23.01.2015 Views

タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

SHOW MORE
SHOW LESS
  • No tags were found...

You also want an ePaper? Increase the reach of your titles

YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.

P76-1 肝 細 胞 癌 切 除 後 の 全 生 存 率 、 無 再 発 生 存 率 、2 年 以 内 再<br />

発 率 の 危 険 因 子 は<br />

鳥 取 市 立 病 院 外 科<br />

○… 大 石 正 博 , 瀬 下 賢 , 加 藤 大 , 水 野 憲 治<br />

背 景 ) 肝 細 胞 癌 切 除 後 の 予 後 因 子 を 検 討 することは、 再 発 肝 癌 に 対 す<br />

る 治 療 選 択 の 指 標 となる。( 対 象 )1994 年 から2011 年 5 月 までに、 当 院 で<br />

行 われた 肝 細 胞 癌 切 除 症 例 129 例 を 対 象 とした。( 方 法 )75 歳 以 上 、 男 性 、<br />

HBs 陽 性 、HCV 陽 性 、ICGR15>15%、AFP>30、2cm 以 上 、5cm 以 上 、<br />

多 発 、 被 膜 なし、 脈 管 浸 潤 陽 性 、stage…III、IV、 非 解 剖 学 的 切 除 の 項<br />

目 を 危 険 因 子 とし、 以 下 の 検 討 を 行 った。1)… 全 生 存 率 単 変 量 解 析 は、<br />

Kaplan…Meier 法 でLog-Rank…testを 行 い、 多 変 量 解 析 はCox’s…<br />

proportional…hazards…modelで 行 った。2)… 無 再 発 生 存 率 全 生 存 率 と 同<br />

じ 解 析 。3)…2 年 以 内 再 発 率 2 年 以 内 再 発 例 (55 例 )と 無 再 発 例 (44 例 )の<br />

間 で、 単 変 量 解 析 と し てchi-square…testを 行 い、 多 変 量 解 析 は<br />

Multiple…logistic…regression…analysisで 行 った。( 結 果 )1)… 単 変 量 解 析 で<br />

は、 脈 管 浸 潤 陽 性 、HCV 陽 性 、stage…III、IVが 有 意 な 危 険 因 子 となっ<br />

たが、 多 変 量 解 析 では 脈 管 浸 潤 陽 性 (hazard…rate…4.60,…p=.000)、HCV<br />

陽 性 (hazard…rate…2.95,…p=.001)のみが、 危 険 因 子 なった。2)… 単 変 量<br />

解 析 では、 脈 管 浸 潤 陽 性 、stage…III、IV、5cm 以 上 が 有 意 な 危 険 因 子<br />

となったが、 多 変 量 解 析 では 脈 管 浸 潤 陽 性 (hazard…rate…2.50,…p=.001)、<br />

HCV 陽 性 (hazard…rate…1.70,…p=.025)、5cm 以 上 (hazard…rate…1.32,…<br />

p=.032)が、 危 険 因 子 となった。3)… 単 変 量 解 析 では、 脈 管 浸 潤 陽 性 、<br />

stage…III、IV、AFP>30、5cm 以 上 、 多 発 が 有 意 な 危 険 因 子 となった<br />

が、 多 変 量 解 析 では 脈 管 浸 潤 陽 性 (Odds…rate…5.65,…p=.000)のみが 危 険<br />

因 子 なった。( 結 語 ) 脈 管 侵 襲 陽 性 が、 術 後 の 全 期 間 (2 年 以 内 再 発 率 、<br />

無 再 発 生 存 率 、 全 生 存 率 )を 通 して、 有 意 な 危 険 因 子 となった。<br />

P76-2 当 院 における 肝 細 胞 癌 手 術 症 例 の 検 討<br />

住 友 別 子 病 院<br />

○… 小 林 一 泰<br />

平 成 17 年 4 月 から 平 成 23 年 3 月 にかけて 当 院 にて 手 術 したHCCは、41<br />

例 であり。 男 性 29 例 、 女 性 12 例 、 平 均 年 齢 69 歳 であった。 術 式 は、<br />

Hr0:21 例 、Hrs=3 例 、Hr1:7 例 、Hr2:10 例 であった。B 型 肝 炎 :8 例 、<br />

C 型 肝 炎 :20 例 、B+C 肝 炎 :1 例 、nonBnonC:12 例 。 全 体 の5 年 生 存<br />

率 は、40%であった。 大 きさ2cm 以 下 :41.6%、2~5cm:44%、5cm<br />

以 上 :21%で 有 意 差 は、みられなかった。 脈 管 浸 潤 の 有 無 でみてみる<br />

と 無 :50%、 有 :23%で 有 意 差 はみられなかったが、p=0.067で 脈<br />

管 浸 潤 の 無 い 方 が 予 後 が 良 い 傾 向 がみられた。 切 除 断 端 陽 性 は5 例 あり、<br />

2 例 は 前 治 療 歴 があり、2 例 は 肝 予 備 能 から 系 統 切 除 ができなかったも<br />

のであった。AFP200 未 満 、200 以 上 でみるとAFP200 未 満 :47%、<br />

AFP200 以 上 :29%でp=0.088でAFP200 未 満 の 症 例 の 方 が 予 後 が 良 い<br />

傾 向 がみられた。PIVKAII…100 未 満 :53%、100 以 上 :39%で 有 意 差<br />

はみられなかった。 合 併 症 は、 膵 炎 6 例 、 胸 水 3 例 、 腹 水 3 例 、 門 脈 血<br />

栓 1 例 、 横 膜 下 膿 瘍 1 例 、drain 感 染 1 例 、ARDS1 例 、 脳 梗 塞 1 例 、 胃<br />

十 二 指 腸 潰 瘍 2 例 、 腎 不 全 1 例 であった。 在 院 死 はみられなかった。1<br />

年 以 内 の 死 亡 例 は3 例 で、 多 発 症 例 、リンパ 節 転 移 のあった 症 例 、 肝<br />

内 転 移 のある 症 例 であった。 腫 瘍 径 5cm 以 上 の 症 例 、 脈 管 浸 潤 のある<br />

症 例 、AFP>200の 症 例 に 対 して 術 後 補 助 療 法 を 検 討 していく 必 要 が<br />

あると 思 われた。<br />

<br />

<br />

<br />

<br />

P76-3 肝 切 除 術 後 CRPピーク 値 による 肝 細 胞 癌 の 予 後 予 測<br />

1<br />

東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 肝 胆 膵 外 科 、 2 東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 外 科 学 講<br />

