ã¿ã¤ã ãã¼ã㫠第 1 æ¥ç® 5 æ30æ¥ï¼æ°´ï¼ - æ ªå¼ä¼ç¤¾ã³ã³ã°ã¬
ã¿ã¤ã ãã¼ã㫠第 1 æ¥ç® 5 æ30æ¥ï¼æ°´ï¼ - æ ªå¼ä¼ç¤¾ã³ã³ã°ã¬
ã¿ã¤ã ãã¼ã㫠第 1 æ¥ç® 5 æ30æ¥ï¼æ°´ï¼ - æ ªå¼ä¼ç¤¾ã³ã³ã°ã¬
- No tags were found...
Create successful ePaper yourself
Turn your PDF publications into a flip-book with our unique Google optimized e-Paper software.
MSY8-6<br />
当 院 における 尾 側 膵 切 除 術 からみた 最 適 なデバイス<br />
選 択<br />
北 海 道 消 化 器 科 病 院 外 科<br />
○… 岡 村 圭 祐 , 森 田 高 行 , 藤 田 美 芳 , 市 村 龍 之 助 ,<br />
中 山 智 英<br />
【はじめに】 手 術 機 器 の 進 歩 は, 尾 側 膵 切 除 術 (DP)におけるデバイ<br />
ス 選 択 の 幅 を 広 げている.【 目 的 】 当 院 におけるDP 症 例 からより 安 全<br />
な 切 離 方 法 を 検 討 した.【 対 象 】2004 年 11 月 から2011 年 11 月 までの8 年<br />
間 に 膵 疾 患 に 対 しDPを 行 った44 例 . 開 腹 手 術 37 例 , 腹 腔 鏡 ( 補 助 ) 下<br />
手 術 7 例 . 男 : 女 =22:22. 平 均 年 齢 67.1 歳 (39-83 歳 ). 疾 患 の 内 訳 は,<br />
膵 癌 27 例 ,IPMN8 例 ,MCN4 例 ,その 他 5 例 .【 切 離 方 法 】メスによ<br />
る 切 離 :5 例 , 組 織 補 強 材 を 巻 いた 後 に2 列 自 動 縫 合 器 使 用 :5 例 ,<br />
Echelon:10 例 (ゴールド:8 例 ,グリーン:2 例 ),エンドGIA:20 例 (ブ<br />
ルー2 例 ,グリーン17 例 ,ブラック1 例 ),エンドGIA… デュエット<br />
TRS:4 例 . 腹 腔 鏡 補 助 下 手 術 では 上 腹 部 に 置 いた 小 開 腹 創 より 膵 臓<br />
を 切 離 した.【 方 法 】 術 後 膵 液 漏 (POPF)は 術 後 4 日 目 のドレーン 排 液<br />
アミラーゼを 測 定 しISGPFの 基 準 によって 判 定 することを 基 本 とした.<br />
その 後 もドレーンが 留 置 されていれば, 適 宜 測 定 し, 統 計 学 的 検 討 を<br />
行 った.【 結 果 】POPFを 認 めなかったのは14 例 ,grade…A…17 例 ,<br />
grade…B…11 例 ,grade…C…2 例 であった. 臨 床 的 に 問 題 となるgrade…B+…<br />
Cは13 例 (29.5%)で あ っ た.2 列 自 動 縫 合 器 を 用 い た5 例 中 ,4 例 に<br />
grade…B+Cを 認 めた. 閉 鎖 前 のステープル 足 長 の 十 分 あるゴールド,<br />
ブルー,ブラックカートリッジを 用 いた32 例 について,Echelon:…10 例 ,<br />
エンドGIA:18 例 ,エンドGIA…デュエットTRS:4 例 で 比 較 検 討 すると,<br />
‘POPFなし/POPFあり’は3/7,4/14,3/1であり,エンドGIA…デュエッ<br />
トTRSはエンドGIAと 比 較 して 有 意 にPOPFの 発 生 が 低 かった<br />
