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タイムテーブル 第 1 日目 5 月30日(水) - 株式会社コングレ

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P55-4 肝 門 部 胆 管 癌 に 対 するグリソン 鞘 アプローチを 用 いた<br />

門 脈 ・ 肝 動 脈 合 併 切 除 を 伴 う 肝 切 除 術<br />

1<br />

藤 田 保 健 衛 生 大 学 肝 脾 外 科 、 2 藤 田 保 健 衛 生 大 学 胆 膵 外 科<br />

○… 加 藤 悠 太 郎 1<br />

, 所 隆 昌 1<br />

, 棚 橋 義 直 1<br />

, 吉 田 淳 一 1<br />

,<br />

古 田 晋 平 1<br />

, 香 川 幹 1<br />

, 竹 浦 千 夏 1<br />

, 杉 岡 篤 1<br />

, 伊 東 昌 広 2<br />

,<br />

浅 野 之 夫 2<br />

, 堀 口 明 彦 2 2<br />

, 宮 川 秀 一<br />

【 緒 言 】 肝 門 部 胆 管 癌 はplate…systemを 含 むグリソン 鞘 の 癌 であり,<br />

切 除 の 安 全 性 と 根 治 性 を 高 めるためには,グリソン 鞘 アプローチによ<br />

り,plate…systemのen…bloc 切 除 と 癌 占 拠 部 位 の 遠 隔 から 近 傍 に 向 かう<br />

合 理 的 な 郭 清 操 作 が 有 用 である. 当 科 では、 門 脈 ・ 肝 動 脈 合 併 切 除 を<br />

伴 う 切 除 では 癌 と 浸 潤 脈 管 をen…blocに 切 除 するため、 膵 側 郭 清 操 作<br />

は 癌 占 拠 部 位 より 可 及 的 中 枢 で 中 断 し、 肝 側 郭 清 操 作 として、 全 ての<br />

操 作 に 先 行 して 癌 浸 潤 のない 末 梢 グリソンを 確 保 し、その 中 で 門 脈 、<br />

肝 動 脈 、 胆 管 および 周 囲 結 合 織 を 分 離 ・ 確 保 した 後 に 肝 切 離 を 行 って<br />

いる。【 術 式 】 肝 ( 拡 大 ) 右 葉 + 尾 状 葉 全 切 除 術 。 肝 十 二 指 腸 間 膜 の 郭<br />

清 は 動 門 脈 左 右 分 岐 部 を 露 出 せず 本 幹 レベルまでとする。 肝 側 の 郭 清<br />

は、アランチウス 板 の 確 保 の 後 、 癌 浸 潤 のないUPのグリソン 起 始 部<br />

右 縁 からアランチウス 板 尾 側 端 の 腹 側 で 左 枝 グリソンを 確 保 する.こ<br />

のグリソン 内 で 動 門 脈 を 確 保 し、 引 き 算 方 式 に 胆 管 および 周 囲 結 合 織<br />

を 確 保 する。アランチウス 板 頭 側 端 で 左 中 肝 静 脈 共 通 幹 を 確 保 し、 左<br />

枝 グリソンに 向 かって 頭 側 より 肝 切 離 を 進 め,アランチウス 板 腹 側 に<br />

達 する.アランチウス 板 を 頭 側 端 で 切 断 して 左 尾 状 葉 とアランチウス<br />

板 を 肝 切 離 面 へ 引 き 出 して 肝 切 離 終 了 後 、 予 め 確 保 した 胆 管 と 結 合 織 、<br />

末 梢 および 中 枢 の 門 脈 、 肝 動 脈 を 切 離 してen…bloc 切 除 が 完 了 し、 血<br />

管 再 建 に 移 る。 肝 左 三 区 域 + 尾 状 葉 全 切 除 。Calotの 三 角 を 破 壊 する<br />

ことなく, 癌 浸 潤 のない 部 位 で 後 区 域 グリソンを 確 保 し、 同 グリソン<br />

内 で 門 脈 、 肝 動 脈 およびそれ 以 外 の 胆 管 を 含 む 結 合 織 を 可 及 的 末 梢 部<br />

で 確 保 する.この 後 は 肝 門 部 に 一 切 触 れずに、 左 尾 状 葉 の 脱 転 、 左 中<br />