座<br />

○… 柴 浩 明 1<br />

, 古 川 賢 英 1<br />

, 藤 原 佑 樹 1<br />

, 伊 藤 隆 介 1<br />

, 二 川 康 郎 1<br />

,<br />

後 町 武 志 1<br />

, 鈴 木 文 武 1<br />

, 北 村 博 顕 1<br />

, 春 木 孝 一 郎 1<br />

,<br />

岩 瀬 亮 太 1<br />

, 脇 山 茂 樹 1<br />

, 石 田 祐 一 1<br />

, 三 澤 健 之 1<br />

,<br />

2<br />

矢 永 勝 彦<br />

( 目 的 ) 肝 細 胞 癌 に 対 する 肝 切 除 術 は 最 も 有 効 な 治 療 法 のひとつである<br />

が、 手 術 手 技 、 器 具 が 発 達 した 今 日 においても 未 だ 再 発 が 多 く、 予 後<br />

予 測 因 子 についての 検 討 が 必 要 である。 近 年 の 報 告 より、 肝 細 胞 癌 の<br />

再 発 、 予 後 には 周 術 期 の 炎 症 性 変 化 が 関 与 していることが 推 測 される<br />

ため、 術 後 CRP 値 と 予 後 について 解 析 した。( 対 象 と 方 法 )2001 年 1 月 か<br />

ら2008 年 12 月 までに 当 科 で 施 行 された 肝 細 胞 癌 に 対 する 肝 切 除 102 例<br />

中 、 他 臓 器 癌 の 合 併 切 除 、MCT、RFA 等 局 所 療 法 の 付 加 がなく、か<br />

つデータ 解 析 、 術 後 経 過 が 追 跡 可 能 であった73 例 を 対 象 とし、 年 齢 、<br />

性 別 、 肝 炎 ウイルス、ICGR15、GPS、 術 式 、 手 術 時 間 、 出 血 量 、 背<br />

景 肝 、T 因 子 、SSI、 肺 合 併 症 、 胆 汁 漏 、 術 後 CRPピーク 値 と 無 再 発<br />

生 存 、 生 存 期 間 の 関 係 について 解 析 した。( 結 果 ) 多 変 量 解 析 で、 無 再<br />

発 生 存 では 肺 合 併 症 あり(p=0.0183)、T3またはT4(p=0.0022)が、 生<br />

存 期 間 では 女 性 (p=0.0141)、ICGR15 高 値 (p=0.0093)、 肺 合 併 症 あり<br />

(p=0.0411)、T3またはT4(p=0.0012)、 術 後 CRPピーク 高 値 (p=0.0131)<br />

が 独 立 した 予 後 悪 化 因 子 であった。 術 後 CRPピーク 値 の 検 討 では、 高<br />

値 群 で 出 血 量 (p=0.0088)、RC 輸 血 量 (p=0.0073)、 肺 合 併 症 (p=0.0243)<br />

が 多 かった。( 考 察 ) 術 後 CRPピーク 高 値 は 有 意 な 予 後 不 良 因 子 であっ<br />

た。 術 後 炎 症 を 軽 減 させる 手 術 、 周 術 期 管 理 を 心 がけることにより 予<br />

後 を 改 善 できる 可 能 性 がある。<br />

P76-4 肝 細 胞 癌 患 者 における 術 後 早 期 肝 不 全 と 再 発 に 関 する<br />

検 討<br />

京 都 大 学 肝 胆 膵 ・ 移 植 外 科<br />