(p=0.04).この 二 群 間 では 膵 臓 の 厚 さに 差 はなかった.エンドGIA…<br />
デュエットTRS:4 例 の 内 ,POPFの1 例 はgrade…Aであった.【まとめ】<br />
エンドGIAを 用 いたDPでは, 組 織 補 強 材 を 持 つデュエットTRSの 方 が,<br />
POPFを 減 らす 可 能 性 が 示 唆 された.<br />
MSY8-7<br />
自 動 縫 合 器 を 用 いた 当 科 での 膵 体 尾 部 切 除 術 におけ<br />
る 検 討 と 手 術 手 技<br />
北 里 大 学 医 学 部 外 科<br />
○… 田 島 弘 , 隈 元 雄 介 , 藁 谷 美 奈 , 中 村 和 徳 , 河 又 寛 ,<br />
鎌 田 弘 樹 , 片 桐 寛 之 , 石 井 健 一 郎 , 渡 邊 昌 彦<br />
【 目 的 】 膵 体 尾 部 切 除 術 (DP) 後 の 膵 液 瘻 は 未 だ 高 率 で、 安 全 で 確 実<br />
な 膵 断 端 の 閉 鎖 は 重 要 課 題 である。 現 在 さまざまな 工 夫 をしているが、<br />
一 定 の 見 解 はない。 当 科 では、2006 年 4 月 より 開 腹 ・ 腹 腔 鏡 いずれの<br />
アプローチにおいても 膵 切 離 に 自 動 縫 合 器 を 使 用 し、 切 離 を 行 ってい<br />
る。【 方 法 】2006 年 4 月 から2011 年 12 月 までの 連 続 した 膵 体 尾 部 切 除 症<br />
例 に 対 して、 自 動 縫 合 器 による 膵 切 離 を 施 行 した38 例 で、 膵 液 瘻 発 生<br />
に 影 響 を 与 える 因 子 として、 切 離 部 の 膵 の 厚 さ、 術 前 PFD 値 、 切 離<br />
部 位 を 検 討 した。【 手 術 手 技 】 自 動 縫 合 器 はEchelon60TMを 用 い、10<br />
分 かけ、 緩 徐 に 圧 迫 ・ 菲 薄 化 させた 後 に 緩 やかに 切 離 を 施 行 した。【 結<br />
果 】ISGPF 分 類 での 膵 液 瘻 は、 膵 液 瘻 (-)11 例 (28.9%)、GradeA20 例<br />
(52.6%)、GradeB7 例 (18.4%)、GradeC0 例 (0%)であった。 当 院 での<br />
主 膵 管 結 紮 などの 従 来 法 と 比 べ 有 意 差 は 認 めなかった。 膵 液 瘻 に 影 響<br />
を 与 える 因 子 として、 術 前 PFD 値 や、 切 離 部 位 (SMVレベルでの 切 除<br />
群 とそれより 尾 側 での 切 除 群 )では 有 意 差 は 認 めなかった。 術 前 CTに<br />
より 計 測 した 切 離 部 の 膵 の 厚 さは、 膵 液 漏 (+)の 膵 の 厚 さは21mmで<br />
膵 液 漏 (-)より 有 意 に 高 値 であった。 現 在 当 院 では、ステープルサイ<br />
ズの 高 い、エンドGIATMトライステープルTM60ブラックを 用 い 緩<br />
徐 圧 迫 による 膵 切 除 を 行 っている。 現 在 5 例 の 症 例 で 施 行 し、 膵 液 瘻<br />
ISGPF 分 類 のgradeB+Cは 認 めていない。【 結 語 】 自 動 縫 合 器 での 膵<br />
切 離 では、 膵 の 厚 みが 膵 液 瘻 に 影 響 を 与 えている。 膵 の 厚 さがあるも<br />
のに 対 しての 手 術 手 技 の 検 討 が 必 要 であり、 今 後 も 症 例 を 重 ね 検 討 が<br />