肝 静 脈 共 通 幹 確 保 の 後 に、 後 区 域 グリソン 切 離 予 定 部 位 に 向 かって 肝<br />

切 離 を 右 肝 静 脈 根 部 よりこれに 沿 って 頭 側 から 行 う。 肝 切 離 終 了 後 、<br />

左 中 肝 静 脈 共 通 幹 、 後 区 域 胆 管 ・ 周 囲 結 合 織 、 末 梢 と 中 枢 で 確 保 され<br />

た 門 脈 ・ 肝 動 脈 の 順 に 切 離 して 血 管 を 含 めたen…bloc 切 除 が 終 了 し、<br />

血 管 再 建 に 移 る。【 結 語 】グリソン 鞘 アプローチを 利 用 することで 動<br />

門 脈 合 併 切 除 を 伴 う 肝 門 部 胆 管 癌 切 除 がより 安 全 かつ 根 治 的 となると<br />

考 えられる。<br />

P55-5 当 科 における 門 脈 塞 栓 術 症 例 の 検 討<br />

山 口 大 学<br />

○… 前 田 祥 成 , 爲 佐 卓 夫 , 坂 本 和 彦 , 橋 本 憲 輝 , 徳 光 幸 生 ,<br />

新 藤 芳 太 郎 , 飯 田 通 久 , 鈴 木 伸 明 , 上 野 富 雄 ,<br />

岡 正 朗<br />

【 緒 言 】 大 量 肝 切 除 において 耐 術 不 能 または 境 界 症 例 と 判 断 した 症 例<br />

に 対 し、 門 脈 塞 栓 術 (PVE)を 施 行 している。また、PVE 後 に 画 像 に<br />

よる 残 肝 容 積 による 評 価 だけでなく、アシアロシンチを 用 いた 残 肝 機<br />

能 による 評 価 も 施 行 している。 今 回 PVE 症 例 をretrospectiveに 検 討 し<br />

た。【 対 象 ・ 方 法 】2006 年 ~2011 年 のPVE28 例 を 対 象 とした。 肝 切 除<br />

の 適 応 はICG15 分 値 15% 以 下 、 残 肝 容 積 または 残 肝 機 能 40% 以 上 とし、<br />

それを 逸 脱 もしくは 境 界 症 例 にPVEを 施 行 した。 値 は 平 均 値 ( 最 小 - 最<br />

大 )を 使 用 した。【 結 果 】 予 定 した 術 式 は 右 葉 切 除 ( 拡 大 含 む)21 例 、 右<br />

3 区 域 切 除 3 例 、その 他 4 例 であった。 男 女 比 は19:9、 平 均 年 齢 は65.4<br />

歳 であった。ICG15 分 値 の 平 均 は 塞 栓 前 12.5%、 後 13.5%、アシアロシ<br />

ンチによるICG 換 算 値 は 塞 栓 前 14.0%、 後 14.8%で、 実 測 ICGとアシア<br />

ロ 換 算 ICGに 差 はなく、 塞 栓 前 後 での 肝 機 能 に 差 は 認 めなかった。<br />

CTによる 残 肝 ボリューム 評 価 は 塞 栓 前 37.8%、 後 48.1%で10.3% 増 大 …<br />

(p=0.01)、アシアロシンチによる 残 肝 機 能 は 塞 栓 前 37.8%、 後 54.0%で<br />

16.2% 増 大 …(p5.0U/ml(p=0.011)、 術<br />

後 CA19-9>37U/ml(p=0.022)。 多 変 量 解 析 : 男 性 (p=0.037,…HR=3.3…<br />

95%CI…1.1-17.4)、 分 化 度 mod/por(p=0.024,…HR=2.4…95%CI…1.1-5.4)、<br />

R1(p=0.047,…HR=2.7…95%CI…1.0-6.7)、 術 後 CA19-9>37U/ml(p=0.039,…<br />

HR…3.5…95%CI…1.1-10.0)。<br />

【 結 語 】RFS 独 立 危 険 因 子 として 分 化 度 mod/por、OS 独 立 危 険 因 子<br />

として 男 性 ・ 分 化 度 mod/por・R1・ 術 後 CA19-9>37U/mlが 抽 出 された。<br />

既 存 の 報 告 と 比 べてN,…Pancが 予 後 因 子 とならなかった。<br />

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