○… 井 口 公 太 , 波 多 野 悦 朗 , 山 中 健 也 , 中 村 公 治 郎 ,<br />

成 田 匡 大 , 長 田 博 光 , 石 井 隆 道 , 田 浦 康 二 朗 ,<br />

上 本 伸 二<br />

【はじめに】 術 前 肝 機 能 や 肝 切 除 量 が 術 後 肝 不 全 に 影 響 することは 明<br />

らかである。 一 方 、 肝 細 胞 癌 …(HCC)…における 術 後 肝 不 全 の 再 発 への<br />

影 響 は 明 らかではない。International…Study…Group…of…Liver…Surgery<br />

は 術 後 肝 不 全 を「 術 後 5 日 目 以 降 の 総 ビリルビン 上 昇 ・プロトロンビ<br />

ン 時 間 延 長 」と 定 義 づけた…(Surgery,…2011)。 本 定 義 にて 術 後 5 日 から<br />

10 日 までの 肝 不 全 を 術 後 早 期 肝 不 全 …(ELF)…とし、ELFとHCC 術 後 再<br />

発 との 関 連 を 検 討 した。【 方 法 】2006 年 より2010 年 までのHCC 肝 切 除<br />

症 例 の 内 、 在 院 死 症 例 を 除 いた287 例 を 対 象 とした 後 向 きコホート 研<br />

究 を 行 った。Child-Pugh(CP) 分 類 、ICG15R、 血 小 板 数 、 腫 瘍 マーカー、<br />

術 式 、 出 血 量 を 術 前 ・ 術 中 因 子 とし、ELF、 分 化 度 、ステージ、 根 治<br />

度 、 肝 線 維 化 を 術 後 因 子 として 抽 出 し、 術 後 因 子 における 無 再 発 生 存<br />

期 間 …(DFS)…との 関 連 を 検 討 した。【 結 果 】ELF/ 非 ELF 群 :…89/198 例<br />

であった。DFS 中 央 値 はELF/ 非 ELF 群 :…325/564 日 (P=0.0018)、ハザー<br />

ド 比 (HR):…1.61…(95%CI:…1.17-2.20)で、ELF 群 が 早 期 に 再 発 した。 術<br />

後 因 子 における 多 変 量 解 析 ではELFとステージが 有 意 にDFSに 関 連<br />

し、…ELFはHR:1.59…(95%CI:…1.15-2.17,…P=0.0052)であった。ELF/<br />

非 ELF 群 に 群 間 差 を 認 めたため、 術 前 ・ 術 中 因 子 の 影 響 を 考 慮 して、<br />

DFSに 関 連 が 認 められなかったCP 分 類 とICG15Rを 除 く 因 子 を 追 加 し<br />

た 多 変 量 解 析 を 行 っ た。ELFは、HR:1.44…(95%CI:…1.01-2.03,…<br />

P=0.041)であり、ステージに 続 く 独 立 した 術 後 再 発 予 測 因 子 であった。<br />

【 結 論 】 肝 細 胞 癌 における 肝 切 除 術 後 早 期 の 肝 不 全 症 例 は、 術 後 再 発<br />

と 有 意 に 関 連 する。 術 後 再 発 予 防 のためにも、 術 後 早 期 肝 不 全 の 制 御<br />

は 重 要 な 課 題 である。<br />

-465-

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!