必 要 である。<br />
MSY8-8<br />
尾 側 膵 切 除 術 における 膵 切 離 法 の 検 討<br />
大 阪 市 立 大 学 大 学 院 腫 瘍 外 科<br />
○… 天 野 良 亮 , 山 田 靖 哉 , 木 村 健 二 郎 , 村 田 哲 洋 , 永 原 央 ,<br />
大 平 雅 一 , 石 川 哲 郎 , 平 川 弘 聖<br />
【 目 的 】 尾 側 膵 切 除 後 の 膵 液 漏 出 は 頻 度 が 高 く 管 理 が 困 難 な 合 併 症 で<br />
ある。 一 方 肝 胆 膵 領 域 において 鏡 視 下 手 術 の 導 入 が 拡 大 していくと 考<br />
えられ、 腹 腔 鏡 下 尾 側 膵 切 除 の 導 入 にあたっては 安 全 な 膵 切 離 法 が<br />
key…pointになると 思 われる。 当 科 では2010 年 1 月 より 膵 切 離 のデバイ<br />
スとしてデュエットTRS …TM… を 用 いている。 今 回 その 治 療 成 績 ・ 安 全<br />
性 を 検 討 し、その 手 技 を 提 示 する。【 対 象 ・ 方 法 】2006 年 1 月 ~2011 年<br />
10 月 までに 当 科 で 施 行 した 尾 側 膵 切 除 症 例 66 例 を 対 象 とした。 膵 切 離<br />
法 によってコントロール(C) 群 (メスor 電 気 メス 切 除 :36 例 )、デュエッ<br />
ト(D) 群 (30 例 )とし、 術 後 膵 液 瘻 について 比 較 検 討 した。【 結 果 】 術<br />
後 5 日 目 ドレーンアミラーゼ 値 ( 中 央 値 )はC 群 :413.5IU/L、D 群 :<br />
195.5…IU/L(p=0.122)であった。ドレーン 留 置 期 間 中 央 値 はC 群 :13 日 、<br />
D 群 :6 日 (P=0.007)、ISGPF 分 類 による 膵 液 瘻 の 発 生 はC 群 ではA:8<br />
例 B:12 例 C:0 例 、D 群 ではGrade…A:3 例 B:5 例 C:0 例 であっ<br />
た。Grade…Bの 因 子 は、D 群 の1 例 が 遅 発 性 膵 液 瘻 であり、 他 の 全 例 が<br />
長 期 ドレーン 留 置 期 間 であった。Grade…Bの 発 生 率 はC 群 33.3%、D 群<br />
16.7%であり(p=0.051)、D 群 がC 群 と 比 較 して 膵 液 瘻 の 発 生 率 が 低 い<br />
傾 向 があり、ドレーン 留 置 期 間 が 有 意 に 短 かった。 膵 硬 化 度 別 膵 液 瘻<br />
発 生 率 (Grade…A/B)を 検 討 したところ、 正 常 膵 症 例 (48 例 )でD 群 が 有<br />
意 に 低 率 で あ っ た(C 群 :15/25 例 、60 %…vs…D 群 :6/23 例 、<br />
26.1% p=0.018)。【 考 察 】デュエットTRS …TM… での 膵 切 離 は 合 成 吸 収<br />
性 補 強 フィルムであるバイオシンTMシートにより 膵 切 離 断 端 を 全 周<br />
性 に 被 覆 し 補 強 可 能 である。 同 時 に 面 で 膵 を 圧 縮 できることから 他 の<br />
自 動 縫 合 器 よりも 膵 挫 滅 ・ 損 傷 が 少 なく 主 膵 管 を 確 実 に 閉 鎖 できる 可<br />
能 性 が 高 いため 膵 液 瘻 の 発 生 が 低 くなると 考 えられた。【 結 語 】 腹 腔<br />
鏡 下 尾 側 膵 切 除 術 普 及 においては 膵 切 離 法 が 重 要 な 課 題 である。デュ<br />
