本 の 病 理 所 見 を 対 比 し、 新 たな 知 見 を 得 たので 報 告 する。【 対<br />

象 と 方 法 】BR 膵 癌 を 次 のように 定 義 した。 遠 隔 転 移 がなく(1) 門 脈 全<br />

周 性 接 触 、 狭 窄 を 認 めるが 再 建 可 能 (2) 腹 腔 動 脈 、 総 肝 動 脈 浸 潤 を<br />

認 めるが、DP-CARにて 切 除 可 能 (3)SMAに180 度 以 下 で 小 範 囲 の<br />

接 触 。2006 年 以 降 の 膵 癌 切 除 141 例 でこの 定 義 にあてはまる 症 例 は20<br />

例 で、(1)8 例 (2)7 例 (3)5 例 である。この 内 術 前 に 化 学 療 法 または<br />

( 化 学 ) 放 射 線 療 法 を 施 行 した 症 例 は11 例 であり(BR-neo 群 ) 残 り9 例 は<br />

手 術 先 行 (BR-SF 群 )で 行 った。また 動 脈 浸 潤 を 伴 う(2)(3) 症 例 におい<br />

て 動 脈 と 腫 瘍 の 接 触 角 が1/2 周 以 上 をA、1/4 周 ~1/2 周 未 満 をB、1/4<br />

周 以 下 をCと 定 義 した。【 結 果 】 主 腫 瘍 の 大 きさはBR-neo 群 において<br />

平 均 35mmから25mmに 縮 小 した(p=0.0027).また 動 脈 との 関 係 では<br />

BR-neo 群 において 治 療 前 は(A/B/C=5/1/1)であったが、 治 療 後 は(A/<br />

B/C/=2/0/5)と 大 きくC 症 例 が 増 加 した。BR-SF 群 は 全 例 がAであった。<br />

最 終 的 にAと 判 定 した 症 例 7 例 では 動 脈 もしくは 同 部 位 の 神 経 叢 に 浸<br />

潤 が 全 例 で 認 められたのに 対 し、Cと 判 定 した6 例 で 軽 度 な 神 経 叢 浸<br />

潤 を1 例 に 認 めるのみであった。BR-neoでは7 例 全 例 がR0であったの<br />

に 対 し、BR-SFではR0/R1/R2が3/1/1であった。2 年 生 存 率 はBR-neo…<br />

60%,…BR-SF…17%…とBR-neoで 良 好 な 傾 向 にあった。【 結 語 】 動 脈 浸 潤<br />

を 疑 うBR 膵 癌 では 術 前 治 療 を 行 い、 血 管 との 接 触 が1/4 以 下 になれば<br />

切 除 可 能 と 判 断 されると 考 えられた。<br />

-504-

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!