エットTRS …TM… による 尾 側 膵 切 除 は 安 全 で 有 効 な 手 技 になりえること<br />
が 示 唆 された。<br />
MSY8-9<br />
術 後 膵 液 瘻 発 生 率 から 見 た 自 動 縫 合 器 による 膵 断 端<br />
処 理 法 の 検 討<br />
東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 外 科<br />
○… 三 澤 健 之 , 北 村 博 顕 , 古 川 賢 英 , 伊 藤 隆 介 , 柴 浩 明 ,<br />
二 川 康 郎 , 脇 山 茂 樹 , 石 田 祐 一 , 矢 永 勝 彦<br />
【 目 的 】 当 科 では 膵 液 瘻 発 生 を 最 小 限 にするために、 尾 側 膵 切 除 にお<br />
ける 膵 断 端 処 理 に 自 動 縫 合 器 を 多 用 しているので、その 臨 床 成 績 を 報<br />
告 する。【 対 象 ・ 方 法 】2004 年 以 降 、 当 科 で 施 行 した 尾 側 膵 切 除 術 は<br />
81 例 ( 年 齢 57±17 歳 、 男 49、 女 32)で、 対 象 疾 患 は 浸 潤 性 膵 管 癌 25、 膵<br />
管 内 乳 頭 粘 液 性 腫 瘍 12、 内 分 泌 腫 瘍 9、 粘 液 性 嚢 胞 腫 瘍 8、 漿 液 性 嚢 胞<br />
腫 瘍 7、 脾 疾 患 6、 胃 悪 性 腫 瘍 の 膵 浸 潤 6、 単 純 性 膵 嚢 胞 2、Solid…and…<br />
pseudopapillary…tumor…2、 転 移 性 膵 癌 2、その 他 2 例 。67 例 は 自 動 縫 合<br />
器 で、 残 り14 例 はマニュアル( 主 膵 管 結 紮 + 膵 断 端 縫 合 閉 鎖 )で 膵 断 端<br />
を 処 理 した。また、32 例 は 腹 腔 鏡 下 に、49 例 は 開 腹 下 に 手 術 を 施 行 し<br />
た。 使 用 した 自 動 縫 合 器 はSGIA(4.8mm、 片 側 6 列 のステイプルライン)<br />
43 例 、GIA(4.8mm、 片 側 3 列 )13 例 、デュエット(4.8mm、 片 側 3 列 )6 例 、<br />
TA(4.8mm、 片 側 2 列 )5 例 …。【 結 果 】 臨 床 的 膵 液 瘻 (POPF)を 計 13 例<br />
(16%)に 認 めた(grade…B:11、C:2)が、いずれも 適 切 な 治 療 により<br />
治 癒 ・ 退 院 した。 他 に 膵 断 端 処 理 に 関 係 する 合 併 症 は 無 かった。 統 計<br />
学 的 検 討 では 年 齢 、 性 別 、リンパ 節 郭 清 の 有 無 はPOPF 発 生 と 関 連 は<br />
無 かったが、 鏡 視 下 手 術 (p=0.010)、 脾 温 存 (p=0.035)、 自 動 縫 合 器 使<br />
用 (p=0.028)、 膵 頭 ・ 体 部 境 界 より 末 梢 側 での 切 除 例 (p=0.030)におい<br />
て 膵 液 瘻 発 生 率 が 有 意 に 少 ないことが 判 明 した。 一 方 、 使 用 した 自 動<br />
縫 合 器 の 種 類 ではSGIAのみがマニュアルに 比 較 して 有 意 に 膵 液 瘻 発<br />
生 率 が 低 かった(p=0.049)【 結 語 】 自 動 縫 合 器 を 用 いた 膵 実 質 切 離 法 は<br />
簡 便 かつ 安 全 性 が 高 く、 特 に 鏡 視 下 でのSGIAは 膵 液 瘻 の 発 生 率 が 低<br />
いと 考 えられた。<br />
-266-